松竹ナビ株式会社 西日本マーケティング部 関西映画宣伝室よりご招待を受け、
映画『か「」く「」し「」ご「」と「』
マスコミ試写に行ってまいりました。
原作は、住野よる氏による同名小説(新潮文庫刊)。
住野よる氏といえば、鮮烈なタイトルと、社会現象を巻き起こしたデビュー作
『君の膵臓を食べたい』の印象が強いと思うが、
2023年には『恋とそれとあと全部』
で第72回小学館自動出版文学賞を受賞している。
他には、
『また、同じ夢を見ていた』、『よるのばけもの』、『青くて痛くて脆い』、
『麦本三歩の好きなものシリーズ』、『この気持ちもいつか忘れる』、
『腹を割ったら血が出るだけさ』、『告白撃』、『歪曲済アイラービュ』
などの作品もある。
人の気持ちが、記号化されて見える…
そんな特殊能力があったら、あなたなら、どうしますか?
『か「」く「」し「」ご「」と「』は、
一見、ごくごく普通の高校生たちが主人公の青春物語だ。
とはいえ、主人公は、
人の気持ちがほんの少しだけ記号のようなもので見える、
という特殊能力を持っているのだ。
そんな不思議で、唯一無二なキャラクター設定が、
この物語の主軸でもあり、魅力でもあり、
また、登場人物たちに他にはない彩り・存在感をもたらしている。
一方、この不思議な力は
彼ら自身の心を揺れ動かす要素にもなっている。
それぞれが抱える感情や自分自身の心の声との葛藤…。
もしも、君の気持ちが見えてしまったら…
言えない、この想いだけは…
実は、私はまだ、この原作小説を読んでいない。
だが、今、無性に本作を読みたいという熱が高まっている。
これを書き終えたら、書店へと急ぐ自分の姿が想像できる。
主人公の京は、自分に自信が持てないでいる、男子高校生。
同じクラスの人気者、いつも明るくキラキラ眩しい雰囲気を身に纏っている
ミッキー(三木)が気になっているが…
彼は「自分なんて」と、いつもどこかで引け目を感じていて、
ただ静かにミッキーのことを遠くから見つめるだけ。
京の親友でミッキーの幼馴染でもある
高崎博文・通商ヅカを通して、
”友達の友達”に過ぎないのだと認識している。
つかみどころのない存在の黒田文・通称パラ。
ミッキーの親友で、どこか予測不能な言動で、
彼女もまた、秘密を抱えている。
背も高くて一見キラキラした王子様キャラに見えるヅカも、
実は内心、複雑な想いを抱えている。
そして、内気な性格の宮里・通称エルは、ある日突然学校に来なくなり…。
そんな彼女を救いたいと、思い切った行動に出るミッキー。
それぞれの想いが、交錯し、動き出す…。
スクリーンを観ている私は、
気づけば、登場人物たちの言動、心模様が気になり。
心配になり。ところどころ、共感でき。
もどかしく、歯痒くも思え。
寄り添いたい気持ちになり。応援したくなる。
彼らの想いは、言動は、若さゆえにまっすぐで熱量があり、
危うげであり繊細でもあり、眩しくもあり、時に痛々しくもあり。
青春時代、ティーンエイジャーの頃って、こんな…だったかなあ。
こんなこと、気にしていた、かもしれないな。
なりたい・そう在りたい自分と、上手くできなかった、
上手く振る舞えなかった…反省の、繰り返しだったかな。
もしかしたら、あの日あの時、あの頃。
気づいていないだけで、自分をはじめ、自分の周りでも、
些細な行き違いやすれ違い、かけ違い、も
あったのかもしれないなぁ。
など、遠い目(笑)で、ガラスのように透明で、
壊れやすい、青春時代を懐かしく振り返っている自分も、いた。
本作の主人公の京くんを演じるのは、奥平大兼さん。
京くんは、青春ラブストーリーの王道である、
クラスや学年一の人気者、とか、ヒーロー的要素の強い、
そんな華々しい主人公ではなく、
どこか自分に自信が持てずにいる、自己肯定感の極端に低い男の子。
口数は少なく、決して目立つタイプではないけれど、
よく見ると人としての愛らしさが見え隠れし、穏やかで不思議な存在感がある。
奥平大兼くんの、若いながらも安定した、
説得力を持たせることが自然にできる演技力が、
京くんの人となりを見事に表現していた。
そして、もうひとりの主人公、
ミッキーこと三木直子を演じるのは、出口夏希さん。
いつもクラスの中心にいて、明るくて茶目っ気もあって、
キラキラしていて、誰からも好かれるミッキーを、
スクリーンの中で快く体現していた。
透明感があって、
内側から輝きを放っているようなナチュラル・ビューティーであり、
お芝居のセンスも光っている。
”私もミッキーと仲良くなりたいなぁ”
