連日アップされている楽しい楽しい、yununo様と一葉梨紗様の愛溢れる捧げ合い(応酬)シリーズに、何故かろーりんぐ中であります。
蓮キョ愛捧げあい(応酬)シリーズ企画目次ページはこちら!
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有限実践組-skipbeat-・一葉梨紗様企画目次
企画目次1-1:9月迄に完結分&読み切り編の目次
企画目次1-2:10月末以降に完結したコラボシリーズの目次
企画目次2:当月時点で連載中の応酬コラボ&読み切り編の目次
yununoのブログ・yununo様企画目次
企画目次1:応酬コラボ連載中の目次
企画目次2:応酬コラボ完結編の目次
企画目次3:読み切り編の目次
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命がけシリーズ
目の保養は命がけ 1 / 2(セ作) 3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 9 / 10 / 11 / 12 / 13 / 14 / 15 / 16 / 17 / 18 / 19 / 20 / 21 / 22 / 23・完結(リ作) / おまけ 1 / 2 / 3 / 4・完 (ユ作)
(その他の作品は企画目次からどうぞ!)
拍手からの移動です!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
蓮キョ愛捧げあい(応酬)命がけシリーズ
■目の保養は命がけ 1■
某テレビ局が所有しているビルの屋上に作った豪華リゾート施設。
その中にあるメイクルームに向かおうとエレベーター待ちをしていたヘア&メイクアップアーティストの小田は、そこで一緒に仕事をすることが多いスタイリスト峰菱のアシスタントに会った。
師匠である峰菱に今日の仕事を任されたというアシスタントの田中は、初めてする単独での仕事に緊張している様子である。
そんな田中と今日一緒に仕事をすることになる小田は、やってきたエレベーターに乗込みながら仕事の為の情報収集に余念がない。
人を知るのも衣装を把握するのも、ヘア&メイクアップアーティストには大切な仕事なのである。
「へー、今日は田中ちゃんが京子ちゃんの衣装担当なんだ」
「はいっ!そうなんです!初担当が京子さんだなんて、私ラッキーですよね」
「ヨカッタねー!師匠のビシさん厳しいから、まだもう少し先かなーと思ってたけど」
「そうですよね。私もまだ当分雑用係兼荷物持ちしながら現場修行だと思ってました」
「今、ビシさんって花山先生のお手伝いで海外なんでしょ?あっちも大変そうだけど、留守を任されたんだから、しっかりね!」
「そうですね、これでもアシスタント歴は長い方なので、私もシッカリ任された仕事をしないといけませんね!」
「ところで、京子ちゃんの今日の衣装ってコレ?」
「はい!ハイソなリゾート感を出しつつ、若さと可愛さのある淡い色のものをってことでしたので、JILLのワンピースにしました!」
*JILLは架空ブランドです。某有名ブランドに甘さを足した感じのイメージです。
「いいセレクトね。これの下はベージュとかのワンピース?」
「は?下?」
「そっ!これの下に着るやつはどんな?」
「え?え?下着は自前のまま…で…お願いしますけど?」
「えーー!それは駄目でしょ!ちゃんと下は水着にしとかないと!今日のプロデューサーとディレクターは、水濡れ大好きコンビよ!きっと下着が透けちゃう羽目になるし、自前だと着替えもないでしょ~!!」
「えーー!!そんなの聞いてないです…」
「あの人達、いっつもたまたまの事故で済ませるからねー!まあ、グラビア系の子にはそういう情報が行き渡ってるから最初から見せる気満々の水着身につけてるけど、あのコンビの仕事は基本水濡れオッケーな衣装と水着セットで用意しとかないと!」
「そ、そうなんですか。このワンピは番組の買い取りでいけますけど、水着は用意してないです」
「う~ん!!京子ちゃんは女優の仕事がメインだし、マネージャーもついていないから対策とか取れてないと思うわよ?でも自前の下着を晒させる訳にもいかないデショ~!水着どこかにない?」
「ちょ、ちょっと衣装室に聞いてみます!」
エレベーターがメイクルームのあるフロアについた途端、転がる様にそこを飛び出した田中は、廊下にあった内線電話で衣装室に問い合わせをしたあと、ガックリと肩を落とした。
「肌が透けるのを隠せるようなワンピ系の水着はないそうです。白いビキニはあるそうなんですけど…カバーしようにもペチコートも下しかないし、」
テレビ局にある衣装室なら肌着にしか見えない様な地味なカラーの水着であっても簡単に揃う。しかし、ここにあるのは衣装室とは名ばかりのただの事務室なのである。
屋上が豪華リゾート施設で、その下の2フロアには様々な撮影にも使える客室が40程ある。そこで働くホテルの従業員の控え室やバックヤードがある並びに事務室があり、その部屋の片隅にあるラック4本分のスペースが衣装室、いや衣装コーナーなのである。
当然衣装室に専属勤務している者もおらず、先程内線電話を受けた人間はホテルの事務職員であった。
撮影に必要なものは、スタイリストが用意するか本局から持ち込むのがここのルールである。
「うわ~、それはキツいね。京子ちゃんそんな売りじゃないし、事務所的にもNGなんじゃない?水着であれ下着であれ、ああいうカタチで晒しちゃうとそういうのオッケーなイロモノ系に見られちゃうし」
このホテルにあるショップが扱う水着は派手な花柄で有名なブランドのものと個性的なカラーとカッティングが特徴なホテルオリジナル水着だけであり、今必要としているインナー代わりとなるシンプルで地味なワンピース型水着などある筈がなかった。
