先週、浦賀ドックを訪れた時、
浦賀みなと祭りだったので
花火も合わせて楽しんで参りました。
港に数多くの夜店が並んだのですが、
入口に巨大な灯籠がありました。
灯籠の中の一面を飾っていたのが、
浦賀奉行所与力・中島三郎助です。
中島三郎助?
はて、一体誰のこと??
ナントかの有名な小説『竜馬がゆく』にも登場しています。
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浦賀にペリーが来航した1853年、
与力として通訳の堀達之助とともに
最初に黒船に乗り込んで交渉した人なのです。
三郎助の様子をペリーに同行したウィリアムズは
「がんこで気難しい役人であり、何でものぞきまわり、
目についたことを根掘り葉掘り調べる好感の持てない男」
と記されています。
中島はこの年の秋に日本最初の洋式軍艦「鳳凰丸」を完成させ、
長崎に創設された海軍伝習所の第1回生として
本格的に造船、操船術を習得します。
この後、時代の波に飲み込まれ、
最後は幕府軍として函館・五稜郭で果てるのです。
(詳細はまたの機会に書きたいと思います。)
『竜馬がゆく』
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を読んだ後に、
中島三郎助の存在を知ったので、その生涯に興味を持ちました。
幕末の風雲の中を駆け抜けた士が我が町、
横須賀にもいたことを知り、歴史の奥深さを感じました。
皆さん町にも、きっと隠れた歴史上のヒーローがいるのではないでしょうか?
(参考文献『続・横須賀人物往来』)
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