おまけの最終話です。
大魔王様の餌食になるのは誰?!
目の保養は命がけ☆おまけ ① ② ③
○●○●○●○●○●
最終話「彼はやっぱりbroken heart?」
「あれ?敦賀くん?」
"気まぐれ"を見学し憧れの"坊"と対面した貴島さんがボソリと言うのが聞こえた。
「やあ、貴島くん。今日はここだったんだ。」
そこにいたのは、俺と同じ事務所の俳優である敦賀くんだった。
「ああ。仕事はだいぶ前に終わったんだけど"坊"に会ってみたくてね!甘いもの仲間の石橋くんに頼んで、見学をさせてもらっていたんだ。」
「 そうなんだね。石橋くん、お疲れさまです。」
見たこともないようなきらびやかな笑顔を向けられて、俺は同性だと言うのに真っ赤になってしまった。
だけど、こんないい男のツートップに囲まれると何だか凹むよな。
自分だって決して不細工ではないと思うけど、決して『抱かれたい男ランキング』にはランキングされないもんな・・・・・・
「石橋くん?」
「あれぇー。もしかして、敦賀くんの笑顔にやられた?」
「え?!」
「敦賀くん、ムダにいい笑顔でフェロモン振りまくからね~」
「無駄にって・・・クスッ。」
「いや、2人ともかっこいいなって思って、ボーッとしてしまって・・・ごめん。・・・・・敦賀くんもお疲れさまです。」
「うーん。男に誉められても普通はあんまり嬉しくないんだけど、石橋くんだと嬉しいな~♪・・・で、敦賀くんも今日はTBMだったの?」
「ああ、まあ・・・ちょっと用事があってね。」
あれ?
敦賀くん、さっきから"坊"のことを凝視してる?
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・(ダラダラ)」
キョーコちゃんも先輩への挨拶は欠かさない子なのに、さっきから硬直したままだし。
よしっ!
たまには俺が先輩らしくキョーコちゃんを導いてあげなきゃ!!
「キョーコちゃん?どうしたの?敦賀くんだよ?挨拶をした方がいいんじゃない?」
ピキッッッッ!!!!
ん?
ピキッッッッ?
え?
何?この冷気!!
「ええ!!"坊"って京子ちゃんなの?!」
「・・・・・・・(ヒィィっ!)」
「ふぅん。"彼"の中身はキョーコだったんだ。そっか・・・みんなに内緒ならば"京子"の楽屋・・・なんてあるわけないね?(ニッコリ)」
「ヒッ・・・・・!」
・・・・・・・・・・
あれ、敦賀くん、だよね?
この世のものとも思えないほどの冷笑を浮かべてるのは。
それと、気のせいじゃなければ、敦賀くん、キョーコちゃんのことを呼び捨てにしてたような。
「つ、敦賀さん。あのですね。お話ししようと思っていたんですよ?・・・しばらく"坊"をお休みすることもありますし・・・でも、お話するマエニデスネ・・・・」
「"敦賀さん"?(キュラリ)」
「(うわーん!)れ、蓮さん・・・・」
「あれ?あれあれ?もしかして、敦賀くんと京子ちゃん、やっぱりマジでできちゃってるの?!」
「できっ・・・・・・・!!(ボフン)」
「うん。できちゃってるよ。(キュラリラーン)だから、今後はキョーコにちょっかいを出さないでね?俺のだから。ましてや、ドレスアップなんてさせようものなら・・・・」
ヒョオオオオォォォ・・・・・・
「敦賀くんとキョーコちゃんが大人の関係・・・・・・・ブゥーーッ!!(←)」
「きゃあ!!光さん、大丈夫ですか?!」
「"光"さん?(地底から響く声)」
「あ、あのですね!ブリッジロックのみなさんは全員"石橋さん"なんで・・・」
チロリ・・・・
「ふーん。そう、なんだ。・・・・(ヒョオォ)・・・・・で、石橋くん。鼻血出しているところ悪いんだけどいいかな?」
「はい!」
「もしも、仕事以外でキョーコと・・・・どうしても、何がなんでも、死ぬ気で会いたい・・・って言うときには、気を付けてもらわなきゃいけないことがあるんだけど聞いてくれる?」
「はいぃぃ!喜んで!!」
「それは良かった・・・じゃあね、ひとつ目、会うときは大人数で会うこと。そして、女性の割合をとにかくとてつもなくあり得ないくらい高く。もし、男性の方が多かったら・・・・・・わかってるよね?」
