おまけの2話目です。
やっぱり短い・・・


目の保養は命がけ☆おまけ ①


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メモ☆第2話「キョーコちゃんと坊」




久しぶりに”坊”としての仕度をする。
と言うのも、先日ちょっとしたアクシデントで足を怪我したからだ。
敦賀さんと社さんが次のお仕事で移動したあと、現場に駆けつけてきてくれた椹主任と一緒に病院に行ったところ、少々ひどく捻挫をしていた。
私は平気だったんだけれど、お医者様からも椹主任からもお休みするように厳命されてしまった。
なので、2週に渡り”坊”は不在となったのだ。

でも、怪我の功名というか何というか、密かに思い続けていた敦賀さんと恋人同士になれた。
自分の想いは叶わないと思っていただけに、敦賀さんが私をずっと想ってくれていたと知った時は、幸せで幸せで仕方がなかった。

ただ、自分は女優としてはまだまだ。
せめて日本アカデ○ー賞にノミネートされるような女優になるまで、交際の公表を待って欲しいとお願いした。
だから、芸能界で私たちの交際のことを知っているのは、社長をはじめとするLMEの上層部、社さん、モー子さん、千織ちゃんくらいだ。
芸能界以外では大将と女将さんだけ。
大将と女将さんに知らせたのは、敦賀さんがそう望んだから。


《いい加減な気持ちで付き合うんじゃないってことを、君の大切な家族には知っていて欲しいから。》


そんな敦賀さんの真剣な気持ちと誠実さが通じたのか、2人にも交際を祝福してもらえた。


《あんな男前が娘婿になるなんて嬉しいねぇ》


女将さんに言われたことも本当に嬉しかった。


そう。
私たちの交際は順調に進んでいるのだ。
ただひとつ、私に敦賀さんの知らない秘密があると言うこと以外は・・・


”坊”イコール”京子”


つまり、敦賀さんが親友と呼んでくれている”鶏くん”が私であることを話していないのだ。
敦賀さんに話したくないわけではない。
でも、どこからどう話したらいいのかわからず、タイミングを逃したという状況なのだ。
ここまで来ると話さずに済ませたいくらい。

でも、敦賀さんは自分のことを包み隠さず話してくれた。
あの辛い出来事を全部ありのまま話してくれた彼に隠しごとなんてしたくない。

だから、ドラマの収録で再び”坊”をお休みするこの機会に、ちゃんと敦賀さんに話そうと私は決心した。


どうか敦賀さんが私を嫌いになりませんように・・・






3話目に続く・・・




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