皆さま、おはようございます!
JR北海道は6月、平成30年度までに
留萌本線の留萌駅-増毛駅間を廃止したい旨を公表しました。
この時はまだ、具体的な廃止時期については公言してませんでしたが、
その後の話によれば、
来年秋までに廃止する方向で調整されているらしく…
今年の冬は積雪による地すべりが原因で、
留萌駅-増毛駅間は長期運休に追いやられました。
来年の降雪シーズン前までにこの区間を廃止して、
バス運行に転向したいという、JRの意思表示なんでしょうけど…
ということは、留萌本線の末端区間に残された期間はあと1年か。
道内はこれから廃駅が多発するっていうし、
鉄道ファンは忙しい日々が続きそうです。
今回は、廃止に向けてのカウントダウンが始まった
留萌本線・礼受(れうけ)駅です!
留萌本線の末端区間には、
仮乗降場(時刻表には掲載されない停車場)から
昇格して出来た駅が数多くありますが、
礼受駅は大正10年に駅として開業した、数少ない生粋の駅でした。
…とは言うものの、JRに移行直前の昭和59年に無人駅化、
その後に開業当時から使用していた木造駅舎は撤去されて、
ちなみに礼受駅があるこの場所は100メートル先が日本海、
貨車を再利用したダルマ駅は道内アチラコチラで目にしますけど、
こんだけ錆びてる駅って、他にはないんじゃないかしら?
腐食の進行を少しでも和らげるために
色の塗替えや錆びた箇所の鉄板の張替えが
何度か行われているようですけど…痛々しいわ。
この辺りはニシン漁が盛んな地域だそうで、
有人駅時代には貨物輸送も行われていたとか。
かつては貨物列車を待避させるための側線もあったようで、
さてさて、自称・貨車ファンの自分としては、
一見するとこの待合室、
有蓋緩急車(ワフ)から改造されたモノにも見えますけど、
留萌本線の他のダルマ駅と同様に
車掌車のヨ3500から改造されたモノでした。
本州の各地で見られたヨ5000と同形の車掌車です。
ただし、錆の進行具合いはちょっと深刻かも。
出入口のドア周辺は特にひどく、
ところで…
礼受駅の待合室、どこかで見たことがある気がして
過去にブログに挙げた駅を見返したら、
同じ留萌本線の大和田駅 と同じ色だったようですね。
微妙に仕様が違っている2駅ですが、塗色は取りあえず一緒のようです。
何か、テーマが有りそうなカラーリングですけど、
先週は集中豪雨で石北本線に不通区間が発生するなど
JR北海道管轄の鉄道路線は相変わらず災難続きですが、
留萌本線は災害に見舞われることなく、最後まで定時運行してほしいです。
留萌本線沿線、今年の夏はさぞ賑わっているでしょうね。
訪問駅リスト(JR線)
留萌本線
↑(深川駅方面)
北一已駅(平成27年6月4日)
礼受駅(平成27年6月4日)