コクコク
「そして、キョーコの周りに君を含む男を一切近づけてはダメ。そして、夕方には解散。この超健全コースをもちろん厳守っていうことでいいよね?」
「了解しましたぁぁぁ!!」
「敦賀くん、こえー・・・京子ちゃんも大変そうだ。」
「クスッ。だって、貴島くん。キョーコは俺に心とからだの純潔を誓って、そして捧げてくれているんだよ?このくらい当然だろう?」
「「・・・・・・・・・・・・」」
「蓮さん!お願いですからそれ以上は勘弁してください!!」
「キョーコがそんなに言うなら、みんなの前でのお仕置きはやめてあげる。その代わり、続きはベッドでタップリと念入りにしないと、ね?(キュラッ)そうとなれば急がないといけないな。・・・貴島くん、石橋くん。俺たちはこれで失礼するよ。」
「「はぁ・・・・・・」」
「キョーコ、とっとと着替えようか。なんなら、この前みたいにファスナー下ろすの手伝ってあげるから。ああ、それと家に戻るまでに心とからだの準備をしてね?すぐにがっつく予定だから。俺の方はいつでもどこでも(←)OKだから、後はキョーコ待ちだよ?」
「ヒィィ!!」
「・・・・・・・もしもし?社さん?キョーコが見つかったので地下の駐車場に・・・・・・・・・・・」
カツコツカツコツ・・・・・・・・
プキュズルズル・・・・・・・・
シ-----ン
敦賀くんが颯爽と去っていた方向を見ていた俺は滂沱の涙を流していた。
すると、見かねた貴島さんが俺の肩をポンポンと叩き慰めてくれた。
「石橋くん。今日は奢るよ。美味い酒とスイーツ三昧、しよ?」
「貴島さぁぁん・・・」
「ただね?京子ちゃんに必要以上に近づくのは危険、だからね?」
「・・・・・・・・・・」
確かにそうだ。
これからキョーコちゃんに近づくときには、細心の注意を払わないといけない。
なんと言っても、あの凄絶冷笑大魔王がそばに控えてるんだから。
それこそ『命がけ』だ・・・・・
fin
○●○●○●○●○●
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「あれ?敦賀くん?」
"気まぐれ"を見学し憧れの"坊"と対面した貴島さんがボソリと言うのが聞こえた。
「やあ、貴島くん。今日はここだったんだ。」
そこにいたのは、俺と同じ事務所の俳優である敦賀くんだった。
「ああ。仕事はだいぶ前に終わったんだけど"坊"に会ってみたくてね!甘いもの仲間の石橋くんに頼んで、見学をさせてもらっていたんだ。」
「 そうなんだね。石橋くん、お疲れさまです。」
見たこともないようなきらびやかな笑顔を向けられて、俺は同性だと言うのに真っ赤になってしまった。
だけど、こんないい男のツートップに囲まれると何だか凹むよな。
自分だって決して不細工ではないと思うけど、決して『抱かれたい男ランキング』にはランキングされないもんな・・・・・・
「石橋くん?」
「あれぇー。もしかして、敦賀くんの笑顔にやられた?」
「え?!」
「敦賀くん、ムダにいい笑顔でフェロモン振りまくからね~」
「無駄にって・・・クスッ。」
「いや、2人ともかっこいいなって思って、ボーッとしてしまって・・・ごめん。・・・・・敦賀くんもお疲れさまです。」
「うーん。男に誉められても普通はあんまり嬉しくないんだけど、石橋くんだと嬉しいな~♪・・・で、敦賀くんも今日はTBMだったの?」
「ああ、まあ・・・ちょっと用事があってね。」
あれ?
敦賀くん、さっきから"坊"のことを凝視してる?
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・(ダラダラ)」
キョーコちゃんも先輩への挨拶は欠かさない子なのに、さっきから硬直したままだし。
よしっ!
たまには俺が先輩らしくキョーコちゃんを導いてあげなきゃ!!
「キョーコちゃん?どうしたの?敦賀くんだよ?挨拶をした方がいいんじゃない?」
ピキッッッッ!!!!
ん?
ピキッッッッ?
え?
何?この冷気!!
