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編集プロダクション・GROUP のブログ

Webから紙媒体まで、企画・編集・執筆・撮影・デザイン。
制作のすべてを請け負うプロダクションです。スタッフ(数名)が、取材活動を通して感じた日々の思いや出来事、読んだ書籍、映画などについて綴るお気楽&無責任ブログです。

「美しき怪物」

映画の冒頭。
第二次世界大戦下、
太平洋戦争で就役した史上最強の戦艦「大和」を
そう表現していたのが、強く印象に残った。


全長263mの巨大戦艦。

史上最大の46cm主砲を搭載し、

排水量においても史上最大といわれている。

 

当時、日本の最高技術をもって建造された

「美しき怪物」戦艦大和

をめぐる物語である。


 


いつか「戦艦大和」を題材にした作品を作りたい

と、願っていた一人の映画監督によって、
生み出された
2時間超えの重厚なエンターテイメント作品。

脚本・監督・VFXを務めた山崎貴氏は、

映画のパンフレットに寄せたコメントの中で、

戦艦大和にまつわる映画は、

大和が沈没する際の物語がメインになることが多いが、

それとは違ったアプローチを探していたと語る。

そして原作を見つけ、

「こんな切り口があるのか!」

と、ワクワクしたと。

 

(※原作『アルキメデスの大戦』三田紀房 

ヤングマガジンKC 1巻~16巻 以下続刊 発売中)

 

 

 

 

 

 

 

戦艦大和は、1945(昭和20)年47日、

鹿児島県沖の九州南方海域・坊ノ岬沖において特攻作戦中に撃沈する。

このとき、乗員3332人のうち、生還者はわずか276人。

一方で 、この特攻出撃で大和が撃墜したとされる

米空母艦載機の数はわずか35機だったといわれており、

映画の冒頭で描かれている坊ノ岬沖海戦の激しい戦闘から撃沈までのシーンが、

まさに、この大戦で日本軍が失ったもの、その傷の深さ、凄まじさを物語っている。

 

注意深く観ていると、

冒頭のシーン(=坊ノ岬海戦のシーン)で登場する大和と、

映画のラストで登場する大和には、大きな違いがあることに気づく。

 

ラストで登場する大和は竣工当時の姿で、

冒頭に登場する大和は、

対空火力が大幅に増強された最終出撃時のものだからだ。

細かなディティールまで忠実に再現されているということなので、

ぜひ、劇場の大きなスクリーンで確かめ、感じ取ってほしい。

 

 

 

映画『アルキメデスの大戦』は、

史実の1930年代後半を歴史的背景に、

そこから着想を得て描かれたフィクション。

 

序盤で菅田将暉演じる本作の主人公・櫂直(かい ただし)が、

舘ひろし演じる山本五十六海軍少将(当時)から勧誘され海軍に入隊するのが、

1933(昭和8)年。

史実ではこの年に日本海軍がワシントン海軍軍縮条約からの脱退を決めたとされている。

(この年に国際連盟を脱退、翌1934年=昭和912月に同条約も破棄した)

欧米列強との対立を深め、

世界の孤児となった日本。

主力艦建造に対し設けられていた制約から解き放たれた日本海軍は、

当時の米国海軍艦を凌駕するスケールを誇る新型戦艦の建造を構想する。

これが、大型戦艦「大和」誕生のはじまりだった。


映画では、主人公・櫂が「巨大戦艦には大きな欠陥がある」と主張し、

その根拠を数学的に解明していくという展開が、

快い熱と緊張感を持った人間ドラマとして、観る者の心を揺さぶる。

100年に一人の天才と称される、

帝国大学の数学者・櫂直。数学を偏愛し、

軍隊が大嫌いだと言い切る彼の頑なな心を、

劇中序盤で山本五十六は

 

「巨大戦艦を建造すれば、

その力を過信したわが国・日本は、

必ず戦争を始める」

 

という衝撃的な一言で動かす。

 

そう。この作品は従来の戦争ものとは違った角度で、

戦火が激しくなる前の時代を切り取り、

帝国海軍という巨大な権力の中枢に飛び込み、

数学で戦争を止めようと本気で挑んだ男の物語。

 

「数学は嘘をつかない」

その信念を胸に、

誰もが抗うことは不可能と思われた巨大な壁に、

難題に、果敢に立ち向かう男の物語なのだ。

令和という新たな時代を迎え。

私も含め、戦争を知らない世代が大半を占め。

戦争を物語れる先輩方の多くがこの世を去ってしまった今。

この重厚な人間ドラマ、

エンターテイメント作品から、改めて多くのことを感じ、

考えさせられるひとときを持てたことを幸せに思う。

 

酷暑を避け映画館で快い涼感に包まれながら、

心の芯が熱くなる感覚を楽しむ…

 

 

 

の鑑賞で、休日を過ごすのはどうだろう。


(ライター 日下郁子)

 

 

 

 

 

 

『二ノ国』(823日ロードショー)

8月7日、マスコミ試写会が行われ、

ご招待をいただき、参加させていただきました。

 

 

 

 

「命を選べ。

ユウとハルは親友だった。

好きな人の命をめぐり、闘うまでは―」

 

リーフレットのキャッチコピーにも、記されているとおり。

この物語が描くのは、

〈命の選択〉という究極のテーマ。

 

 

 

とはいえ。

決して、重く…重すぎる…重いだけの…

ただただヘビーなストーリー展開では、もちろん、なく。

 

もうひとつの世界―〈二ノ国〉に、

命の繋がったもう一人の自分が居て…。

大切な人と命が繋がっている、もう一人の存在が居て…

居たとしら…

 

その出逢い、めぐり逢いを経て。

きっかけに。

きみならどう動く?

