湘南雑筆堂~本と美味いもん日記~

湘南(?)に暮らし30年近く経ちます。30年も住んでいると、いろんな発見をするもんです。 
 そんなちょっとした湘南の発見を自分の読んだ本に絡めて皆様にお伝えできればなと思います。
 

    はじめてご覧になる方へ・・・


お時間ございましたら、ブログテーマ一覧「はじめに」 からご覧いただければなぁ~と思います。

過去の記事でも構いませんので、お気軽にコメントを残して下さいね。

テーマ「美味いもん」 割り箸にて、湘南、三浦を中心にグルメの紹介もしておりますので、あわせてよろしくお願いします。


    あなたも湘南ゆるゆる散策へでかけませんか?

        ダウン
長谷の大仏(鎌倉市)猿島(横須賀市)                                   油壺マリンパーク(三浦市) 県立美術館(葉山町)


人気ブログランキング、始めてみました。
よろしかったら、ポッチとお願いします。よろしくお願いします
 
    湘南雑筆堂~本と美味いもん日記~


                        

テーマ:
 先週だったかな、にじいろジーンで紹介されていましたね、
関口牧場のソフトクリーム♪

長者ヶ崎から立石からの関口牧場

今日たまたま近くまで行ったのですが、かなりの賑わいでした。
にじいろジーン効果⁉︎

お出掛けするのによい陽気になって来ましたね〜

GWももうすぐ。
どこに行くか迷ったら、ぜひ横須賀に足をお運びくださいませ〜♪





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先週だったかな、にじいろジーンで立石
が紹介されていましたね♪

鶴見辰吾さんとぐっさんが長者ヶ崎からサイクリング🚴

立石に訪れていました。
私もお気に入りの場所♪
地元が紹介されるとやはりうれしいですね〜





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芥川賞受賞式で

「そろそろ風俗に行こうかなと思っていた」

と発言しているシーンは今でも強烈に覚えている。

高尚な文学賞の受賞式でのコメントではありえない一言。一体何者なのだと、その人となりに興味を持った。と言っても、作品を読んだのは受賞から3年経って文庫化された頃。



書き出しも強烈。
「嚢時北町貫太の一日は、目が覚めるとまず廊下の突き当たりにある、年百年中糞臭い共同後架へと立ってゆくことから始まるのだった。」

プライドが高く、コンプレックスの固まりの主人公・貫太。中学を出て家を飛び出したが、アルバイトの面接すらまともに相手にされず、たどり着いた仕事は冷凍倉庫での日雇いの仕事。日銭を稼いだ日の楽しみは、飲み屋での晩酌。

「冷たい壜ビールを一本だけ飲み、あとは一杯二百円也の二級のコップ酒に切り換え、量があって腹にもたまる、肉野菜炒めとモツ煮込みを口に運びながら、黙々とアルコールを胃に流し込んでゆく。~19歳の若者としてはまるっきし覇気のない、随分と見苦しい図であることは承知していた」

その日暮らしの生活、小説には人間の根本的な欲に対しての描写が淡々と続く。酒、隣に座る人が食べるパン、しゃきしゃき食べるコールスロー、立ち食いそばの匂い……。楽しみは日銭の中から千円づつ貯めて安ソープへ行くこと。

終始、世の中を嫉み妬む。なぜそれほどまでに歪んだ精神構造なのか、それには理由があった。自分の努力では変えようがない事実。

ここまで自分の恥部をさらけ出し、気に入らぬことがあれば悪態をつく主人公・貫太に不思議と不快感を抱かなかった。

なぜなのだろう?