「ええ!!"坊"って京子ちゃんなの?!」
「・・・・・・・(ヒィィっ!)」
「ふぅん。"彼"の中身はキョーコだったんだ。そっか・・・みんなに内緒ならば"京子"の楽屋・・・なんてあるわけないね?(ニッコリ)」
「ヒッ・・・・・!」
・・・・・・・・・・
あれ、敦賀くん、だよね?
この世のものとも思えないほどの冷笑を浮かべてるのは。
それと、気のせいじゃなければ、敦賀くん、キョーコちゃんのことを呼び捨てにしてたような。
「つ、敦賀さん。あのですね。お話ししようと思っていたんですよ?・・・しばらく"坊"をお休みすることもありますし・・・でも、お話するマエニデスネ・・・・」
「"敦賀さん"?(キュラリ)」
「(うわーん!)れ、蓮さん・・・・」
「あれ?あれあれ?もしかして、敦賀くんと京子ちゃん、やっぱりマジでできちゃってるの?!」
「できっ・・・・・・・!!(ボフン)」
「うん。できちゃってるよ。(キュラリラーン)だから、今後はキョーコにちょっかいを出さないでね?俺のだから。ましてや、ドレスアップなんてさせようものなら・・・・」
ヒョオオオオォォォ・・・・・・
「敦賀くんとキョーコちゃんが大人の関係・・・・・・・ブゥーーッ!!(←)」
「きゃあ!!光さん、大丈夫ですか?!」
「"光"さん?(地底から響く声)」
「あ、あのですね!ブリッジロックのみなさんは全員"石橋さん"なんで・・・」
チロリ・・・・
「ふーん。そう、なんだ。・・・・(ヒョオォ)・・・・・で、石橋くん。鼻血出しているところ悪いんだけどいいかな?」
「はい!」
「もしも、仕事以外でキョーコと・・・・どうしても、何がなんでも、死ぬ気で会いたい・・・って言うときには、気を付けてもらわなきゃいけないことがあるんだけど聞いてくれる?」
「はいぃぃ!喜んで!!」
「それは良かった・・・じゃあね、ひとつ目、会うときは大人数で会うこと。そして、女性の割合をとにかくとてつもなくあり得ないくらい高く。もし、男性の方が多かったら・・・・・・わかってるよね?」
コクコク
「そして、キョーコの周りに君を含む男を一切近づけてはダメ。そして、夕方には解散。この超健全コースをもちろん厳守っていうことでいいよね?」
「了解しましたぁぁぁ!!」
「敦賀くん、こえー・・・京子ちゃんも大変そうだ。」
「クスッ。だって、貴島くん。キョーコは俺に心とからだの純潔を誓って、そして捧げてくれているんだよ?このくらい当然だろう?」
「「・・・・・・・・・・・・」」
「蓮さん!お願いですからそれ以上は勘弁してください!!」
「キョーコがそんなに言うなら、みんなの前でのお仕置きはやめてあげる。その代わり、続きはベッドでタップリと念入りにしないと、ね?(キュラッ)そうとなれば急がないといけないな。・・・貴島くん、石橋くん。俺たちはこれで失礼するよ。」
「「はぁ・・・・・・」」
「キョーコ、とっとと着替えようか。なんなら、この前みたいにファスナー下ろすの手伝ってあげるから。ああ、それと家に戻るまでに心とからだの準備をしてね?すぐにがっつく予定だから。俺の方はいつでもどこでも(←)OKだから、後はキョーコ待ちだよ?」
「ヒィィ!!」
「・・・・・・・もしもし?社さん?キョーコが見つかったので地下の駐車場に・・・・・・・・・・・」
カツコツカツコツ・・・・・・・・
プキュズルズル・・・・・・・・
シ-----ン
敦賀くんが颯爽と去っていた方向を見ていた俺は滂沱の涙を流していた。
すると、見かねた貴島さんが俺の肩をポンポンと叩き慰めてくれた。
「石橋くん。今日は奢るよ。美味い酒とスイーツ三昧、しよ?」
「貴島さぁぁん・・・」
「ただね?京子ちゃんに必要以上に近づくのは危険、だからね?」
「・・・・・・・・・・」
確かにそうだ。
これからキョーコちゃんに近づくときには、細心の注意を払わないといけない。
なんと言っても、あの凄絶冷笑大魔王がそばに控えてるんだから。
それこそ『命がけ』だ・・・・・
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