ちょりっす(・∀・)妄想萎え萎え、いちよーでっす。
妄想が萎えるイコール書けないという不思議現象。文才のあるなしに関係なく、これを失くしたら自分の取り柄など何もないと断言出来るほどなのに、書けなーい!!…っつーか、気が乗らない。
ええ、そうですね!(`・ω・´)キリッ☆そんなときは自分を甘やかすに限ります(笑)
やりたい放題やりつくし。気ままな時間をのんびり過ごすことに致します( ´艸`) ←主に人様の妄想を読み漁る
そういえば先日、一葉のパラレル読んでみたいでーす♪…と言って下さった(‐^▽^‐)様。あなた様は勇者(笑)(*゜▽゜ノノ゛☆
一葉が言っているパラレルって、現代パラレルじゃなくて異世界パラレルよ?ファンタジーじゃないわよ?
めたくそシリアスどっぷり重いですよ?人魚も重いけどあんな感じになるんですよ?
でも、お一人さまでも読みたいと言って下さる方がいると、んじゃちょっと腰上げてみちゃう?とか思えるお気軽脳。
超長編だけど…。頑張ってみる、かもしれない。 ←かもかよ!Σ\( ̄ー ̄;)
ちっとも予告通りに終わらないシリーズ。前話はこちら。
目の保養は命がけ(セ作) 1 / 2 /(リ作)3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 9 / 10 / 11 / 12 / 13 / 14 / 15 / 16 / 17
蓮キョ愛捧げあい(応酬)命がけシリーズ
■ 目の保養は命がけ 18 ■
「 本当に可愛いと思っているのに、口にしたらダメなの?君は本当に可愛いよ? 」
口づけるように甘い言葉。
でも夢を見てはいけない、と心に急ブレーキがかかる。
「 そんなの、嘘だもん… 」
顔をしかめて、キョーコは現実から逃げるように視界を閉ざした。
胸の奥に潜むモヤモヤした嫌な思いが自分の心を曇らせる。
好きな人に言われれば当然、嬉しいけれど。元来、フェミニストであるこの人のこと。
自分だけに囁いている訳ではないのだと思うと、どうしようもなく切なくなって息が苦しくなる。
「 本当に可愛いのに。いまだって誰にも見せたくない位に可愛いよ? 」
蓮は痛みに耐えるように苦笑をこぼしてキョーコの顔を覗き見た。
いま目の前にいる彼女の心に、どんな想いが浮かんでいるのかは判らない。
心のまま口にした自分の言葉。
それを信じようとしない彼女の態度が少しだけ物悲しかった。
けれど、聞こえる彼女の鼓動。
触れた肌に感じる確かな熱。
愛しさにほだされる自分の心は、真実の言葉を紡ぎ続ける。
「 最上さん、俺ね?いま正直に言うと、少し面白くないんだ 」
「 え? 」
怒らせたのかも知れないという危惧から解放された視界。その困惑がキョーコの瞳に鈍く宿る。
対してようやく合った目線に蓮は細く笑みをこぼすと、ソレ…と言って濡れたキョーコのワンピースを指さした。
意味が判らず無言で首を傾げる彼女へ、その理由を口にする。
「 それ、社さんが仕立てさせたんだよね?凄く似合っているんだけど、それが逆に面白くない。そんな可愛いの、あんな短時間で仕立てさせるなんて… 」
ハプニングがあると、始めから判っていたあの撮影現場。
彼女のイメージがアップするなら…と、本当はそれを受け入れようと思っていた。
腕に抱えた彼女と共に、水を浴びるあの瞬間までは ―――――…
視界に飛び込んだキョーコの姿。
目の当たりにした途端、そんな気持ちは跡形も無く霧散した。
誰にも見せたくなくて
隠す様に抱きかかえて、番宣を終わらせたあの時間。
「 ほんと、面白くない… 」
少しだけ拗ねた顔。
今度は蓮が視線を逸らした。
心の中にあったモヤモヤを忘れ、キョーコは目を細めて嬉しさに顔をほころばせる。
「 敦賀さん、それ、ちょっと違いますよ? 」
「 うん? 」
「 社さんがメイクルームにいらっしゃったとき、こう仰ったんです。大丈夫だよ、すぐに仕立てればいいんだから…って。ですから指示をしたのは確かに社さんなんですけど… 」
「 …うん 」
「 具体的には、水に濡れても肌にまとわりつかない、レースっぽい生地で良いと思うんだけど、って言った社さんの言葉で田中さんが… 」
「 田中さん。スタイリストの…? 」
「 あれ?敦賀さん、お知り合いだったんですか?田中さん、服飾科卒だそうで、それなら身体に巻きつけるタイプにすれば5分もかからず用意できますって言って、衣裳部屋にあったウェディングベールを利用してアッと言う間に縫っちゃったんです 」
「 …へえ? 」
「 社さんが人もミシンも手配して下さっていたんですけど、結局、持って来ていただいたミシンだけをお借りして、本当にあっという間でした 」
キョーコの背中側。
蓮は細い肩越しから、開いたファスナーの下にあるそれを見下ろした。
なるほど、そう言われてよく見てみれば、幅のある布地にレースを縫い付けたものを身体に巻きつけているのが判る。
「 そうなんだ?濡れて透けたペールブルーのワンピースの布地越しに、濃度の違う花模様が浮かび上がっているのを見て疑問に思ったけど、まさかレース地の模様だったとはね 」
もちろん、蓮が抱いたその疑問は、キョーコからピンマイクを取り除いた時に判明していたが。
確かに
これなら透けてもイメージダウンにはならないだろう。
いやむしろ、どんなマジックを使ったのかと、注目を浴びることになったかもしれない。
「 似合ってるよ、すごく。ね?…最上さん 」
蓮はにっこり笑いながら手を宙に浮かせた。
えへへ、とはにかむキョーコの肩を温めるように両手を置く。
「 でも、やっぱり恥ずかしいです。透けちゃっている事に変わりはないですから…って、え?ちょっ!?敦賀さ… 」
あくまでも紳士然とした笑顔のまま
蓮は大胆にも濡れたワンピースをキョーコの肩から滑らせた。
心細気に胸の前でクロスされた腕の向こう、キョーコの身体に巻きついているそれに視線を落とすと、蓮は感心したように深い溜息をついた。
⇒リ作「目の保養は命がけ・19」 に続くのだよ
破廉恥大爆発、蓮さま。一歩間違えば犯罪もんです…。 ←
もーほんと、すみません。短編目次もリンクしていらっしゃる方はご存知かもですが、このシリーズ、20まで用意してあるのですが、それで終わらないかもです…。
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