理由を考えてみてすぐにわかった。自分の中にもこの貫太のような歪んだ感情が渦巻いているからだ。人は自分に無い物を欲する。それは物であったり、金であったり、端麗な容姿であったり、美しい恋人であったり………大人になる過程で大抵の人はその醜い感情を表に出さぬように訓練され、社会に慣らされていく。満たされぬ者は、今の自分があるのは親のせい、友人のせい、いや社会のせいだと吠える。世の中をひねくれた見方しかしない人を侮蔑の目で世間は見る。しかし、自分よりも満たされた人を見て嫉妬する。人は他人と比較して自分より劣っているところを見付け安心して、何とかバランスを取って生きている。

人は大なり小なりこの貫太のような負の気持ちを抱えて生きているのではないか。ただ、それを見せていないだけで……。その気持ちを見せないでいられるのは、それを支えてくれる人や物やあるいは金があるからかもしれない。それがなくなった時、果たしてこの主人公・貫太と同じように世の中を妬み嫉むことはしないで済むのだろうか?

人間の汚さ、醜さ、理不尽さ、そんな強烈な負の力がこの作品の魅力である。
着飾った上部だけの自分を剥ぎ取り、自分の中に一体何が残るのか、ぜひ、一度手に取ってもらいたい一冊である。


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先週の日曜、東京から姪が来るって言うんで、花見しようって思いつき(と言うか、自分が行きたいから)で妻に言ってみたら、『寒いし、子ども風邪ひいちゃうから』ってことで却下(>_<)。
ならば、昨日、散歩がてら家族で桜を観に行こうってことになってたんだけど、午後の予定が押しちゃって、夕方になっちゃった。それでも、まぁ行こうかって思ってたら、4歳の娘がぐずりだし、外はピューピュー風が吹いてる...うーん、やむなく諦める。
そして、本日。
今日諦めたら、もう来年までお花見できない。出先で立ち寄ったのがこちら。

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大倉山公園。
ここ、梅で有名なのは知ってたけど、桜も結構あるんすね。

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訪れたのは六時過ぎ。
誰も桜を眺めている人なんていない。
雨に降られた公園、地面はぬかるんでるし、昼間もそんなに賑わってなかっんだろうな。

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公園内を徘徊すると、桜の下でサッカーをする少年、ギターを弾く若者を発見。この寒空の下、元気な人いるね。そして桜の木の下で缶ビールをあおるオッさんもいた。って、これは自分のことσ(^_^;)。

花見の季節って、毎年天気が微妙なんだよな。しかも一年で一番仕事が忙しい時期。だからこそ、桜でも観て和みたい。いや、ただ酒飲みたいだけかもしれないけどね。
少々、うら寂しい感じの花見だったけど、自分的には満足。ほろ酔い気分で帰路に着く。





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先週の土曜日、久しぶりの地元・横須賀飲みだったんですが、会うのはなぜか初めて会う人。

高校時代の友人を介し、横須賀を盛り上げて行こう、人とのつながりを大事にして行こう!って人と知り合ったので、自分もそれに賛同し会うことになりました。

お店は横須賀だったら、一昔前に一緒に遊んでた方が店長してる店に行こうってことで選んだのが、コチラ……

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梅の湯‼︎
銭湯ではござぃません(笑)
居酒屋です♪

メニューは様々ですが、
なんか気になる名前の飲み物が〜(>_<)
その名は横須賀ッシュ
頼んじゃいました。

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メニューにはドラえもんが居たりして、どうやら奥さま作のようです。

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楽しく時間を過ごさせて頂きました♪

最後に明かすと、ここの店長さんとは20代の頃、散々ビリヤードで対決した仲♪
ビリヤードしてた頃のあのしなやかな指で作る料理は……やはり絶品でした♪


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美味しい料理もしこたま頂きました♪

また、横須賀活性化のために楽しい会合が、梅の湯さんで出来たらいいな。


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川上弘美『蛇を踏む』読了。






正直、よくわからなかった。

数珠屋のカナカナ堂に勤める主人公ヒワ子、ある日、公園で蛇を踏む。
その蛇が家に帰ると人間に姿を変え、食事を用意して待っている。私はあなたの母さんだと言う。ビールまで用意して、ヒワ子は勧められたビールを思わず飲んでしまう。蛇はずっと人間のままでいれず、時間が経つと蛇に姿を戻し、柱に体を巻き付けながら眠るのだ。

