先日、迎賓館赤坂離宮内の(見るも無残なボロボロの)フォード大統領植樹のハナミズキの老木を眺めつつ、樹木医を動員して”治療”したりしないのかなぁ、と不思議に思いました。
今年見たどこかの樹木はちゃんと樹木医による手当を受けていたのになぁ。
あれ、それを見たのはどこだっけ?
と考えて、そうだ、あそこだ!と気づきました。
ここで見たのでした。
知恩院の方丈特別公開でお庭に入ったときのこと。
三代将軍家光公御手植えの松(三代目)が、まさに再生中でした。
とはいえ見た感じ、衰弱程度はフォード大統領御手植えよりも遥かにマシでしたけれど。
このお庭はなかなか見ごたえがありました。
ハイライトのひとつは二十五菩薩の庭。
知恩院所有の国宝「阿弥陀如来二十五菩薩来迎図」をもとにしたもので、
”臨終のときに念仏をとなえれば阿弥陀如来と二十五菩薩がお浄土へ迎えてくださる様子を作庭したもの”だそう。
庭に配置されている石は阿弥陀如来と二十五菩薩を、植え込みは来迎雲を表しています。
中学の修学旅行の旅程には知恩院が含まれていて、上を見上げて忘れ傘を探した記憶が蘇ります。
ちゃんと見つけられたのかなぁ?記憶は曖昧。
今回は少なくとも見つけられました。
この日のランチは、ゆばのお店・高台寺御用達「羽柴」にしました。
予約はせず。
以前書いたとおり、観光時間がどのくらいかかるかわからないので、
2日目、3日目は、昼にいた場所で食べようと決めていました。
初日は例のひらまつを予約していて、時間と場所が固定。
結構時間をとられてしまって、毎日それだと観光に制約ができるので、
食事に振り回されたくないなぁと。
片方の窓からは五重塔が見え、
もう片方の景色もなかなかGood。
最終日、北野天満宮に行ったときは、8:40に到着し、9時オープンの梅苑に入苑。
さすがにお昼時にはずいぶん移動しているだろうと思っていたのですがー
それから11時15分まで天満宮に滞在。
梅が丁度満開だったので、思いのままに見物していたらそんな時間になってしまいました。
この早い時間なら、ここでランチをとったほうが効率がいいな、ということで、
手っ取り早く、真向いにあるゆばのお店・桜井屋へ。
飛び込みでもすぐに案内され、先客は一組。
サクサク進んで快適でした。
店内には芸能人さんの色紙があれこれありましたよ。
梅の時期まではまだ観光客もそれほどではなかったけれど、
桜の時期の映像などを見るにつけ、オーバーツーリズム問題どうなるでしょうね。
京都'23/春① 店内に井戸 古民家のポール・スミス
京都'23/春② ガラス張りカフェ(京都国立博物館)でティータイム
京都'23/春③ 梅が満開 城南宮
京都'23/春④ 梅林に埋め込まれた御神紋を探せ 城南宮続き
京都'23/春⑤ 空いていた北野天満宮
京都'23/春⑥ 淀水路 河津桜もさることながら・・
京都'23/春⑦ 抗ウイルス加工の撫牛と梅苑の源平咲き 北野天満宮にて
京都'23/春⑧ 教会の宗教画に似た養源院の俵屋宗達作・杉戸絵
京都'23/春⑨ 城南宮あとの白河天皇 成菩提院陵と、人生初の・・
京都'23/春⑩ 早咲きの桜を愛でた寺院を再訪
京都'23/春⑪ 五重塔を臨むレストランにて
京都'23/春⑫ 東本願寺特別公開 竹内栖鳳の障壁画
京都'23/春⑬ 長谷川等伯の巨大涅槃図を見に
京都'23/春⑭ 鳥羽離宮と鳥羽天皇陵
京都'23/春⑮ 知恩院二十五菩薩の庭・湯葉ランチx2
京都'23/春⑯ 本阿弥光悦作 巴の庭
京都'23/春⑰ 詩仙堂~哲学の道~西田幾多郎