2月上旬に家族で四国2泊3日の旅に行って参りました~(^o^)/
1日目は愛媛県松山、自分の大好きな司馬遼太郎作品『坂の上の雲』めぐりが旅のテーマです。
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秋山兄弟生誕地→松山城→「ことり」で鍋焼きうどんを食べた後に、いよいよ訪れたのは今回の旅のメイン「坂の上の雲ミュージアム」。
ここの存在を知ったのは、3年くらい前のサザエさんのオープニングソングで登場していたからなのですf^_^;。サザエさんのオープニングソングって、日本の観光地の名所とかが登場するのですが、何気なく眺めていたら画面の右隅に『坂の上の雲ミュージアム』と書かれた文字が…。当時ちょうど『坂の上の雲』を読んでいた頃だったので、その存在を知り衝撃を受けました(゜∀゜;ノ)ノ。まさか自分が大好きな小説をテーマにしたミュージアムがあるなんて思いもしませんでした。
一面ガラス張りの外観は周囲の建物とは一線を画し目を惹きます。
建物の中に入り、コンクリート打ちっぱなしの壁沿いの通路を歩いた時、
この感覚、この雰囲気、どこかで味わったなと感じました。そう、兵庫県にある司馬遼太郎記念館と雰囲気がそっくりです。館内でミュージアムを訪れた方がメッセージを残すノートを眺めていたら「安藤忠雄さんの建築物を見るために足を運びました」と記されてあったので、入口で頂いたパンフレットを読んでみると『坂の上の雲ミュージアム』の設計者・安藤忠雄氏の紹介がありました。そこには「司馬遼太郎記念館」が代表作として挙げられていました。司馬遼太郎記念館を設計した方が坂の上の雲ミュージアムを設計していたんですね。
建物は三角形をしており、その形に沿ったスロープを上りながら『坂の上の雲』の世界を巡ります。
2Fはライブラリーラウンジで明治時代に関する書籍や資料を閲覧できます。3Fには明治の日本を映像や資料などで紹介、3Fから4Fへのスロープは『坂の上の雲』新聞連載の壁になっています。壁一面には1968年から1972年まで産経新聞に連載された『坂の上の雲』が展示されています。4Fには子規と秋山兄弟の足跡をパネルや資料、映像で紹介。
僕が訪れた時、テーマ展示は『秋山好古』(2009年3月14日~2010年2月)。ドラマ第一部でも好古の個性的なキャラクターを阿部寛が好演していますね。人生を「単純明快」「簡単明瞭」に過ごすようにした好古、身の回りもシンプルでよいと下宿には調度品は一切なく鍋と釜、そして茶碗が一つきりだったそうです。ドラマ第一話の中で弟・真之と食事をともにするシーンがあります。「奇妙なことに、好古は茶碗を一つしかもっていなかった。一つの茶碗に酒をつぎ、ぐっと飲むと空茶碗を弟にわたす。弟はそれでめしを食う。そのあいだ、好古は待っている。」いくら「単純明快」がいいと言えども、ちょっと度が過ぎていませんかね(笑)企画展示では、そんな好古の世界を体感できますよ。
作品の世界に浸れるミュージアム。松山を訪れる機会があったら、もう一度行っちゃうかも。『坂の上の雲』もファンの皆さんもぜひ一度足を運んでみて下さいね~(^o^)/
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