蛇はヒワ子に「どうして教師をやめたの」とか「何かに裏切られたことはある」なんて、どこかでやり過ごして忘れかけていたことを突然問いかけてくる。蛇はもう一人の自分なのか、蛇は何を表しているのか、何か寓話的な意味があるのか、なんて思いを巡らしてみても答えは出なかった。

ちょっと変わった小説。
芥川賞受賞時の選評を読んでも、意見は「面白い」と「意味がわからない」と二分されている。ネットでこの作品の感想などを眺めていたら、この作品に意味なんて与えようとするだけ野暮だと書いてあり、なんとなく腑に落ちる。って、他人の意見に乗っかって随分いい加減な気もするが確かにあまり深く考えなくてもいいのかなと思ってみたりして。

作者自身あとがきで自分の作品を「うそばなし」と呼んでいる。私の「うそ」の中ででちょっと遊んでみてはくださいませんでしょうか、なんて言っている。
現実にはあり得ない話しなんだけど、現実と虚構の狭間にふとした瞬間に入り込んだ時に、もしかしたらこんな物語に遭遇するのかもしれない。

不思議な魅力のある小説、皆さま、ぜひ「うそ」の世界で遊んでみてはいかがでしょうか?
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昨日、北下浦ふるさとマラソン♪
親子マラソンにエントリー、4歳の娘と走ってきました。





親子マラソンは3歳から就学前、小1~小2で二つに別れています。
自分達が参加した3歳から就学前の部は150組程の参加者がありました。

親子マラソンにエントリーしての不安は、4歳児が果たして1.5キロを制限時間15分以内に走り切れるのか?って、ところ。

自分の娘は特に運動などの習い事はさせておらず、一抹の不安あり……。
というか、1.5キロとは言え、自分自身も骨折から一応の完治後の初めてのレース。骨折した右足首は可動域に制限あり、深く踏み込みができず、なんかぎこちない不自然な走りとなってしまいます。なので、先週末自分のリハビリと娘の実力確認のためにコースを下見がてらラン♪まぁ~、なんとか走れそうとの確認はとれました。

スタート前、周囲の皆さんも不安を抱えながら話しているのを聞いていると、「忙しくて大会まで一回も練習してない~(>_<)」
などの声も聞こえてきます。どうなんでしょうね、子どもにとっての1.5キロって。当然、子どもにもよるのでしょうが、なんとかなる距離なのかもしれませんね。1キロだと少し物足りない、1.5キロって距離感、ちょっと頑張るってところがいいのかも。

親子マラソンのルールは最後手を繋いでゴールすること。皆さんいい顔でゴールしておりました。

私達親子はと言うとせっかく下見したのにゴールの位置が、想定していたところと違い娘が最後力切れになりそうになりましたが、なんとか応援しながら無事にゴールすることができました♪

タイムは10分くらいで、順位は真ん中くらいでした。昨年のタイムを見ると一番速い子で6分30秒くらいで走ってました。スゴい!このタイムを娘が出せる?いや、自分が出せるかもわかりませんが(笑)、確か6位までならメダルが出たような。娘にやる気があれば、おだてながら、また一緒に出るかもしれません。 

地元密着でアットホームな好きな大会の一つです。帰りは大会の参加賞でもらった開催地周辺の商店街で使える商品券(Tシャツか商品券かを選べる)でお菓子を買って帰りました。

親子で体を動かすよいきっかけになりました。ご興味ある方はぜひ参加してみてくださいね♪







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右足首骨折前にエントリーした「北下浦ふるさとマラソン」、4歳の娘と1.5キロの親子マラソンにエントリー。

1月中旬から松葉杖生活に入り、親子マラソンを走ることは半ば諦めていました。

松葉杖生活を離れ、約1ヶ月。
ギブスを外したけど、その影響で足首の関節が固くなり、階段を下りるのにもぎこちなく一段づつ下りる状況。普通に歩くにも片足を引き摺る。こりゃ1.5キロとは言え走るなんて到底無理だと思っていました。