なんて思いながら、観入っていたから笑える。
実は以前から、私は、
映画『赤羽骨子のボディガード』で共演していた
奥平さん、出口さんが本作で再共演することを知り
密かに、楽しみにしていた。
ミッキーの幼馴染のヅカこと高崎博文を演じるのは、
Aぇ!groupのドラム、佐野晶哉さん。
映画『20歳のソウル』(22)で、神尾楓珠さん演じる
主人公・浅野大義の親友で吹奏楽部のメンバー、
佐伯斗真役でスクリーンデビューした佐野晶哉さん。
彼がこれまで積み上げてきたアイドルとしての顏と
俳優としての顏が両方活かせる役だから、と起用されたそうだが
その期待に見事に応えている。
要所要所で光り、冴えていた彼の演技から、
俳優として、表現者としての魅力をしっかり感じられた。
パラこと黒田文役に、菊池日菜子さん。
素の自分となりたい自分の間で悩み揺れ動く、そして、
その二者の間にも幾層もの移り変わる表情・心情の変化があって
…という難役。
映画『月の満ち欠け』(22)で大泉洋と柴咲コウの娘役を演じ、
第46回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した彼女が演じる
パラの存在感、複雑な心境のやり場、行き場に戸惑う
繊細な10代の少女の変化や成長が気にかかり、
何度も何度も、心を強く揺さぶられた。
エルこと宮里望愛を演じたのは、早瀬憩さん。
住野よる作品の大ファンだという彼女は撮影当時17歳で
一番年下だったが、作品と演じるエル役への理解度が高く、
監督が信じて任せ、思うままに演じてもらうことで、
想定していたよりも心揺さぶるシーンへと変化した場面もあったのだという。
今後の活躍がとても楽しみな、個性輝く若手キャストたちと、
原作者住野よる氏が生み出した世界観。
その世界観を壊したくないとの想いから
住野氏と丁寧なやり取りを重ね、
演出・脚本に落とし込んでいった中川駿監督。
ほんの少し、相手の気持ちが見える、という
キャラクター設定があるとはいえ
これは、普通の高校生の物語でもある。
そのあたりの、空気感、会話のリアリティを
大切にされている演出に、
観る者は、まっすぐ、引き込まれていく。
そして、主題歌は、ちゃんみなの書き下ろし曲
『I hate this love song』。
“ちゃんみなさんは、「多様性」という言葉の背後で苦しんでいる
若者たちがいることにも、きちんと目を向け、社会現象となった『No No Girls』で
そういう子たちに、救いの手を差し伸べている。
そんな、彼女が、もしこの映画に曲を書いて くださったらどんな曲になるだろう
という想いに駆られ、思い切って依頼した”
と、プロデューサーの宇髙武志氏。
“物語に寄り添った歌詞を書いてくださって、
心から感謝しています” と。
多くの人の心に沁みる、原作の絶対的な魅力、奥深さ。
奇跡とも言える、素晴らしいキャスティング
それらを支え、引き出し、まとめた
優秀で繊細な制作陣の織り成す科学反応を、
ぜひ、ひとりでも多くの方に、スクリーンで体感してもらいたい。
一人で落ち着いて、この物語が紡ぎ出すメッセージに触れ、
感じ考えるのもよし。
青春時代をともに過ごした友を誘い出して、
帰りに、それぞれのキャラクターと自分たちの
重なるところ、気になるところなどを語り合ってみるのも
楽しいかもしれない。
今日は、午前中
グランフロント大阪北館の中にあるクリニックで、健康診断を受けてきました。
その帰りに
北館1階にある、ナレッジキャピタル EVENT Lab.(イベントラボ)
で、
モンスターハンター20周年-大狩猟展-
が開催されているのを知り。
https://mh20th-exhibition.jp
なんか、心引かれる眺めだったので、思わず撮っていました。
グランフロント大阪~大阪駅の方へと歩く途中
こんな、抜け感のある風景にも、心引かれて。
抜け感のある風景って
やっぱり、心引かれます。
開放感。解放感。ね。大事ですよね。
デスクワークが続いて、肩が凝ってるなぁって時などは、特に。
時折、腕や肩、首を回したり、動かしたりしながら
歩くと、頭の体操にも繋がる気がします。
そして、午後は
資料探しと運動を兼ねて、大阪城公園~京橋方面へと、ウオーキング。
大阪城乾櫓の前あたりから、OBPを眺めると
大阪今昔が、ね。体感できて、面白いの。
大阪城の外濠で寛ぐ水鳥たちの鳴き声が、愛らしかったです。
(ライター:日下郁子)
映画『おいしくて泣くとき』(配給 松竹)のマスコミ試写会にご招待をいただき、
