着る目的を意識してしまう襟つきの服
襟がついている服、何枚お持ちでしょうか。襟がついていると失礼がないような印象があり、持っていないと不安になります。そうかといって、気を張る場面もなく、着ないうちに古くなってしまうことも。着ていく場とか、相手のことに気を遣わないといけないのはわかります。ただ、自分が「着たい」ものは別にあって、今の生活では着たいものを優先しています。もし、今とは違う世界に一歩踏み出すとしたら、持っている服を見直さないといけません。服を買い直すことが、かんたんにできそうで、できないのは、まだ見ぬ世界に必要とされる服が何かわからないからです。そして、服を持っていないことを理由に、別の世界に行く資格もないという?自己嫌悪に陥ります。ちょっと奮発して買い直せばいいだけ、ですよね。何回か試しては、違和感を感じたり、そもそも買い直す必要はなかったということもありました。服が、自分と場所の橋渡しの道具かのように期待していたのでしょうか。服を着る行為が社会的役割を担うように、意識しないうちに何かをしていることが、ときに圧力と感じてしまうとき、ピエール・ブルデューの本を読み返したほうがいいかもとぼんやり思うのです。身なりを整えて、自己肯定感を高める練習をしながら。ディスタンクシオン〈普及版〉I 〔社会的判断力批判〕 (ブルデュー・ライブラリー)Amazon(アマゾン)3,307〜8,151円ディスタンクシオン〈普及版〉II 〔社会的判断力批判〕 (ブルデュー・ライブラリー)Amazon(アマゾン)2,579〜8,260円[グンゼ] ルームウェア CI Comme CA コムシコムサ 長袖長パンツ 裏毛起毛 レディース グレ-Amazon(アマゾン)5,940円