皆さま、おはようございます!
留萌本線・舎熊(しゃぐま)駅です!
JR北海道は先月、
留萌本線・留萌駅‐増毛駅間を平成30年度までに廃止する旨を
検討していることを公表しましたが、舎熊駅はその区間にある駅でした。
レンタカーでこの区間を走ってみて気づいたんですけど、
留萌駅‐増毛駅間は途中に7つも駅があるのに
距離でわずか17キロ弱しかないんですよね。
クルマですと20分もかからずに着けちゃう距離です。
その区間を列車は25分かけて走るという…
しかも、今年の冬に発生した雪崩警戒による長期運休では、
代行バスの他に、日中はタクシーによる代行輸送が行われました。
代行輸送がタクシー輸送で賄えちゃうとかって…
廃止の検討も止む無しなんでしょうかね?
車窓から絶景が楽しめるので、残して欲しい路線なのですが。
舎熊駅は日本海沿いに延びる国道231号線から
広~い空地の中に、
それにしても舎熊駅があるこの場所、
海からの強烈な潮風がめっちゃ吹きつけてくるんですよ。
この潮風のおかげで、廃貨車の待合室は
ボロッボロの錆だらけになってしまったとか。
最近になって補修工事が施されたらしく、
土台のコンクリートが崩れかけておりましたけどね (;^ω^A
貨車好きの自分は舎熊駅の待合室に釘付け!
一見するとワフ(有蓋緩急車)っぽくも見えますが、
側窓が4枚あることからも、車掌車(ヨ)であることがわかります。
側窓が2重窓になっていることから、
種車は北海道に封じ込められたヨ3500で間違いなさそうですね。
片側の出入り口が塞がれて物置に改造されている以外は、
種車の内装が生かされているようです。
そんな舎熊駅ですが、大正10年に留萌本線開通に併せて開業した駅でして、
留萌駅‐増毛駅間では数少ない生粋の駅でした。
(この区間は仮乗降場や臨時駅から昇格して出来た駅だらけなのですよ)
かつては有人駅で列車の行き違いも行われていたようです。
構内には待避線を設けるための、Y字分岐器の遺構が残っておりましたよ。
ところで…
昭和23年に撮影された舎熊駅の航空写真を見て気付いたんですけど…
駅の東側に転車台らしきものが写っているんですよ。
留萌駅‐増毛駅間の開通年は大正10年で、
舎熊駅が終端駅だった時代はありません。
まして転車台は増毛駅にもあったし、なぜに舎熊駅にこのような設備が?
自分の思い過ごしってこともありますので、
やっぱり転車台の遺構(っぽいもの)が写ってる!
これって除雪車用の転車台?
めっちゃ気になる!
確認するために今すぐにでも舎熊駅に飛んで行きたい!
…ということで、この場所に転車台があったかどうか、
ご存知の方がいらしたら是非ご口授くだされ。
それにしても留萌本線の駅の魅力、底なし沼っすねぇ。
訪問駅リスト(JR線)
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↑(深川駅方面)
北一已駅(平成27年6月4日)
舎熊駅(平成27年6月4日)