4月4日(金)の公開に先駆け、観てまいりました。
本作品は、森沢明夫氏による同名小説(角川春樹事務所 刊)の初実写映画化。
“互いの幸せを願いう純粋な想い”を、まっすぐに描いた小説は、多くの読者の心を揺さぶり話題となりました。
私も、映画鑑賞後に、遅ればせながら、読んでみたいとの思いを持ちました。
本作の主人公。幼い頃に亡くなった母との思い出の四つ葉のクローバーを
ずっと大切にしている、心優しき高校生男子・風間心也を演じるのは、
長尾謙杜。
若い世代を中心に、大人女子のハートをも鷲づかみにしている
大人気アイドルグループ、なにわ男子のメンバーで
近年では、NHK大河ドラマ『どうする家康』や、映画『岸部露伴 ルーヴルへ行く』(23年)、
1月に公開された大泉洋主演の映画『室町無頼』なに出演するなど、
俳優としての活躍も目覚ましい、期待の若手だ。
そして、心也の同級生で、どこか翳のある少女、新井夕花を演じるのは
當間あみ。
2022年1月にTBS系ドラマ『妻、小学生になる』でドラマデビューを果たして以降、
アサヒ飲料「カルピスウォーター」14代目イメージキャラクターに抜擢されるなど
目覚ましい活躍で注目を集め
NHKドラマ『ケの日のケケケ』(24)でドラマ初主演を務め
2月1日~15日まで放送されたNHKドラマ『リラの花咲くけものみち』にも出演。
2月27日から世界配信となったNetflix映画『Demon City 鬼ゴロシ』にも出演している。
心也を男手ひとつで育て上げ、複雑な事情を抱える子どもたちのために自信が経営する食堂を
子ども食堂としても開放している愛情深い父・風間耕平を、安田顕が務め
物語に、強い意味合いと深みを与えている。
ほかにも、突然、高校生時代のあの日…離れ離れになってしまってからも
夕花への想いを大切に胸の奥にしまいながら、父から食堂を受け継ぎ、子ども食堂としての役割も
大切に続けている30年後の心也を、ディーン・フジオカが演じている。
また、亡き心也の母、風間南を美村里江が演じ、心也を想う母の愛に、観る者は心揺さぶられずにはいられない。
〈STORY〉
サッカー部のエースだった心也(長尾謙杜)は、ケガで大事な試合にも出られず、鬱々とした日々を過ごしていた。
そんなある日、"クラブ活動をしていないから(暇でしょ…)"という理由で
半ば強引に、学級新聞コンクールの係に、夕花(當間あみ)とともに使命されてしまう。
実は、夕花は、心也の父が営む大衆食堂”かざま食堂”に弟を連れてたびたび、やってきていた。
かざま食堂は、さまざまな理由を抱えた子どもたちを
「いつでもご飯を食べにおいで(子どもは無料だから)」と温かく迎え入れる
子ども食堂を兼ねていたのだ。
幼馴染ではあったものの、いつしか、なんとなく距離ができてしまい
初めはぎくしゃくしていた二人だったが、学級新聞コンクールの係に選ばれたことをきっかけに
次第に打ち解け、
皆に内緒で、ふたりだけで“ひま部”を結成
家にも学校にも居場所がなく、クラスで孤立していた夕花は
心也といる時が、心やすらぐ、大切な時間となっていくのを感じていた。
一方の心也も…。
ある日、不良の同級生・石村(水沢林太郎)から呼び出され
自分が子ども食堂の常連であることを、口外した疑いをかけられてしまう。
石村が心也に今にも殴りかかろうとしたその瞬間、別の不良グループが現れ
その少年たちは、心也の父親のことを、偽善者呼ばわりし、嘲笑い
挙句、心也に頭からサイダーをかけるという卑劣な行動に出る。
何も言い返せない心也を前に、気まずそうな表情で立ち去る石村。
荒れた心を癒してくれたのは、夕花だった。
心也も、優しい夕花に次第に心惹かれていく。
そして、迎えた夏休み。
暇を持て余していた心也は、石村とバッタリ遭遇する。
かつての誤解も解け、和解する二人。
その時、事件が起きる。
夕花の暮らすアパートの前で、義父に酷い暴行を受け投げ出される夕花の姿を
目撃してしまう二人。
夕花は、実は、血の繋がらない父親から、厳しい扱いを受けていたのだ。
石村が義父を夕花から引き離し、体を押さえ込んでくれている間に
夕花の手を取り、全速力で逃げる心也。
「わたし…逃げたい…遠くに」
夕花の悲痛なつぶやきを聞いた心也は、かつて、両親と訪れた思い出の地へと夕花を連れて行くことを決意。
目の前に広がる、美しい海。夕暮れに染まる堤防。
そして、二人は、心也が亡き母と四つ葉のクローバーを探した思い出の公園にたどり着く。
