昨日のこの話の最後に、アリストテレスの言葉が出てきた。





メタファーについて調べたら、こんな文言を見つけた。

「もっとも偉大なのはメタファーの達人である。通常の言葉は既に知っていることしか伝えない。我々が新鮮な何かを得るとすれば、メタファーによってである」
(Wikipediaの「メタファー」のページより)

アリストテレスの言葉だそうだ。





メタファーというのは、例え話みたいな表現のことですな。


「人生とは旅である」「今日の仕事は天国だった」「俺のエクスカリバー」「ちょっとお花摘みに」など、違う言葉に言い換える表現もそう。


それから、アニメの考察で出てきた「エヴァで綾波レイの幻が出てくるシーンは、そのシーンに映っている人物の死が近いことを表している…?」みたいなのもメタファー。


もっとグンと広く捉えるなら、占いに出てくるような「3という数字が表すのは…」「この星の位置関係が意味しているのは…」というのも、メタファーと言えそうですな。



Wikipediaの「メタファー」のページ





さっきのアリストテレスの言葉を見て、ジェフリーさんの水星の話を思い出したんだ。



これに、ちょっと修正を加えたもの。
ジェフリーさんがイエス・キリストについてお話ししている場面。


“私が言いたいのは、彼は明らかに例え話、比喩、類推で語った人物であるということだ。

以来、キリスト教徒が混乱し続けてきた理由の一つが、まさにこれだ。

それが宗派的・偏狭的な視点の温床になっている。

彼の水星は、水星が論理的に整理整頓できる機能以上に遥かに大きな全体、遥かに大きな注目すべき構造を感知し、知覚することができるということだ。

その結果、より大きく、より高く、より壮大な何かをほのめかすために、比喩や例え話や暗示で語らなければならないのだ。 ”




それでね。

スピリチュアルな言葉として「スターピープル」「下降型」「天王星が土星の箱をゆさぶる」「冥王星が出入口となって、太陽系の外の天体に象徴される奥深いものが入ってくる」という言い方が日本になかった頃に、
折口信夫氏が それに近いことを「マレビト」と呼んで研究していたそうだ。

折口氏は、古代の神々のことを知りたかったのだという。

そして、そんな折口氏自身、メタファーのような言葉を読みとるのがとても得意だったそう。


このシリーズを見たんだ。


この17:00くらいから、「類化性能」「別化性能」という 物事の捉え方の話が出てくる。



類化性能というのは、たとえば「月」と「女の人」は結びついている とするような、共通点からつながりを見出していく考え方。

星占いでもとてもお世話になっています。
アニメや漫画でもたくさん出てきます。セリフで言う代わりに、映像や絵で伝えるからね。

類化性能は、メタファーや 例え話の「もと」みたいなものですな。



類化性能は 折口氏の得意とするところでもあり、古代の神々を知るにはとても重要な思考回路であると説明されています。

でも、現代では類化性能ではなく 別化性能のほうが用いられやすいみたい。
特に科学では別化性能で論理を進めることがとても多いそうだ。
(ひらめきの面では類化性能を使っていそうな気もするけどね)

「月と女の人」のような つながりには注目しないで、「月は空の星だし、女の人は地球の生き物だし、違いが多いから別物」と考えていく感じのを、別化性能というんだって。



別化性能ばっかり使っていると、いろんなコスモスのつながりが分からなくなってしまう。

となると、神さまのことを知るのも難しくなる。

いろんなコスモスの話は、この前話したところだったね。

そんなふうなので、メタファーに慣れ親しむと 神さま語を受け取ったり 解読したりするのもうまくなっていくというわけですな。

「神さまたちが存在するコスモス(階層)の言葉が、人間ライフのコスモス(階層)ではこのように現れる」というのを解読できるのだものね。

「虹が見えたら」「トンボが庭先で飛んでいたら」「身体のこの部位の不調は」とか、いろいろあるよね。




いろんなコスモス、いろんな言葉での表現。


そういうのに気持ちを向けるのは、とってもおもしろいことだね。


こういうしくみを知らなくても、あっちのコスモスと こっちのコスモスの言葉を翻訳・通訳している人がたくさん。すごい。


私も 星占いをやっていたおかげで そういうことにもたくさん触れてこられて、よかったなと思うのでした(笑)



最近勉強したあれこれが 一気につながってびっくりした!


アリストテレスは こういうこともみんな分かっていたのかねぇ。

すごいや。





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冥王星対極点、ルシファー対極点がおもしろいとなれば、ほかの星の対極点もおもしろかろう…!




類化性能の考え方は、たとえば
ククリヒメさんという神さまは、「クク」の音が「99」とつながりがある のように考えるよ。

さらに、
山の神さまでもあって、
「百」−「一」=「白」
100 − 1 = 99 (クク)

99だから、9月9日 ククリヒメさんに関係がある。

そんな話をしていたら、なんと今日も9月9日
実は私もさっき、秋田の実家近くの山神社におまいりしたところでした(爆)


こんなふうに、めっちゃ重なることもありますwww
神さま語は 高度なオヤジギャグみたいでおもしろいですw