しかし、職場の同僚からアドバイスいただいたりして少しづつ、足首の関節の動きもよくなり、もしかしたら走れるかも!?なんて思い、家族で大会会場まで足を運びました♪



この日はぽかぽかと暖かく春の陽気(^^)
やっぱりいいですね、走るのは♪



最近運動不足の息子を巻き込んでの試走です。

娘は息子とトコトコと先へ。僕はゆっくりとですが、なんとか走り二人の背中を追います。走っているうちに、だんだんと息子と走った時の記憶がよみがえり、折り返し地点も思い出してきました。




親子マラソンの折り返し地点は確か、この老人ホームのあたりだったなあ。
久しぶりにはめたガーミンもおよそ750メートルをあたりを示しています。

自分はもとより、4歳の娘が15分の制限時間内に1.5キロを走りきれるか心配でしたが、なんとか制限時間内に戻ってくることが出来ました。



走り終え、皆でお弁当。
久しぶりに体を動かし、屋外でランチ。
気持ちのよい一日となりました。



1.5キロを15分って、ある意味スゴい!?ってなタイムですが骨折あがりの自分としては、よい復帰戦!
リハビリがてら娘と楽しく走りたいと思いま~す♪


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ネットで見付けたホリエモンの横須賀講演に行ったのはもう1ヶ月近く前。

タイトルは
「横須賀の魅力~外から見た横須賀~」

なんで、ホリエモンが?
横須賀と何のゆかりがあんの?
何を語るの?

様々な「?」の中、行くか行くまいか迷った。一時間の講演で3,000円は安くはない。地元の友人に声かけたが、軒並み興味なし。正直言うとホリエモンに取り立てて思い入れがあるわけでもないが、あのホリエモンが横須賀について何をしゃべるのかは気にはなる。まぁ、なかなか生で見られるわけでもないし、行かないで後悔するなら行ったほうがいいかなと、仕事を調整して行ってきた。

一体、横須賀のどんな話しをするのか期待しながら足を運んだが、講演の内容はホリエモンの得意分野の今後のインターネットが変える世の中の流れについて終始。
冒頭で芸術劇場の会場内を眺めながら「横須賀はお金持ちなんですね。よく地方で講演するがこんな立派な会場は見たことない」と言っただけで、講演内で横須賀に触れることはなかった。

講演の概要はと言うとIOT 革命が起きて、スマホが全世界に広がりクラウドに蓄積されたビッグデータの活用により世の中が変わった。
ロボットの大衆化がされた中、少子高齢化により、様々な業界での人手不足が著しい。これからはロボットが仕事をすることになる。
→だから、皆さん「遊びの達人」になりましょう。

「遊びの達人」の話の中で印象的だったのは、金のかけ方を考えなさいと。
通常「家、車、結婚、子ども」にお金をかけるのが常識だけど、それでいいの?
みたいなことも言ってた。

最後、事前に用意された質疑応答に、横須賀の人口減どうしたらいいとか、横須賀の魅力を高めるにはって質問には

【横須賀のことはわからない。質問者が何をゴールにしてるかわからないから答えられない。ただ、東京の真似しててても絶対ダメだろう、敵わない。いろんなことを試すしかない。一つの手段として、世界の有名なブロガーとかを呼んで一週間なり滞在させて、魅力を発信してもらうとか。そのなかの一つ一つ実行して行くしかないんのではないか。何が当たるかはわからない。】

話しを聞いての感想だが、まず、あの講演タイトルはいただけなかった。横須賀にホリエモンを呼ぶって意気込みはいいと思ったし、事実、興味も持ったし、高いお金を払ってホリエモン見たさに多くの人が足を運んだし、話しもそこそこ面白かった(学生時代の友人に講演の内容を話すとその程度の話で終わったのかとの意見もあったが、少なくとも私は興味深く聞いた)。しかし、なぜ、主催者はあのタイトルにしたのか?横須賀の魅力など一ミリも話していない。むしろ別タイトルを潔くつければよかったのではないか。他にタイトルの付けようはあったのではないか。まぁ、ホリエモンみたさに足を運んだと言われればそれまでだが、あのタイトルの食い違いぶりはちょっと残念。