せめてもの希望の光を見出すかのように、懸命に四つ葉のクローバーを探す心也と夕花。
だが、朝になっても四つ葉のクローバーは見つからず
心也は、夕花に想いを告白し、大切なあるものを手渡す。
しかし、二人の別れは、突然にやってくる。
母が亡くなって以降、誰とも、約束を交わせずにいた心也だったが
離れていく夕花を前に、声を振り絞って叫ぶ。
「約束する、俺たち絶対また会える」
それから30年の月日が流れ
心也は、一度も合うことのできない夕花との約束を胸に、父から引き継いだ食堂を営んでいた。
だが、突然の事故で店が大破し、営業停止をやむなくされてしまう。
途方に暮れる心也のもとを、ある日、一人の若い女性が訪れ……。
この作品には、今の時代に向けての大切なメッセージが詰まっていると言える。
子ども食堂
私も、取材する中で、子ども食堂を兼ねているお店に出会ったことがある。
地域の生産者、企業などの強力・支援を受けながら
子どもたちに、安心して食べられる“ご飯”を提供している食堂は
現代社会の問題、闇、活路、改善策…さまざまなことに思いを馳せるきっかけをくれる、
貴重で
もっと支援され、広がっていくべき存在だ。
でも、
作品の中にあったように
子ども食堂に通っていることを、友達、同級生に知られたくない
そんな悩みを抱えている子どもも、一定数いるのかもしれない。
また、自らの心的ストレスや、問題を、弱者に向けることでしか発散できない
そんな子どもたちもいて
今も昔も、そんな子どもの、相手への思いやりに欠けた、軽はずみな言動は
時に、同じ年頃の、繊細な子どもの心をえぐる凶器にもなり得る。
現代社会は、複雑な問題が絡み合っている社会でもある。
そんな中で
「世界のどこかで、キミが、笑っていてくれますように」
そう願える存在の、大切さについて、考えた。
人が人を支え、生きていくことの意味。
誰かに、救いを求める、頼る
寄り添うこと
そして、自然に手を差し伸べる
そういう歩み寄りが
もっと、身近に、日常的に広がっていけば
解決できる問題も、たくさんあるように思う。
試写会の片隅で…(最前列で)
涙した、本作。
見終わった後から、心から多くの人に薦めたくなった映画。
ぜひ、ひとりでも多くの方に、優しい気持ちを思い出しながら、見届けていただけたら嬉しい。
(ライター:日下郁子)
2月11日。建国記念の日。
枚岡神社にて餅つきが行われるよ。お神酒も振る舞われるよ。
と、お誘いをいただき、行ってまいりました。
すぐにでもその楽しいイベント参加について、Blogに記したかったのですが。
先の記事にも書きましたとおり、COVIDに罹ってしまいまして。
枚岡神社(ひらおかじんじゃ と読みます)
hiraoka-jinja.org
の創祀は、皇紀前まで遡ります。
日本神話において初代天皇・日本国の創始者とされる神武天皇が、大和の地で即位される3年前と伝えられているのです。
神社の境内に足を踏み入れると、凛と澄んだ空気に身を包まれ
気持ちが引き締まるのを感じました。
つきたてのお餅は美味しくて。
お神酒とともに、美味しく味わわせていただきましたよ。
もちろん、神殿にも、ちゃんと手を合わせて。
皆の幸せ、平和を、祈ってきました。
ライター:日下郁子
ご飯を🍚食べて。ちゃんと、食べて。
美味しいと、思えるって。
とても幸せなことなんです。
街中を歩いて、季節の変わり目、変化、
空気を感じられるって
幸せなことなんです。
人と会って、笑い合えるって、
あたたかいことなんです。
平熱って…なんだろ…平和な体温なのですねぇ
実は、わたくし
新型コロナウイルス感染症に感染してしまい
しばらく、休んでいました。
感染・発症したと思われるのは
2月22日
にゃんにゃんにゃん♪の、猫の日です。
38度を超える高熱が出て
ものも、普通に食べられなくなりました。
お腹はぐーって鳴るのに
食べる行為が…なんというか、しんどいんですよ。
何よりも
普段から、ずっと、気をつけていて。
感染しないでここまで来られたのに
とうとう新型コロナウイルス感染症に感染してしまったことが悔しかった。
22日の夜は
久しぶりに会う友と、楽しい会食だったので
彼女たちにうつしていないかも、気になって不安で
いたたまれなくなった
結果は、そこは、問題なかったんですけれど。
こんな苦しい思いをするのは
私だけでいいと、思いました。
でも、母も感染してしまい。
そのことでも
やりきれない思いをし
不安に苛まれ。
でも
母も、私も
着実に、回復に向かっています。
