皆さま、おはようございます!

 

先々週に北海道を旅しました。

日高本線・留萌本線を中心に駅巡りを楽しみましたが、

いずれも大平原の中にある駅ばかりで

楽しすぎて思わず40超も回っちゃいましたの。

 

今回はその中のひとつである、こちらの駅をいっちゃいます。f06190/留萌本線・大和田駅

留萌本線・大和田(おおわだ)駅です!

貨車の廃車体が待合室代わりにポツンと置かれている駅ですが、

開業年は明治43年と、長い歴史を持つ駅なのです。

 

待合室から駅前広場を見ましたけど、あるのは大草原だけ。

民家は見当たりません。f0619b/留萌本線・大和田駅

ではなぜ、ここに駅があるのかと言うと、

かつてここに留萌炭田の中心である大和田炭鉱がありまして、

昭和30年に閉山する前までは、

大和田駅は炭鉱からの運炭で賑わっていたそうです。

大和田駅の周辺、今は廃墟の街と化してしまいましたが、

かつては学校や病院、映画館もあったようですよ。

 

そんな場所にある大和田駅ですから

当然、有人駅時代の大きな駅舎は必要なく国鉄末期に撤去、

現在のダルマ駅に代わったんだそう。f06191/留萌本線・大和田駅

待合室が置かれている場所の下には

撤去された木造駅舎の土台が残りますが、

その広さに思わず涙しちゃいそうですって。

 

とは言うものの、貨車好きな自分にとっては、これはこれでアリかも。f06192/留萌本線・大和田駅

 

いつか、走行中の貨車のデッキに立ってみたいと思っているのですが、

取りあえず今は、大和田駅の待合室でガマンしときましょ。f06193/留萌本線・大和田駅

 

ちなみに待合室で使われている貨車の種車ですが、

本土で使用された車掌車・ヨ5000の同形車で、

足回りの構造から道内に封じ込められたヨ3500の中の1両でした。f06195/留萌本線・大和田駅f06194/留萌本線・大和田駅

ヨ5000の待合室はしなの鉄道の平原駅 でも

見ることが出来ましたけど、こちらは側窓が2重構造です。

さすが道内専用車って感じですよね。

 

このベンチって、車掌車時代のモノなのかしら?

もっとふっかふかなベンチだったような気がしますが?

もはや車掌さんへの嫌がらせにしか思えないベンチでした。f06196/留萌本線・大和田駅

 

大和田駅のホームに入ったら、そこには測量中のおじさまが!f06197/留萌本線・大和田駅

誰もいないと思っていたので自分も慌てましたが、

対するおじさまも相当焦っていたみたいです。

こういうの、心理学用語でミラーリングって言うんでしたっけ?

多分意味が違うと思いますが。

 

お互いに苦笑いをしつつ、自分はいそいそと大和田駅を撮影。f06198/留萌本線・大和田駅

一応、おじさまが電柱に隠れる向きで。

 

大和田駅のホームですが、元々は島式構造でして

列車の行き違いも出来たようです。

更にその奥には運炭の専用線があって…

今じゃそんな雰囲気、微塵に感じさせませんね。f06199/留萌本線・大和田駅

 

ところで今回の旅では、

どこの駅にもこの花が咲いていたんですけど、

これって何の花なんでしょうかね?

仙台では見たことがない花なんですけど。f0619a/留萌本線・大和田駅

 

最後に…

大和田駅の住所、現在は「留萌市大和田3丁目」になったようですけど、

市街地の調整がなされる前までは「留萌市字留萌原野」だったようで。

改めて言うのもなんですが、北海道、壮大だわ。

住所が原野とは…


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