SS 目の保養は命がけ・7 | 有限実践組-skipbeat-

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こちらは蓮キョ中心、スキビの二次創作ブログです。


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 ぷいっす♪ヾ(@^▽^@)ノ一葉です。

 それ、挨拶かよ!というツッコミは聞こえないフリ…


 昨日、晴れてセーちゃんから許可を頂きました♡ので、喜び勇んでカキカキφ(.. ) カキカキ…。

 頑張っているとかじゃなくて、書けるときにやっておかないと本当に後悔するのはもう判っているので。


 関係ないけど先日、相方に自分の額にEって書いてみてって言われて、左手でやってみました。←右手は別のお仕事中だった。


 動いた指の形は自分から見てE。つまり見ていた人からは鏡写り。

 これ、マイウェイタイプらしいです。人目を気にしないタイプなんだとか?

 ちなみに人から見てEは人目を気にする気遣い屋さんタイプらしい…


 そうかね~?一葉、めっちゃ気にしているような気が…しないでもないけどぉ?

 でも自分が書きたいものを綴っている現状を見れば、説得力はないのかも?(笑)

 ま、いっか。:*:・( ̄◇ ̄)・:*:


 前話はこちらです

 目の保養は命がけ 1 (セ作)

 目の保養は命がけ 2 (セ作)

 目の保養は命がけ 3 (リ作)

 目の保養は命がけ 4 (リ作)

 目の保養は命がけ 5 (リ作)

 目の保養は命がけ 6 (リ作)


蓮キョ愛捧げあい(応酬)命がけシリーズ

■ 目の保養は命がけ 7 ■





 蓮の仕草でカメラがまだ回っている事に気づくと、キョーコは小さく頷いてから口を開いた。

 生まれ持った機転の速さに、蓮は頼もしさを感じながら笑みを漏らす。


「 大、丈夫……ですけど…ずぶ濡れ… 」


「 だね?お互い… 」


 少しの間合いを開け、互いに顔を見合わせた。

 そして司会者の方へ目を向けたキョーコは、この場を二人だけでどうにかしなければならない事を瞬時に理解する。


 覚悟も即決だった。


「 これにも驚きましたけど、突然、現れたのにもびっくりしちゃったんですけど!?どうしてここに居らっしゃるんですか? 」


 少し強い口調。蓮は思わず言い淀んだ。


「 うん、ごめんね?本当は、君の気持ちを汲んであげたかったんだけど… 」


「 そうですよ!私、あとは自分なりに頑張るって言ったじゃないですか! 」


「 そうだよね…でも、やっぱり…ね… 」


 言葉を一度切って、蓮は濡れたキョーコの髪を優しくかき上げた。眩しそうに眼を細めて、心のままにキョーコを見つめる。


 その、穏やかなまなざしに、キョーコは鼓動を躍らせた。

 当然、心臓はあり得ないほどバクバクと脈打っていた。



 台本なしのアドリブ演技。

 だがお互いがいま口にしているのは、そのままズバリ自分たちの本音だったりする。



 心臓が踊り狂っている割には…


 ――――― キョーコも大概、いい度胸の持ち主である。



 懸命に蓮の後に続こうと、キョーコは健気に言葉を滑らせた。



「 やっぱりって…結局、心配させちゃってたって事ですよね?頼りない後輩でスミマセン… 」


 シュンと項垂れるキョーコ。

 蓮は慌てて訂正をいれる。


「 違うよ。そうじゃないよ?今日はたまたま君がここに居るのを知って…。だから、ただ頑張ってる?って声を掛けようと思ったんだ。…こんな事になっちゃったけどね… 」


 そう言って苦笑を浮かべ、自分から離れようと腕に力を入れたキョーコの腰を押さえつけた。

 さらに目配せをして離れてはダメだと訴えかける。


 ピンマイクは、キョーコが腰に提げているそれしかなかった。

 撮影を続行している以上、セリフを拾ってもらうためには離れるわけにはいかない。


 そして、離れたくもない。



 意図が通じたのかキョーコは身じろぎをやめ、少しだけ上体を起こして蓮を見上げた。

 素肌に触れまいとジャケット越しに蓮の腕に片手を置く。


 その時、違和感を覚えた。


 ともにプールの水を浴びたであろう蓮の髪は、自分同様濡れそぼっているのに、袖をまくりあげたその上着はキョーコの想像とは違いそれほど濡れている感触が伝わってこない。


 だが、その疑問を口にはしなかった。

 この場において、それはいわゆるどうでも良い事と判断を下す。



「 …そんなこと言って。先輩、優しいから嘘だってバレバレですよ?でも、かばって下さってありがとうございます。ずぶ濡れにさせちゃって、ごめんなさい… 」


「 君のせいじゃないよ… 」



 柔らかく浮かんだ表情は、どちらも素の状態のそれだった。

 キョーコも、もちろん蓮も。


 怒っている訳でも、拗ねている訳でもなく。


 キョーコは少し頬を膨らませて、でも照れくさそうにクスリと笑った。


 目を細めてはにかんで見せて、嬉しそうに口元を緩めたキョーコを見て、蓮もまた柔らかく笑みを浮かべる。



 …確か、台本にこんな感じのシーンがあったな、と記憶を辿りながら


 蓮は3日前にキョーコと交わした約束を思い出していた。






 ⇒リ作「目の保養は命がけ・8」 に続くのだよ


あらやだ♡♡♡Σ(=°ω°=;ノ)ノなんかいい雰囲気に突入!!

いいのか、アンタら(笑)

撮影中ってことをお忘れなきよう~!!


⇒目の保養は命がけ◇7・拍手  

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