昨日の夜は、薬局に必要なものを買い物に行きがてら、一緒にウォーキングもして。
そんなこんなで
しみじみ、日々を穏やかに過ごせる幸せについて
考えさせられる3月上旬でした。
画像は、昨夕の梅田。
仕事帰りに撮った一枚。
日が長くなっていっています。
もう、春ですね。
まだまだ、寒いし
感染症も流行っていますけれど。
春は、少しずつ、その色を濃くしていっています。
皆さまも、くれぐれも気をつけてくださいね
ウイルスは、あなたのすぐ隣、背後、前に潜んでいるのです。
適度に運動をして
暴飲暴食は上手に避け、体に優しいものを摂って
ウイルスに負けない体と心を、ともに、作りましょう💪🏻
ストレス過多にならない意識と工夫も、大切ですね✨
年明け1月は
何かと慌ただしく
また、疲れを感じる日も多くて
夜は、ばたーん
ついつい、強い眠気に負けてしまって
で、2月の下旬になってコロナ感染
そんなこんなで、ついつい、blog更新が途絶えてしまっており
またまた、反省しております。
他のネタも、
…先日行かせていただいたマスコミ試写の感想や
プライベートで行った映画のこと
溜まっているといえば溜まっていますので笑
ぼちぼち上げていきますね。
ライター:日下郁子
映画『遺書、公開。』
2025 年 1 月 31 日(金)全国公開
配給:松竹
ご招待をいただき、先日、マスコミ試写で観させていただきました。
©️2024 映画「遺書、公開。」製作委員会
©️陽東太郎/SQUARE ENIX
ストーリーは…
1学期の朝を迎えた私立灰嶺(かいれい)学園2年D組の生徒24人と担任教師に、
「2-D序列」と書かれたファイルがメールで届く。
メールには、担任教師も含めた全員の名前が
1位から25位まで順位とともに列記されていた。
タチの悪いイタズラ…?
だとしら、このクラスの序列は、いったい誰が何のために決めた…?
犯人が誰かも、また、その目的、意図するところが何なのかも
わからないまま時は過ぎ、半年後、事件が起こる。
誰もが羨む“序列1位”の姫山椿が、学内で謎の死を遂げたのだ。
衝撃の事態に動揺するクラスメイトたち。
気持ちの整理がつかない彼らが姫山椿の葬儀後、教室に立ち寄ると、
全員の机の上に封書が置かれていた。
そこに記されていた文字は、「遺書 姫山椿」
そう…それは、姫山からクラスメイト一人ひとりに宛てて書かれた、
それぞれに文面の異なる遺書だったのだ。
死んだ姫山の遺書が、なぜ教室に?
そもそも、序列1位の彼女がなぜ自殺したのか?
この遺書は、本当に姫山が書いたものなのか?
疑心暗鬼に陥る2-Dの生徒たち。
その騒動の最中に、
「これは、本物だと思います。半年間付き合った俺には、わかる」
という姫山の彼氏・赤﨑理人の一言が引き金となり、姫山の自殺の真相に迫るべく、
生徒24人全員に加えて担任教師・甲斐原の計25人全員が
自分に宛てられた遺書をクラスメイトの前で公開することになった。
だが、この異例…異様な遺書公開のよって、
姫山の秘密を公に晒す24人全員の知られざるドス黒いもう一つの顏が次々に炙り出されていくことに…。
この映画を観進めるうちに、
さまざまな思いが複雑に絡み合い、駆け巡るのを感じた。
怖い……と、正直、何回も思った。
感情が波うつ音が聞こえるような感覚になった。
だが、それらを、一言で表現するのは難しい。
人は、愛しい。
人は、弱い。
人は、強い。
人は、面白い。
でも…、人は、怖い生き物でもあると、改めて気づかされた。
人について、人の中で蠢く感情というものについて、考え尽くした・・・。
日常生活で、
こんなことを、思ったり、
耳にしたり、したことはないだろうか。
「……あんな人だとは、思わなかった」
ひらたく言えば「騙されたわ…」というやつだ。
視点を変えれば、こうも言えるのではないだろうか。
「その人の、一面しか見えてなかった・見てなかったってことじゃないの?」
人には、いろんな顔があると思う。
優しい表情もあれば、怒りを露わにすることもあり。
神経質になってしまうこともあれば、おおざっぱに済ませられる部分もあり。
熱くなる瞬間もあれば、クールに流せてしまう場合もあり。
裏表のない人、と評されることの多い人がいる。一方で、
あの人、裏がありそう…
裏表あるよね…
人によって態度変えるよね…
という、あまりよろしくないイメージを持たれる人も、いる。
でも、裏表がない、というのは
管状の起伏があまりない、
極力人に見せないでいられるということなのかもしれないし、
徹底して本当に信頼できる限られた人にしか、
