皆さま、おはようございます!
国鉄時代、列車は停車するものの
時刻表には掲載されない「仮乗降場」が存在していたことを、
箸別駅 の時に書きました。
留萌本線に9つあった仮乗降場はJR移行時に駅に昇格しましたが、
留萌本線・信砂(のぶしゃ)駅です!
留萌本線の終着である増毛駅にも近い、増毛町内にある駅でした。
信砂駅は、留萌本線内の仮乗降場昇格駅の中では
もっとも面白い歴史を持つ駅でして、
右側遮断機の後ろ側辺りが元の駅の位置らしい。
確かに現在と違う位置に駅がある!
ラベンダー色の矢印の先に写るのが先代・信砂駅で、赤〇印が現在の信砂駅の位置です。
北海道らしく矢印をラベンダー色に、洒落こんでみました。
旧・信砂駅のすぐそばを流れる信砂川の改修工事に併せ、
平成5年に駅舎を移設したとか。
待合室の仕様が他の仮乗降場昇格駅と違うの、そんな理由があったんですね。
以上の経緯から、留萌本線内ではもっとも新しい待合室を持った信砂駅でした。
実のところは工事現場に据え置くプレハブですけど。
でもでも、そんな信砂駅が愛らしく感じちゃうのが駅ファンの心情です。
信砂駅を訪れたファンが備え付けた駅ノート(記帳ノート)がありました。
信砂駅は単式ホーム1本だけの棒線構造です。
2両分のホーム長があるってだけで近代的に見えちゃうミラクル。
いやいや、ミラクルではなくて、
視覚障害者誘導用の点字タイルが貼られているから
板切れで出来たホームに点字パネル…
ホームを歩けばタラちゃんのように優しげな足音が聞こえてくるし、
気分をほっこりさせてくれる要素満載の、留萌本線の信砂駅でした。
ツンデレとか年増の若作りとかヲタな美少女とか、萌えギャップに弱いんですよね…自分。
訪問駅リスト(JR線)
留萌本線
↑(深川駅方面)
北一已駅(平成27年6月4日)
信砂駅(平成27年6月4日)