こんにちは。m(_ _ )m。一葉梨紗です。
何と!間に合いましたо(ж>▽<)y ☆強者どもが夢のあと~♪
あはは…何のことやらさっぱりわからんですよね。本人にも判っておりません(笑)
ハプニングに見舞われどん底まで落ちたように見えても、一晩寝ればスッキリ忘れられる記憶力しかない一葉。失った30分の蓮キョ妄想は未来のいつかで役に立つ時がきっと来ると信じます( ´艸`)
うんとね。一人で突っ走りすぎだよー!!ってセーブが入ったんだと思うことにしました。むひょ…( v.v)。旦~~ ←セーちゃんが淹れてくれたお茶
相も変わらず一人で迷走を続けておりますが、セーちゃんとユーちゃんが温かく見守っていてくれるとともに、こんなに長引いているお話を変わらず読みに来て下さる皆様に感謝です!
(。-人-。)ありがとうございます…もうすぐ終わりますので…ってこれも何回、言っただろうか…
迷走を続けております前話はこちら。
目の保養は命がけ(セ作) 1 / 2 /(リ作)3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 9 / 10 / 11 / 12 / 13 / 14 / 15 / 16
蓮キョ愛捧げあい(応酬)命がけシリーズ
■ 目の保養は命がけ 17 ■
ホテルの機能がついている以上、ドライヤーが手に入らない…なんてことはもちろん無い。
目的通りの物を手に入れると、さほどの時間を要すことなく蓮はキョーコがいる楽屋へと戻った。
扉越し、耳を澄ませて彼女の声を探る。予想通りに戸惑いを隠さないキョーコの声が聞こえてきて、蓮はほんの少しの笑みをこぼした。
約束通りノックをし、鍵を差し込む前に声を掛ける。
「 最上さん、入っても大丈夫?鍵を開けるよ? 」
問い掛けに焦ったのか、キョーコの声は一層大きく扉越しに聞こえ、戸惑った彼女の困惑姿が簡単に脳裏に思い浮かぶ。
蓮はまた堪え切れずに笑い声を漏らすと、周囲に誰もいないと判っているのについ右手で口元を覆い隠した。
「 え?…敦賀さ…あれ?…えっと、ああもう!…どうして?なんで? 」
「 最上さん? 」
「 はい!あの、敦賀さん、だけですか? 」
「 うん、そうだけど?入っても平気? 」
「 へ…平気と言えば、平気なんですか… 」
「 じゃあ、入るよ? 」
「 は…はい、どうぞ… 」
鍵を開けて無事に入室すると、当然のごとく内側から鍵をかける。
蓮は断りも無くパーテーションを超えると、出て行った時と寸分違わぬ姿で長机に腰を下ろしたままのキョーコの方へと足を進めた。
「 なんで全然着替えてないの? 」
「 …だって、ファスナーが動かないんですぅー!! 」
情けないほどの困り顔で口を開いたキョーコのそれが可愛くて、肩をすぼめて視線をはずす。
…感じる、ほんの少しの罪悪感。
それでも理由を知っている自分の思考には、そうなるようにしたからね、というセリフが恥ずかしげも無く浮かんで消えた。
「 見せて? 」
「 ちょ…!!ちょっと待ってください!あ、そうだ、スタイリストさん、呼んでいただけませんか? 」
「 あのね…いつまでも濡れたままでいたら、いくらなんでも良くないよ?それに現場は既に撤収が始まってる。手隙のスタッフはいないと思うけど? 」
「 う゛……でも、は…恥ずかしいじゃないですか! 」
真っ赤な顔で両手を前に突き出したキョーコの前で足を止めると、蓮は温もりを伴う木漏れ日の様な穏やかな目つきでふんわりと笑ってみせた。
それは、キョーコの羞恥を瞬時になぎ倒し、警戒心を根こそぎ奪う程の威力。
いいから見せてごらん、と優しい口調で唱えると、キョーコは素直に両手を下ろして顔を俯かせた。
「 す、みません…。途中で引っかかっちゃって… 」
恥ずかしげに両手で顔を隠すキョーコ。蓮はふわりと抱き締めるように彼女の背中を覗き込む。
訴えの通り、ファスナーは5センチほど下がった辺りで進行を止めていた。
蓮が出て行ったと同時に下げようと頑張って、戻って来た声掛けに今度は元に戻そうと頑張ったのだろうが、キョーコの努力はきっと徒労に終わったに違いない。
蓮の記憶に有る通り。
ピンマイクを取り除いてファスナーを戻したとき、蓮がこっそり噛ませておいた位置そのままに、時間を止めたファスナーがそこにあった。
「 確かに引っかかってるね。下に着ているレース地を噛んでるだけだよ。…はずすね? 」
「 はい…すみません。本当に恥ずかしい… 」
何度も恥ずかしい…を繰り返すキョーコに向かって心の中で謝罪を呟き、蓮は無言のままファスナーを最後まで下ろすと、クスリと笑って口を開いた。
「 最上さん、大丈夫。こんなのちっとも恥ずかしい事じゃないから。それどころか、君はとても可愛いよ? 」
「 な…何を言っているんですか!そういう気遣いは結構です! 」
「 気遣いって… 」
「 もう!!ときどき思っていましたけど、どうして敦賀さんって… 」
ファスナーから両手を離し、長机に座ったままのキョーコを囲うようにテーブル面に両手をついた。
途中で言葉を切って唇を結んだ愛しい彼女の顔を覗き込む。
「 俺が、なに? 」
怒ったような、困った様な
照れたような、戸惑ったような
形容しがたい何とも複雑な表情を浮かべ、視線を泳がせるキョーコと目を合せようと顔を動かすと、それを察したキョーコは急いで顔を背ける。
少しとんがった彼女の口から不満の言葉がポツリとこぼれた。
「 そういう風に、人を惑わせることを平気で口にするの…良くないと思います… 」
「 俺、惑わせているつもりはないけど 」
「 じゃあ、考えた方が良いです。敦賀さん、いつも神々しい笑顔で、嬉しい、とか可愛い…とか、平気な顔で言うじゃないですか…。ちょうど、いまみたいに… 」
それは、嬉しいけど、嬉しくないんです…。
キョーコは眉をひそめ、切なげに目を細めた。
⇒リ作「目の保養は命がけ・18」 に続くのだよ
あらやだ…(((゜д゜;)))シリアスに突入しそう…な雰囲気ですけど本当はここだけなんですよ。
所でこのお話、本当に一葉がけりをつけても?
この二人、どうすべき?(笑)
あと2話ぐらい続きそうだって言ったら、いい加減にしろって、またワードがフリーズしたりして。それは嫌だな…。
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