後述の理由で選んだ城南宮。

梅がちょうど見ごろを迎えていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

京都旅行の日程を決める際、養源院と冬季特別公開のお寺2~3か所を優先して、あとは以前桜のシーズン(実際は桜のシーズンちょい前だったけど、桜をたくさん見ることができた)に訪れたお寺を適当にぶらぶら再訪することにしました。

当時桜ばかりに目が行って、お寺そのものの記憶がかなり薄かったので。

 

さらに、この時期なにか花は咲いていないか、調べることに。

都内なら2月中旬から次々に修善寺寒桜、薩摩寒桜、大寒桜、椿寒桜、寒緋桜など梅より先に咲く品種、梅と同時期、ソメイヨシノの少し前に咲く桜が新宿御苑、皇居東御苑、北の丸公園などでこぞって咲いているけれど。

 

結局、河津桜以外は調べても出てきません。やはり京都というと梅とソメイヨシノが圧巻なので、中途半端な桜は不要なのかも。

 

となるとやはり観梅目当てで北野天満宮に行こうかな。

一度だけ行ったことがありますが、すでに桜の時期だったので境内には僅かに遅咲きの梅が残っていた程度でした。

 

3月初旬、都内では梅は終わりかけ。京都はどうでしょう。

ツイッターでキーワード検索をかけたところ、都内より開花は結構遅めのよう。

ただ、ひとつ、気になるツイートがありました:「北野天満宮の梅苑はだだっ広いだけでやはり城南宮がいい」。

 

そこでガイドブック代わりにたまに覗くMKタクシーのサイトへ。

MKタクシーお勧めの梅の見どころは、北野天満宮、城南宮、三室戶寺でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

3つすべて行こうかと思ったものの、飽きないかなとの懸念も。

加えて三室戶寺は遠いので、日程がタイトになること必至。

いつもは事前に目にしないよう努めている現地の画像を見てみることに。

めちゃくちゃそそられたら行くつもりでした。

 

結論としては、三室戶寺は昨年オープンしたばかり。まだ梅はどれも小さくて、整然として裏を返せば人工的。ちょっと植木市のようでもあります。

今行かずとも、もう少し成長してからでもよさそう。

・・ということで、今回は城南宮と北野天満宮のみに絞ったのでした。

 

混雑具合はどうなのかというとー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旅の途中で会話をかわした名古屋からの観光客の方によると、この城南宮、以前は閑散としていたとのことです。

でも今や、梅の中心地は北野天満宮から城南宮へ移行した感もあるほど。

少なくとも10-20代の年齢層の強い支持を受けていて、海外からの訪問者もかなりのもの。

SNSで評判を呼んでいる証拠でしょう。

 

入口に並んでいたのは10人ほど。入るのに時間がかかる、といったことはありませんでしたが、中は結構混雑していました。

 

北野天満宮より明らかに年齢層が低く、発信力が強力な世代が圧倒的なので、来年あたりはこの程度の混雑では済まないかもなぁ。

 

”秘境”とか”穴場”とかいう単語が徐々に死語になっていく予感があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

京都'23/春① 店内に井戸 古民家のポール・スミス
京都'23/春② ガラス張りカフェ(京都国立博物館)でティータイム
京都'23/春③ 梅が満開 城南宮
京都'23/春④ 梅林に埋め込まれた御神紋を探せ 城南宮続き
京都'23/春⑤ 空いていた北野天満宮
京都'23/春⑥ 淀水路 河津桜もさることながら・・
京都'23/春⑦ 抗ウイルス加工の撫牛と梅苑の源平咲き 北野天満宮にて
京都'23/春⑧ 教会の宗教画に似た養源院の俵屋宗達作・杉戸絵
京都'23/春⑨ 城南宮あとの白河天皇 成菩提院陵と、人生初の・・
京都'23/春⑩ 早咲きの桜を愛でた寺院を再訪
京都'23/春⑪ 五重塔を臨むレストランにて
京都'23/春⑫ 東本願寺特別公開 竹内栖鳳の障壁画
京都'23/春⑬ 長谷川等伯の巨大涅槃図を見に
京都'23/春⑭ 鳥羽離宮と鳥羽天皇陵
京都'23/春⑮ 知恩院二十五菩薩の庭・湯葉ランチx2
京都'23/春⑯ 本阿弥光悦作 巴の庭
京都'23/春⑰ 詩仙堂~哲学の道~西田幾多郎