「どうしましょ!!観光シーズンで道が混んでるし、今から間に合うかわかりませんが、一応ワンピ型を届けてもらえるように手配してみます」
屋上の3階下は飲食フロアであり、その下は家具店と輸入雑貨の店がある他、階下にはもうオフィスしかない。
周囲にあるのは大きな公園と、小規模な飲食店ばかりであり、水着を扱っているような店は皆無。手配するなら車で40分程の本局に頼むしかないが、そこまでの道のりは本日大渋滞中。望みはかなり薄い。
「そうね。万が一白ビキニになっちゃった場合は、上は見た目が下着が透けてるみたいになるって京子ちゃんに伝えてあげてね。濡れたあとどんな感じになるのか知らなかったら可愛そうだし!」
2に続く
拍手内から出して、捧げ合い企画内に滑り込ませてみました!←
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某テレビ局が所有しているビルの屋上に作った豪華リゾート施設。
その中にあるメイクルームに向かおうとエレベーター待ちをしていたヘア&メイクアップアーティストの小田は、そこで一緒に仕事をすることが多いスタイリスト峰菱のアシスタントに会った。
師匠である峰菱に今日の仕事を任されたというアシスタントの田中は、初めてする単独での仕事に緊張している様子である。
そんな田中と今日一緒に仕事をすることになる小田は、やってきたエレベーターに乗込みながら仕事の為の情報収集に余念がない。
人を知るのも衣装を把握するのも、ヘア&メイクアップアーティストには大切な仕事なのである。
「へー、今日は田中ちゃんが京子ちゃんの衣装担当なんだ」
「はいっ!そうなんです!初担当が京子さんだなんて、私ラッキーですよね」
「ヨカッタねー!師匠のビシさん厳しいから、まだもう少し先かなーと思ってたけど」
「そうですよね。私もまだ当分雑用係兼荷物持ちしながら現場修行だと思ってました」
「今、ビシさんって花山先生のお手伝いで海外なんでしょ?あっちも大変そうだけど、留守を任されたんだから、しっかりね!」
「そうですね、これでもアシスタント歴は長い方なので、私もシッカリ任された仕事をしないといけませんね!」
「ところで、京子ちゃんの今日の衣装ってコレ?」
「はい!ハイソなリゾート感を出しつつ、若さと可愛さのある淡い色のものをってことでしたので、JILLのワンピースにしました!」
*JILLは架空ブランドです。某有名ブランドに甘さを足した感じのイメージです。
「いいセレクトね。これの下はベージュとかのワンピース?」
「は?下?」
「そっ!これの下に着るやつはどんな?」
「え?え?下着は自前のまま…で…お願いしますけど?」
「えーー!それは駄目でしょ!ちゃんと下は水着にしとかないと!今日のプロデューサーとディレクターは、水濡れ大好きコンビよ!きっと下着が透けちゃう羽目になるし、自前だと着替えもないでしょ~!!」
「えーー!!そんなの聞いてないです…」
「あの人達、いっつもたまたまの事故で済ませるからねー!まあ、グラビア系の子にはそういう情報が行き渡ってるから最初から見せる気満々の水着身につけてるけど、あのコンビの仕事は基本水濡れオッケーな衣装と水着セットで用意しとかないと!」
「そ、そうなんですか。このワンピは番組の買い取りでいけますけど、水着は用意してないです」
「う~ん!!京子ちゃんは女優の仕事がメインだし、マネージャーもついていないから対策とか取れてないと思うわよ?でも自前の下着を晒させる訳にもいかないデショ~!水着どこかにない?」
「ちょ、ちょっと衣装室に聞いてみます!」
エレベーターがメイクルームのあるフロアについた途端、転がる様にそこを飛び出した田中は、廊下にあった内線電話で衣装室に問い合わせをしたあと、ガックリと肩を落とした。
「肌が透けるのを隠せるようなワンピ系の水着はないそうです。白いビキニはあるそうなんですけど…カバーしようにもペチコートも下しかないし、」
テレビ局にある衣装室なら肌着にしか見えない様な地味なカラーの水着であっても簡単に揃う。しかし、ここにあるのは衣装室とは名ばかりのただの事務室なのである。
屋上が豪華リゾート施設で、その下の2フロアには様々な撮影にも使える客室が40程ある。そこで働くホテルの従業員の控え室やバックヤードがある並びに事務室があり、その部屋の片隅にあるラック4本分のスペースが衣装室、いや衣装コーナーなのである。
当然衣装室に専属勤務している者もおらず、先程内線電話を受けた人間はホテルの事務職員であった。
撮影に必要なものは、スタイリストが用意するか本局から持ち込むのがここのルールである。
「うわ~、それはキツいね。京子ちゃんそんな売りじゃないし、事務所的にもNGなんじゃない?水着であれ下着であれ、ああいうカタチで晒しちゃうとそういうのオッケーなイロモノ系に見られちゃうし」
このホテルにあるショップが扱う水着は派手な花柄で有名なブランドのものと個性的なカラーとカッティングが特徴なホテルオリジナル水着だけであり、今必要としているインナー代わりとなるシンプルで地味なワンピース型水着などある筈がなかった。
「どうしましょ!!観光シーズンで道が混んでるし、今から間に合うかわかりませんが、一応ワンピ型を届けてもらえるように手配してみます」
屋上の3階下は飲食フロアであり、その下は家具店と輸入雑貨の店がある他、階下にはもうオフィスしかない。
周囲にあるのは大きな公園と、小規模な飲食店ばかりであり、水着を扱っているような店は皆無。手配するなら車で40分程の本局に頼むしかないが、そこまでの道のりは本日大渋滞中。望みはかなり薄い。
「そうね。万が一白ビキニになっちゃった場合は、上は見た目が下着が透けてるみたいになるって京子ちゃんに伝えてあげてね。濡れたあとどんな感じになるのか知らなかったら可愛そうだし!」
2に続く
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