SS 目の保養は命がけ・11 | 有限実践組-skipbeat-

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こちらは蓮キョ中心、スキビの二次創作ブログです。


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 イエーイ!о(ж>▽<)y ☆♪一葉でーっす♪

 今日も懲りもせずに更新だよ(笑)


 所で、地方によって差はあるでしょうが、秋たけなわですな~♪

 何でそう思うのかって言うと、読書の秋だから♡


 一葉、1日のうち読書に回せる時間は2時間前後と短めですが、時間を絞り出してそれを味わっております。読めない日もありますけどね!


 ちなみに堅苦しいのが物凄く好き♡ ←理解に苦しむとよく言われる(笑)

 例えば、遺伝子レベルの何チャラ…とか、ヒトゲノム解析に迫るホニャララ…とか? ※普通の小説も読みますよ


 時に全くついていけない本に遭遇したりもしますが、そういうのはむしろ何度も読み返す根性の持ち主です!

 同じ人間が書いた本で、自分が理解できないっていうのが凄く悔しいからねっ(笑)


 読書の秋、コーヒー片手に気まま旅。…心の旅ね(〃∇〃)笑


 はい、前話はこちらでございます!

 目の保養は命がけ(セ作) 1 / 2 /(リ作)3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 9 / 10 


蓮キョ愛捧げあい(応酬)命がけシリーズ

■ 目の保養は命がけ 11 ■





 さて、ここで少し時は遡る。


 実は、本日の蓮のインタビュー。社が口にした蓮が着ているジャケットに深く関係があった。


 アールマンディが新しく手掛けた新素材を使用したジャケット。それを世界に発信すべく、契約モデル達は各国々で、自分達用にデザインされたそれらを着用していた。



 ――――― 新素材とは、疎水性のある生地のこと。



 蓮の為に…と思い、日々キョーコの情報収拾に余念がない社は、実はどこまでも有能なマネージャーとしての才覚をここでも発揮する。


 要は、キョーコの撮影に水濡れ大好きコンビのディレクター及びプロデューサーが噛んでいることを知り、絶妙のタイミングでアールマンディ新作ジャケットを身に着けている蓮との符号一致が嬉しかったと同時に、何か絡められれば最高だと利勘していた。


 エレベーターに乗り込む前、水濡れ大好きコンビのことを蓮に漏らしたのも、社なりに計算あってのこと。



 寝耳に水、とばかりに蓮は目を見開いた。


「 …え?最上さんの撮影の…? 」


「 そ!業界では有名な水濡れコンビ。過去、LMEでも泣かされた女優が何人かいるって聞いていたから、気になってね… 」


 気になっていたのは本当である。


 救いなのは今回の番宣が生放送ではないということ。

 午前中ギリギリに撮影を済ませ、夕方1時間枠程度の特番と抱き合わせで放送される予定のため、それに間に合うよう編集がかけられる。


 しかし、女優になりたいとほのかに夢を抱き始め、花開こうとしている京子がこんなハプニングに見舞われるのが好ましくないのも真実。



「 屋上…プールとかありませんでした? 」


「 プールどころか、ウォータースライダーがある 」


「 ウォータースライダー!?じゃあ… 」


「 うん。水濡れ確実。さすがにプールだけならな…。最近は泳げない子もいるからプールに突き落とす真似はしないだろうと思ったけど、ウォータースライダーがあるとなると、さすがに手段は目に見えてるよな 」



 おまけに今日は、事前周知しているはずのスタイリストが不在。

 観光シーズンで道路は渋滞。

 撮影までに間に合うよう、手配できる範囲に水着を扱う店舗は皆無。

 極めつけは、撮影でよく使われるこの建物内にある衣裳部屋は、全くと言っていいほど役に立たないという現実。


 衣装は原則持ち込みがベスト…な撮影現場であることは、もはや公然たる事実なのである。



 エレベーターに乗り込み、社が屋上ではなく1フロア下を押したことで更に蓮は驚く。


「 …社さん。まさか、最上さんの待機場所まで知っているんですか? 」


「 そりゃそうだろ。テレビ局じゃあるまいし、楽屋なんてもの無いんだから 」


 何を当たり前のことを…と言いたげな社の返しを受け、蓮は空間を見つめて思考にふけった。


 不意に浮かんだのは、手ごたえを伴う確信。

 社の中では既に答えがあるんだろうという予感。


 二人の間にしばし訪れた小さな沈黙。先にそれを破ったのはもちろん、蓮である。



「 社さん… 」


「 なんだ? 」


「 ――――― 社さんなら、どうするんです? 」



 質問の意図が判らず一度だけ首を傾げた社に、蓮は真面目な顔で言葉を継いだ。



「 …非常に高い確率で起こると思われるハプニング。スタイリスト不在で起こるだろう不具合。不要なイメージは絶対につけたくない女優。外は渋滞、手に入らない衣装。…そんな最悪の状況下で、社さんなら…?自分が担当する女優がその立場に立たされたとしたら、社さんならどう対処するんですか? 」



 もちろんこれはあくまでも想定としてですけどね、と後置きした蓮の言葉に、ああ…と口を滑らせ、そういう事かと手を打つ。


 ニヤリと不敵な笑顔を作ると、有能マネージャーはほぼ即答した。



「 俺だったらな… 」



 社の答えに、今度は蓮がなるほど…と手を打った。






 ⇒リ作「目の保養は命がけ・12」 に続くのだよ


どうしてだろう…?ヤッシーが出した打開策を披露したくて何度も話を振っているのに、どう言う訳かそこにたどり着かない(笑)

何の陰謀だよ( ̄Д ̄;;



⇒目の保養は命がけ◇11・拍手

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