表向きの顏を見せていないだけなのかも。
あの人、裏表あるよね…と言われている人は、
自分の持っている顏を、割と包み隠さず皆に見せてくれている、馬鹿正直な人とも言えるのでは。
思うに、人間は、二面…どころか、何面性もある生き物なのではないだろうか。
そして、意識的に…
あるいは無意識に。
器用に、時に不器用に。
それらを演じ分けている。
自分の理想とする自分。
自分が本当は隠していたいと思う、弱い部分。ダメな部分。
自分でもコントロールできない部分。
今、表にさらけ出しているのは、あなたの、その人の、どんな一面なのか。
世の中で、今、起こっている猟奇的な事件も
本来、人が抱えている狂気、憎悪、凶暴性、現実逃避への夢想…などが
他のどの感情よりも先に立ち、急激に増大し、暴れ出してしまった結果なのかもしれない。
そうなってしまう引き金…なんて実は、身近に転がっているのではないだろうか。
だから、そうならないための、
情操教育の大切さ、人との関わり方の大切さや注意点も、
改めて、社会全体で観直していくべき課題なのだ。
そんなことをいろいろと考えさせられた、
衝撃のスクール・カースト・サスペンス。
2年D組の生徒を演じるのは、
THE RAMPAGEのメンバーで俳優としての活躍も目覚ましい吉野北人。
©️2024 映画「遺書、公開。」製作委員会
©️陽東太郎/SQUARE ENIX
映画『恋わずらいのエリー』(24)ほか
数々のドラマ作品でも独特の存在感を放ち注目を集める宮世琉弥。
映画『恋を知らない僕たちは』(24)、
2025年前期放送予定の
連続テレビ小説(NHK総合)『あんぱん』への出演も決まっている志田彩良。
『ベイビーわるきゅーれ』シリーズ(21/23/24)、
さらに、先日2025年後期放送予定の
連続テレビ小説『ばけばけ』のヒロインを務めることが発表されたばかりの髙石あかり。
乃木坂46の元メンバーで女優としても難役を堂々と演じ定評のある堀未央奈。
担任教師役には、これまたクセのある役も見事なまでに演じ切り、
作品にスパイスを効かせてきた忍成修吾。
彼らの俳優としての表現力、怪演っぷりを追いながら
ぜひ、背筋がぞくぞくする、声を上げそうになる…
スリリング、かつ、後の展開が気になり、
怖くてもどうにも目が離せない、
映像体験、人間観察をぜひ、大スクリーンでお楽しみいただきたい。
この映画を観たあなたは、もう、その日から
「あんな人だとは思わなかったわ」
と、相手を責める…前に、ふと、我に帰り、
「私、あの人の○○○な面しか見て(見えて)なかったんだ」と
反省する…人になる、かも?しれない。
スクール・カースト・サスペンス映画を観て、
人として一歩、二歩…それ以上、飛躍?
それって、面白い。悪くない、のでは、ないかな。
©️2024 映画「遺書、公開。」製作委員会
©️陽東太郎/SQUARE ENIX
https://movies.shochiku.co.jp/ishokoukai-movie/
(記:ライター日下郁子)
沖縄出身のバンドHYの名曲『366日』
耳にしたことのある人は多いだろう。
心に深く沁み、思わず涙してしまうほど
感情移入したことのある人も、少なくないはず。
2008年に発表された、彼らのこの名曲をモチーフに、新たな物語が生まれた。
映画『366日』。
松竹ナビ株式会社様よりマスコミ試写にご招待いただき、
公開に先駆け、観させていただいた。
本作は、運命的な出逢いを経て恋に落ちた男女の20年間を描いた純愛物語。
この映画がラブストーリーであることは大前提ではあるが、
楽曲の意味や、発表から16年を経て
受け取り手の聴き方に変化が生まれてきている。
親子の絆や人の生死についても描きたいという制作陣の真摯な思い、
それに好感触を示したHYのメンバーの懐の深さ、愛情。
さらには、学生時代に『366日』を聴いていた世代であり、
2022年に新人脚本家の登竜門である城戸賞を受賞した(準入選)、
本作が初の長編商業映画となる福田果歩により綴られた脚本。
人物の心の機微を丁寧に紡ぐことで、
数々のラブストーリーや人間ドラマを編み出してきた
新城毅彦監督がメガホンを取り、映画化が本格的に動き始めたのだ。
主人公・真喜屋湊を演じるのは、赤楚衛二さん。
私が、俳優としての彼を強く認識するようになったのは、
ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』
(2020年10月クール/テレビ東京系列)の安達清役だった。