どういう選択をする?

という問いかけが込められています。

考えさせられ、

ハッとして、葛藤し、もがく…。

そんな切ない部分が描かれている。

 

命があまりにも粗末に、軽く、扱われて…はいないだろうか

皆、自分のことばかり…ではないか?

 

そんな悲しみ傷みを、心に感じずにはいられない瞬間が、

しばしばある現代、その今を生きる、生き抜かなければならない私たちに。

必要な問いかけ、

メッセージが

たくさん散りばめられたアニメ作品のように思え・・・。


 

 

 

 

主役の3人の声優を務めるのは、

山﨑賢人、新田真剣佑、永野芽郁

山﨑賢人の声を、その魅力をまた、新鮮に感じさせてもらいながら。

最近でいうと

『キングダム』など…

話題・注目作に次々キャスティングされるその理由が、

垣間見られたように思いました。

ムロツヨシさんも、いい味、醸し出しています。

その詳細は、ぜひ、劇場で。

耳と…心、五感すべてを素直に解放し、

確かめ感じてもらえたらと、思います。

 

 

 

 

映画って、やっぱり、いいですね~。

2019年、夏。

映画に救われている気持ちが強い。

 

(ライター:日下郁子)

 

 

 

 

毎日暑い日が続いております。

いかがお過ごしでしょうか?

いつもお世話になりましてありがとうございます。
編集プロダクションGroup 
代表の日下恵子です。

 

皆さまにおかれましては、

益々御清祥のこととお慶び申し上げます。

 



さて、本年の夏季休業ですが、

以下の日程となっておりますので、
お知らせいたします。

--------------------------------------
■休業期間
2019年8月10日(土)~2019年8月15日(木)
--------------------------------------
2019年8月16日(金) 午前9時30分から
平常通り営業いたします。

休業期間中のメールでのお問い合わせには
可能な限り対応させていただきますが、
事務所固定電話&FAXへの対応は
2019年8月16日(金)以降となります。

休業期間中はご不便をおかけいたしますが、
ご了承くださいますようお願い申し上げます。
今後とも、よろしくお願いいたします。


 

 

 

 201989()

超実写版キング・オブ・エンターテイメント

『ライオン・キング』が公開となります。


 

先日、ひと足お先に

完成披露試写会

at なんばパークスシネマ

に行かせていただき、

観てまいりました^^

 

まるで映画の中に入り込んでしまったかのよう!な、

リアルな臨場感が体感できる

プレミアムシアター「IMAX®

で鑑賞させていただいたということもあり。
ドキドキワクワクが何倍にも!膨らむ、

なんとも贅沢な映画鑑賞でした。

 

サバンナの大地、

風にそよぎ陽のもとに映える豊かな樹々、

そこで暮らす動物たちのいきいきとした動き…躍動感!

すみずみまで目を凝らして…。

五感を研ぎ澄ませて…。

瞬きをする間も惜しいほど…とは、まさに、今この状況!なり。

と思い感じる、幸せなひととき。

 

 

本作品の世界観を支えている、

大きなテーマ

「自然界の命は、大きな環で繋がっている!」

という。

すべての命あるものへの敬意に満ちた

「サークル・オブ・ライフ(生命の環)」

の思想。

そこに、監督・製作を務めたジョン・ファヴローが込めたという、思い

 

…それは、

「世界は皆で分かち合うものであり、

一人ひとりが独立した人間でありながらも、お互いに繋がっている。

その中で、それぞれが果たすべき役割や生きる意味がある」

まさに、今を。

この厳しく複雑な現代を生きる人々に向けられた、

失くしてはいけない、

忘れてはいけない、

心の在り方を示す大切なメッセージ。

 

毛並みのリアリティ、

動きの一つひとつまで、

実に巧みにリアリティをもたせた、

ライオンの子・王の子“シンバ”のあどけなさややんちゃな表情、

生き生きとした愛くるしさに、

瞬く間に心を鷲づかみにされ。

そして、

最愛の父を一瞬にして失ったあとの

“シンバ”の悲しみや孤独、

広い世界へと独り向かう、

その小さな後ろ姿から目が離せなくなり。

…そう、すっかり心奪われ、切なさに静かに涙していた。

 

観る者の心を震わせる。

命の尊さ。

そして、自分が何者なのか―について。

存在意義について考えさせられる。

そんな、深イイ時間に

身を置くことができる。

 

超実写版『ライオン・キング』

とにかく!

“シンバ”に言いようのない

愛おしさを覚え、

気づけば自然に応援し

あたたかく見守りたくなる

…その、心の動きだけでも楽しみに

映画館へ。

足を運んでみてほしいな、と思います。

 

そして、かなうならば。

IMAX®で観るのも、

本当におすすめです。

この夏、自信をもっておすすめしたい、

心あたたまる名作。

 

 

 

 

 

 

 

(記:ライター日下郁子)