浦賀みなと祭りと中島三郎助 | 湘南雑筆堂~本と美味いもん日記~

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湘南(?)に暮らし30年近く経ちます。30年も住んでいると、いろんな発見をするもんです。 
 そんなちょっとした湘南の発見を自分の読んだ本に絡めて皆様にお伝えできればなと思います。
 

先週、浦賀ドックを訪れた時、

浦賀みなと祭りだったので

花火も合わせて楽しんで参りました。
港に数多くの夜店が並んだのですが、

入口に巨大な灯籠がありました。

灯籠の中の一面を飾っていたのが、

浦賀奉行所与力・中島三郎助です。

中島三郎助?


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はて、一体誰のこと??

ナントかの有名な小説『竜馬がゆく』にも登場しています。


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浦賀ペリーが来航した1853年

与力として通訳の堀達之助とともに

最初に黒船に乗り込んで交渉した人なのです。


三郎助の様子をペリーに同行したウィリアムズは

「がんこで気難しい役人であり、何でものぞきまわり、

目についたことを根掘り葉掘り調べる好感の持てない男」

と記されています。


中島はこの年の秋に日本最初の洋式軍艦「鳳凰丸」を完成させ、

長崎に創設された海軍伝習所の第1回生として

本格的に造船、操船術を習得します。
この後、時代の波に飲み込まれ、

最後は幕府軍として函館・五稜郭で果てるのです。

(詳細はまたの機会に書きたいと思います。)

『竜馬がゆく』

『燃えよ剣』

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を読んだ後に、

中島三郎助の存在を知ったので、その生涯に興味を持ちました。

幕末の風雲の中を駆け抜けた士が我が町、

横須賀にもいたことを知り、歴史の奥深さを感じました。


皆さん町にも、きっと隠れた歴史上のヒーローがいるのではないでしょうか?
(参考文献『続・横須賀人物往来』)



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