「チェリまほ」の愛称で親しまれるこの作品で
一気に世間からの注目を集めた彼は、
その後、俳優としての幅を広げ、映画やドラマで活躍している。
制作陣が、彼の主演作を観て
どこか陰がありつつも優しく大らかな湊役にぴったりだと
彼にオファーしたというのも頷ける。
ヒロイン・玉城美海役を演じるのは、上白石萌歌さん。
彼女が以前CMで『366日』をカバーしていたのを
鮮明に覚えている人も少なくないのでは。
湊の2年後輩で、通訳になる夢を持ち、
大好きな湊先輩を追うように上京し、
ひたむきに愛する人のそばに寄り添うヒロインを好演している。
また、美海をどんな時もずっと明るく優しく見守り、
支える幼馴染の嘉陽田琉晴役を、中島裕翔さんが演じている。
映画をずっと観進めるうちに、
私は琉晴の健気さ、
相手を包み込む大きな愛情に、いつしか圧倒されていた。
なんて…深い愛なんだ。
もしかしたら、綺麗ごと過ぎるかもしれないけれど。
相手を愛するということは、
本気で愛するということは、
こういうことなのかなぁ。
と、改めて思わされる。包み込む愛だった。
愛してほしい…愛されたい…
人はそう願う生き物なのかもしれないけれど
相手を幸せにしたい。守ってあげたい。
見守っていたい。
喜ぶ顔が見たい。
寄り添いたい。
味方でありたい。
そんな風に、相手を深く、強く、愛する優しさ。
湊と美海も、互いのことを思い合っていた。
思い合っていたからこそ、切ない展開になってしまう。
運命の悪戯は、時に……本当に残酷な展開を描く。
気つけば、号泣していた、私…。
涙が止まらなかった。
「生きる、愛するというのは、こういうことなんだ」と思った。
名曲から派生した、涙なしでは観られないラブストーリー。
劇中では、HYの『366日』『AM11:00』が流れ、
また、『366日』のアンサーソングとして
本作のために書き下ろされた新曲『恋をして』が、
物語の重要な役割を担い、観る者の心を揺さぶり涙を誘う。
まさに主題歌にふさわしいバラードが誕生した。
誰かを想って、心が動き、呼吸し、笑い、そして泣いたことのある人。
愛について、考えたことのある人。
愛を知らない…?
そんな不安を少しでも抱えたことのある人にも、
ぜひ、観て、感じ取ってもらいたい作品だ。
https://movies.shochiku.co.jp/366movie/
ライター日下郁子
松竹ナビ株式会社 関西映画宣伝室 からご招待いただき、
マスコミ試写会に参加してまいりました。
作品は、
『博士の愛した数式』(2006)、
『蜩ノ記』(2014)、
『峠 最後のサムライ』(2022)
などを手がけた、小泉堯史(こいずみ たかし)監督の最新作。
『雪の花-ともに在りて-』。
物語は、江戸時代末期。
死に至る病として恐れられた疱瘡(天然痘)が猛威を振るい、
多くの人命が奪われていた。
福井藩の町医者で漢方医でもある笠原良策は、
「患者を救いたい」という強い思いを抱えながらも成す術がなく、
言いようのない無力感を抱き、心を痛めていた。
彼の妻・千穂は、悲惨な状況を前に自責の念にかられ、
落ち込む夫の良策を、明るく気丈に励まし続けていたのだが…。
苦悩の末、良策は都の蘭方医・日野鼎哉のもとを訪ね、教えを請う。
そして鼎哉の塾で疱瘡の治療法を追求し続けた…。
ある日のこと、
良策は、異国では感染対策として種痘(予防接種)を行っていることを知る。
ただし、着手するには種痘の苗を海外から取り寄せなければならない。
さらに、幕府の許可も必要…。実現するには困難を極めた。
それだけではない。
人々を病から救いたい、大くの人の命を救いたいと奔走する良策の前に、
幾多の壁が立ちはだかる。
だが、良策は決して諦めなかった。
妻・千穂の健気な支えにも救われ、
諦めない良策の志は、やがて藩、そして幕府をも巻き込み―。
物語の主人公、実在した町医者でもある笠原良策を演じるのは、松坂桃李。
近年、映画俳優としての活躍も目覚ましく、
数々の賞も受賞している実力派だ。
彼が演じる役の振り幅も大きく、観る者を作品の世界へと引き込む力を持っている。
今作でも、松坂桃李は強い使命感を胸に、
困難を前にも信念を曲げず果敢に挑む人物をひたむきに演じ切っている。
良策を支える妻・千穂役を、芳根京子。
彼女が見事に演じた千穂には、
周りをあたたかく照らし輝かせる陽の光のような明るさ、そして強さがある。
さらに、えっ?と驚かされる一面も…。
(それは、ぜひ、映画館で確認していただきたい!)
