信楽寺 おりょう(坂本 龍子)の墓  | 湘南雑筆堂~本と美味いもん日記~

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湘南(?)に暮らし30年近く経ちます。30年も住んでいると、いろんな発見をするもんです。 
 そんなちょっとした湘南の発見を自分の読んだ本に絡めて皆様にお伝えできればなと思います。
 

竜馬ビールを飲んだから、

と言うわけではないですが、

横須賀にある坂本竜馬ゆかりの地に

ランニングがてら行って参りました~。


坂本 竜馬ゆかりの地とは

京浜急行線大津駅から徒歩10分ほどのところにある、

信楽寺なのです。


地元でありながら

大津周辺の地理はあまりわからない・・・。

とりあえず、京急大津駅周辺をウロウロしているとえっ




坂本竜馬ののぼりを掲げている食堂があるぞ。

近づいてみると・・・




「竜馬 おりょう 夫婦そば」だって。

どんなだろ?


う~ん、入ってみたいけど

今はジャージ姿で汗だくなんで、

楽しみは今度にとっておくことにして、 

目的地へむかいましょう。



大津小学校前の左手の小道を進んでいくと

信楽寺があります。




おりょうと竜馬のエピソードと言えば

竜馬がゆく〈6〉 (文春文庫)/司馬 遼太郎
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 「伏見寺田屋」


~京都・寺田屋にいる竜馬の命を狙う幕吏たち、

 竜馬は気づかずに二階で談笑している。

 一仕事を終えたおりょうは湯船につかろうとしていたが、

 妙なことに気が付いた。

 開いている窓にむかい、湯気が流れているのである。

 おりょうが窓を閉めようとした際に外をのぞくと

 裏通りに幕吏がびっしりとならんでいた。

 驚いたおりょうは素っ裸のまんま、

 緊急事態を二階にいる竜馬に伝えに行く。

 おりょうのおかげで、竜馬は大怪我を負いながらも

 寺田屋を離れ、命を「つなぎとめる。~

 

 作中で司馬遼太郎は以下のように述べています。

 

~男女の仲というのは、多分にひょんなことで出来あがる。

 竜馬とおりょうの場合あの事件が「ひょんなこと」であった。

 とすれば、群がって襲来した百人の幕吏こそ

 ふたりの仲人になったわけである。~


ちょっと乱暴な言い方かな、とも思いますが、

自分のこともかえりみずに、

竜馬のことを救おうとした一心での行動、

きっと竜馬にはグッときたのではないでしょうかね。


ただ、竜馬亡き後の

おりょうの生活は辛いものだったようです。


京都、大阪、東京での生活を経て

明治8年に横須賀に住むようになります。

呉服行商人・西村松兵衛と結婚するも、

幸せな生活ではなかったようです。


信楽寺におりょうの墓碑はたっていました。



おりょうは、明治39年(1906)1月15日、横須賀で亡くなりました。


毎年、おりょうさんを偲んで

「よこすか竜馬会」

慰霊祭を開催しているそうです。



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