「人の話を聞いてるようで全部ゴミ箱に捨てている」
「あなたは人の話を聞いてるようで それをそのまま全部ゴミ箱に捨てている」ある人の中から出てきた会話です。その人はとても素敵な人なのですが、人の話を流してしまうところがあるようで、ことあるごとに色々な人から、「あなたは人にもらったアドバイスを流しているよね?」という言い方だったり、「あなたは言われたことを理解しているようでやらない人ですね」と言われたり、「あなたは人の話を聞いてるようでそれをそのまま全部ゴミ箱に捨てている」と言われることもあったそうです。普通に話は聞いていても、返事をしていても、自分が今それを受け取ってしまうと自分が変化しなければならない気がするとか、言われたことに苦手意識があるとか、自分が否定されたような気がするとか、そういう時って人の話を受け取れないということがあります。自分の心の状態や状況で、人の助言が受け取れない時があることは人間だもの、あると思うのです。けれど、それが常である人も多いのかもしれません。人の話を聞いていない。当人は、うまく話をすり替えたり、うまく言い逃れをしたと思うのかもしれませんが、できていないことに本人は気づくことはありません。または、気づいていても気づかないふりをします。必要ないアドバイスを一方的に押し付けられたら「いらんわ!頼んでない!」となるのもわかりますが、自分自身から相談した時でさえ、人の話を聞いてるようでそれをそのまま全部ゴミ箱に捨てていることがあるのかもしれません。当人は捨てているなんて気持ちはないのかもしれません。「いや、ちゃんとやってるよ」「私なりに考えてますよ」「知っていますよ」「わかっていますよ」そんな気持ちなのかもしれない。けれど、贈った側からすれば捨てられたと感じる出来事が起きているのかもしれないと、考えてみることは大切なことなのかもしれないですね。自分の気持ちがいっぱいいっぱいだったり、耳に痛いことを言われたり、今はどうしても受け取れない😞という時は、わたしたちは本来は、きちんとコミュニケーションすることができます。今は受け取ることがどうしてもできないの。ごめんなさい。と。自分に今はキャパがないのです。と。本当は言えるはずなのです。そうすれば、「そうなのか。そうなんだね。」と。次のコミュニケーションが生まれる。だけど、「いや、ちゃんとやってるよ」「私なりに考えてますよ」「知っていますよ」「わかっていますよ」という態度を反応的に取ってしまう自分の、そのパターンにまずは気づきたいのです。でなければ、当人は捨てているなんて気持ちはないのかもしれなくても、贈った側からすれば捨てられたと感じる出来事が起きているのかもしれないと、そうやって人との信頼を失っていったり、人からその態度はどう映っているかにまで考えが至らないということがかなりあるのかなと思います。わたしたちは本来は、きちんとコミュニケーションすることができる。今は受け取ることがどうしてもできないの。ごめんなさい。と。自分に今はキャパがないのです。と。本当は伝えることができて、そうすれば、「そうなのか。そうなんだね。」と。次のコミュニケーションが生まれる。伝えた側もあなたの状態が理解できるのです。相互理解が生まれます。これは健全です。あなたと私の間に「今は受け取れないんだ」という拒否があっても架け橋がかかるのです。必要なのは、受け取れないという事実についてのみ正直に伝えることと、そしてその助言が本当は自分にとって大切なものなのではないかと、もし一瞬でも思えるものならば、その助言を受け取れる自分の器を育んでいくことです。余裕があるなら「それでも伝えてくれてありがとう」と云えたら尚良しですよね時間がかかってもいいと思うのです。「頑なになるよりは」「いや、ちゃんとやってるよ」「私なりに考えてますよ」「知っていますよ」「わかっていますよ」という態度は、何も解決を生まず、さらに自分の耳を塞いでいくことになります。意固地な人みたいに見えるのです。「自分のことは一番自分が見えない。」心ない押し付けの助言もどきは受け取る必要ないかもしれませんが、もし大切な人が助言をしてくれていたなら、きっと一時耳を塞ぎたくなるようなことでも、何か大切なことを言ってくれたのかもしれない。「あなたは人の話を聞いてるようでそれをそのまま全部ゴミ箱に捨てている」この言葉は、とても大切な人に言われた言葉だったようです。大切な人に、そんな風に思わせてしまっていたとしたら、それって少し哀しいなとも思う。素敵なパートナーシップが築ける自分になれたら、きっともっと素敵なコミュニケーションができるようになると思うから。自分のことをわかって欲しいなら、まずは自分という人間を理解し、そして相手を理解していくことが大切な気がいたします。୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧Instagram follow me香り師についてはこちら