モモ-時間を取り戻した女の子の物語
私は本は比較的ゆっくり読むことが多いのですがモモは購入してからつい2日ほどで読了してしまいました。本当に素敵な本物語はやっぱり良いですね。一気に読んじゃう。とても内容も深く、何度読んでも、モモの中にある勇気と愛らしさそして孤独と向き合う強さに読んでいる私も勇気をもらえる。モモは、時間どろぼうから大切な友だちの時間を取り戻すお話。第6章の一節。「とてもとてもふしぎな、それでいてきわめて日常的なひとつの秘密があります。すべての人間はそれにかかわりあい、それをよく知っていますが、そのことを考えてみる人はほとんどいません。たいていの人はその分けまえをもらうだけもらって、それをいっこうにふしぎとも思わないのです。この秘密とはーーそれは時間です」人間に格差なく、平等に与えられているものは唯一時間だけで、だけど私たちはそれをあたかも与えられて当然だと思ってしまう生き物のようです。だけど、これがどれほど貴重でふしぎなものなのか、考えてみたことはあるでしょうか。ずっとずっと頑張っていたとき、心が忙しすぎて、何かちがうと思い至り、私はふと立ち止まって考えました。時間ってなんなんだろうって。そしてこうも書かれています。「時間とは、生きると言うこと、そのものだからです。そして人のいのちは心を住みかとしているからです」時間はどこか外にあるとおもっているかもしれません。しかし、それは私たちの中にあるものだから、わたしたちは命の価値を知ると同時に、わたしたちの中にある時間の価値をもっと理解するべきなのではないかと思います。この本の中では、時間どろぼうたちが、人々にこんなふうに囁きます。第6章では特に、床屋のフージーに対しての描写が分かりやすい。私たちがどれほど簡単に時間を明け渡してしまうのかが、とてもリアルに描かれています。ムダを減らせ会話をやめろ時間を削れ趣味をやめろ休むな将来のために時間を貯蓄しろそれらは灰色の男たちは言葉巧みにささやきます。なぜなら灰色の男たちは、わたしたちよりも、時間の価値を理解しているからです。時間が欲しいと思っている。灰色の男たちにとっての時間は、命そのものだからです。だけど、それはわたしたちから奪うしかないので、わたしたちが時間を大切にしないように、タイパ、コスパを重視するように、ささやくのです。そして怖いのは、灰色の男たちは、人々に悪いことを勧めるわけではないところ。むしろ、とても正しそうなことを言うのです。「時間を節約しましょう」
「もっと効率よく生きましょう」
「未来のために、今を我慢しましょう」なんていうか、時間だけでなくお金の話にも聞こえると思います。そんなささやき。そうするとなぜか、少しずつ無駄なものを削っていかなければならない気がしてくるし、未来に残しておかなければならないような気もしてくる。誰かとゆっくり話す時間。子どもと遊ぶ時間。空を見上げる時間。
何にもならない時間。そういうものを、無駄だと思うようになっていくのです。この描写は、わかるようでわからない人もいるかもしれないし、ドンピシャわかる人もいるかもしれません。灰色の男たちは、具体的な時間を奪っているというよりは、「いまここの体感」を奪っていくのです。今にいなければ、時間は失われます。いつも未来の不安や、先のこと、もしくは過去のことを考えていて、今目の前にある時間で自分がどんなふうに生きているのか、わからない人は、現代にも山ほどいるのです。みんななぜかなんとなく、ちゃんとした人生を送りたいと思っているけれど、それってなんなんだろう。ちゃんとしたまともな人生ってなんなんだろう。今、あなたの目の前には、ちゃんとしたものがないのだろうか。宝物はないのだろうか。あなたの時間は死んでいないだろうか。今、このときは生きているだろうか。そんなことを思うのです。忙しくなって、タイパばかりが気になって、だけど、優雅な時間やゆとり、自由な時間が欲しいという、そういう一般化された理想も同時に持っていて、正直言って意味がわからないことになっていることには、あまり人は気が付かない。せかせか、せかせかしている。あなたの心はどこにあるの?漠然とした理想的なものではなく、時間を大切に使えているという実感は、「そう」なった時にわかる。そしてそれは、 物理的に与えられる自由な時間の量では決まらない。たくさん時間があれば良いと皆は思うけれど、本当は、「自分自身の内面の成熟度に合わせただけの実感がやってくるのです」心の中に、時間が生まれる。だからこそ、 本当に時間を大切に使えるようになるためには、 まず自分自身を知らなければそれは始まらない。何に心が動くのか。 どんな時に満たされるのか。 何に時間を使いたいのか。知っているかな。自分のこと。それを知らないままでは、 どれだけ時間術を学んでも、 本当の意味で時間を使いこなすことは難しいのかもしれません。時間って、本当に不思議です。時間管理って、スケジュールを埋める技術ではなく、 自分の人生を、大切に選び取るための感覚を育てることだと私は思っています。忙しい、忙しいっていうわりに、やることややりたいことがないとも同時に思っている人が山ほどいるなかで、せかせかしている割に、手が空くと手持ち無沙汰でスマホに手を伸ばすわたしたちは、これから自分の中に、どんな時間を作ることができるかな。モモは、本を読むクラスでやりたいとひそかに思っていますが、時間のことといえば、夢から覚めて夢を叶えるタイムマネジメントです。久しぶりに私もお話をします夢から覚めて夢を叶えるタイムマネジメント講座オンライン(ZOOM開催)5/19(火)9時半〜12時半頃6/17(水)9時半〜12時半頃*時間多少前後する可能性あります概要はこちらです。夢から覚めて夢を叶えるタイムマネジメント講座 aromafuture.wixsite.comタイマネ講師も開催しております!日が合わないという方もご相談ください⭐️