これからがますます楽しみな、
日本の映画界になくてはならない女優さんになる…。
私、個人の中で、今作を通し、彼女への期待値は大きく高まった。
良策を導く蘭方医という重要な役どころを担うのは、
名実ともに世界に誇れる俳優、
日本を代表する名優と言っても過言ではない、役所広司。
物語に重厚感、説得力が増し、
彼の存在感に今作でも圧倒させられ、希望の光を見出すことができた。
本作の魅力は他にもある。
日本の美しい原風景、豊かな自然の音や光、温度感などを、
リアルに感じ取れるところだ。
ぜひ、五感を研ぎ澄ませ、スクリーンから体感してほしい。
本作は、未曾有の疫病に立ち向かった人々の愛と感動の実話だが、
このテーマに今、私たちが向き合うことの重要性についても、
思いを馳せずにはいられない。
2019年末より始まり、世界中を震撼させた新型コロナウイルス感染症の流行。
今もなお、感染者は増えている。後遺症に悩まされ続けている人も決して少なくない。
まだまだこのウイルス感染症の問題は軽視できない、
身近で起こりうる憂慮すべき問題なのだ。
でも…
比較的耳にすることの多いのは、
インフルエンザや新型コロナウイルス感染症だが、
それだけでない。
日本国内はもとより世界各国には、
マイコプラズマ肺炎の発症者も増加していると聞く。
インバウンド需要に沸く一方で、注意喚起も忘れてはならないのだ。
そんな現在の社会に思いを馳せると、
単に ”映画” ”物語” ”他人事” と捉えることはできない。
この作品から、心の真ん中・奥底にずっしりと響く
”現実”を考えることになった。
さらに、
主人公・笠原良策の真摯な姿、言動から、
諦めずに打ち込むことの大切さ、
それによって得られる、築ける縁や、その先に開ける道についても…。
節目となる2025年に公開されるこの作品から、
大切なメッセージを受けとって、生きる力に変えてもらいたいと切に願う。
映画『正体』
マスコミ試写にて鑑賞させていただきました。
俳優・横浜流星による深い悲哀の表現に心を揺さぶられ、
私は試写室を出てからしばらく現実の世界に戻って来られないような…
不思議な感覚の中に居た。
スクリーンを通して、彼が演じた鏑木慶一の、
決死の…いや、懸命に生きながらえようとする逃亡劇を、
祈るような気持ちで見守っている…そんな錯覚を抱いていたのだ。
映画『正体』(2024.11.29 FRI。この秋公開)は、
日本中を震撼させた殺人事件の容疑者として逮捕され、
死刑判決を受けた鏑木慶一(横浜流星)が、
脱走したところから、ストーリーは始まる。
潜伏し逃走を続ける鏑木と、日本各地で出会う人々。
吉岡里穂演じる沙耶香。
6人組アイドルグループSixTONES(ストーンズ)の
メンバーである森本慎太郎が演じる和也。
山田杏奈が演じる舞。
そして、鏑木を追う又貫刑事を、山田孝之が演じている。
顏や姿、職業を変えながら、日本を縦断し、逃亡を続ける鏑木。
彼が懸命に逃げ続ける…その真の目的とは。
すべてが明らかになった時に、
観る者の心はさらに強く激しく揺さぶられ、きっと涙する―。
原作は、染井為人による同名小説。
冤罪という、難しい題材をテーマとした長編小説。
ネットで検索してみると、
「ラスト一行を読んだ瞬間に心が打ち震え、涙が溢れてきました」
などの声が多数。
映画もそうだった。最後…の瞬間もそうだし。
なんならラストに向かうにつれ、溢れる涙をこらえることができなかった。
染井為人氏は、映画化にあたって、
「感無量です。ぼくが描かなかった部分をあえて主軸に置いていて、
映画『正体』は、小説『正体』のアンサー作品だと思います。
直で映画を先に観ていただいてもいいし、
原作を先に読んでもいいし、
とにかくたくさんの人に映画館に足を運んでいただきたいです。
友達、恋人、家族と…、
お一人でも(ぼくは大体一人です)、ぜひ映画館で観てください」
とコメントを寄せている。
実は、私、原作をまだ読んでいなかった。
…ですが、読みます。読ませていただきたい思いが強くなりました。
監督・脚本は、藤井道人氏。
藤井道人監督×俳優・横浜流星の強い絆・信頼関係が、
この作品に深みや凄み、
人の心の奥底を揺さぶるメッセージ性など、
さまざまな厚みをもたらしていることは確かだろう。
「冒頭のシーンで鏑木が発した一言が、
後半へ、クライマックスへ向かう中で、あれは伏線だったのだ。
ここにも反映されている」
と感じて震える瞬間もあり。
とにかく。ここで、ストーリーなど、細かな事は語らない方がいいと、思う。
まだこの映画を観ぬ多くの方々に。その目で、心で、感じ取ってほしいから。
公開後、映画『正体』を観た人と、そうでない人は、
何かが大きく違う!きっと違う。
そう言ってしまいたくなるほど。これは、見届けるべき衝撃作だ。
書いていて、また、目頭が熱くなってきた。
いやはや。俳優・横浜流星。恐るべし。
25年大河ドラマ『べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~』
ここへ来て、このタイミングで大役を任されたことにも、自然と納得が行く。
これからがますます楽しみな俳優だ。
彼がこの先、走り続ける先への期待と
本作で、希望を捨てず、あきらめず、走り続ける鏑木の姿が、交錯した。
☆公式サイト
映画『正体』公式サイト|11.29(Fri) 全国公開 (shochiku.co.jp)
(記:ライター日下郁子)