タイトルの話しは置いといて、質疑応答の中で本人も言ってたが、ホリエモンに横須賀をよくするにはどうするって聞くのは的外れなのでしょう。興味もってないみたいだし。念のためネットで「地方再生 ホリエモン」って検索してみたら、一応ヒット。もう地方再生は飽きちゃったんですかね。影響力あるブロガーを滞在させて情報発信させるってのは確かに面白そう。仕掛けづくりは大事だけど、やっぱり地元知り愛する人たちが行動しないと始まらない。

私はどちらかと言うと、閉鎖的で後進的な職場にいるので、違う業界の話しは面白かったけど、あの人を食ったようなしゃべり方は好き嫌い別れるし、やはり敵をつくることは多いんだろうとの印象をうけた。「遊びの達人」になれと言うが、なれない人たちはどうするのかまでが言及されてなかったので、聞いてみたかったな。ロボットに雇用が奪われていく未来は考えようによっては末恐ろしくも感じた。

以上、ざっくりではございますが、ホリエモン横須賀講演を聞いての感想です。

あの講演を聞いた方はどのような感想を抱いたのでしょう?聞いた方がいらしたら、教えてくださ~い♪



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いつだったか観たいテレビもなく、なんとなくリモコンぴこぴこしてた時に思わずぴこぴこが止まった。

画面には結構好きな女優の一人である竹内結子が映っていたからと言うのは一番大きな要因かも知れないが、他にも何か惹かれる理由があったと思う。

映画のタイトルは『サイドカーに犬』



思い起こしてみると、映画の時代設定が自分が子どもの頃とかぶっていた。80年代を感じさせるフレーズ(山口百恵、パックマン、麦チョコとか)が所々にあったのを画面から感じとり思わず観てしまったのかもしれない。

途中から観た映画を結局最後まで鑑賞。ちゃんと初めから洋子さんの魅力と自分とかぶる80年代を原作でも感じたいと小説を購入した。



作者は長嶋有、芥川賞作家。
芥川賞受賞作品である『猛スピードで母は』とともに『サイドカーに犬』も収められている。ちなみに本作品『サイドカーに犬』は文学界新人賞受賞作にして芥川賞候補作。作者は私と同年代の1972年生まれ、80年代の時代設定も納得。

母親が不在となった家にはヤマっ気ばかりで、ろくすっぽ仕事しない父(古田新太)、その子・薫と薫の弟(読み返したが弟の名前はでてこなかった)で3人暮らし。そこに突如現れた女、洋子さん。

物語はその洋子さんと薫の交流が主となっている。洋子さんはカッコいいドイツ製の自転車で来て、ご飯を作って、夕方には帰って行く。薫には母親のように決まりきったことに縛られず、自由に振る舞う洋子さんに惹かれていく。例えば麦チョコをお菓子皿にもらずにカレー皿に盛ったり、サラダを丼に持ったり、母親がしなかったこと、とらわれていたことをいとも容易く打ち破っていく。

ストーリーはそんな洋子さんと薫との他愛のない話が淡々と続いていくのだが、僕自身も次第に洋子の魅力に惹かれていっていたのかもしれない。

母親不在の中に突如として現れた女性は言ってみれば父親の愛人。子どもとしては憎むべき存在なのかもしれないが、誰に媚びるでもなく大胆に家庭に溶け込み、母親には教えられないことを自然な振る舞いの中で子どもたちを魅了していく。

小説は薫の視点での一人称、女の子目線。作者は男性なのが意外とネットや解説などでは書かれている。文章は軽く読みやすい。ストーリーの題材も流れも普通なら暗くなるのだが、そんな印象は持たせずに、肝心なところをおさえてスラスラと読めちゃうのがこの作品のスゴさ。なんでこんな作品がさらりと書けるのか。そんなにいくつも芥川賞作品を読んだわけでもないけども、長嶋有さんの作品はとっかかりやすくていいかも。

芥川賞受賞作『猛スピードで母は』も、同じテイストの作品。詳細はまたの機会に。



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