皆さま、おはようございます!
先々週に北海道を旅しました。
日高本線・留萌本線を中心に駅巡りを楽しみましたが、
いずれも大平原の中にある駅ばかりで
楽しすぎて思わず40超も回っちゃいましたの。
留萌本線・大和田(おおわだ)駅です!
貨車の廃車体が待合室代わりにポツンと置かれている駅ですが、
開業年は明治43年と、長い歴史を持つ駅なのです。
待合室から駅前広場を見ましたけど、あるのは大草原だけ。
ではなぜ、ここに駅があるのかと言うと、
かつてここに留萌炭田の中心である大和田炭鉱がありまして、
昭和30年に閉山する前までは、
大和田駅は炭鉱からの運炭で賑わっていたそうです。
大和田駅の周辺、今は廃墟の街と化してしまいましたが、
かつては学校や病院、映画館もあったようですよ。
そんな場所にある大和田駅ですから
当然、有人駅時代の大きな駅舎は必要なく国鉄末期に撤去、
待合室が置かれている場所の下には
撤去された木造駅舎の土台が残りますが、
その広さに思わず涙しちゃいそうですって。
とは言うものの、貨車好きな自分にとっては、これはこれでアリかも。
いつか、走行中の貨車のデッキに立ってみたいと思っているのですが、
ちなみに待合室で使われている貨車の種車ですが、
本土で使用された車掌車・ヨ5000の同形車で、
足回りの構造から道内に封じ込められたヨ3500の中の1両でした。
ヨ5000の待合室はしなの鉄道の平原駅 でも
見ることが出来ましたけど、こちらは側窓が2重構造です。
さすが道内専用車って感じですよね。
このベンチって、車掌車時代のモノなのかしら?
もっとふっかふかなベンチだったような気がしますが?
誰もいないと思っていたので自分も慌てましたが、
対するおじさまも相当焦っていたみたいです。
こういうの、心理学用語でミラーリングって言うんでしたっけ?
多分意味が違うと思いますが。
一応、おじさまが電柱に隠れる向きで。
大和田駅のホームですが、元々は島式構造でして
列車の行き違いも出来たようです。
更にその奥には運炭の専用線があって…
ところで今回の旅では、
どこの駅にもこの花が咲いていたんですけど、
これって何の花なんでしょうかね?
最後に…
大和田駅の住所、現在は「留萌市大和田3丁目」になったようですけど、
市街地の調整がなされる前までは「留萌市字留萌原野」だったようで。
改めて言うのもなんですが、北海道、壮大だわ。
住所が原野とは…
訪問駅リスト(JR線)
留萌本線
↑(深川駅方面)
北一已駅(平成27年6月4日)
大和田駅(平成27年6月4日)