オグリンの話 | 湘南雑筆堂~本と美味いもん日記~

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湘南(?)に暮らし30年近く経ちます。30年も住んでいると、いろんな発見をするもんです。 
 そんなちょっとした湘南の発見を自分の読んだ本に絡めて皆様にお伝えできればなと思います。
 

「オグリン」って親しげ(?)に書いてますが、

別に友達のことではありません。


「オグリン」とは

よこすか開国祭のイメージキャラクターです。

右が「オグリン」(※)です。ちなみに左は「ペリリン」。



「ペリリン」ってなんとなく、誰のことか想像がつきませんか?

「ペリリン」とは日本を開国に導いたペリー提督のイメージキャラクター。


では「オグリン」って、誰のこと?


って思われる方は多いのではないでしょうか?


「オグリン」とは


横須賀製鉄所生みの親


小栗上野介   のこと。

 (1827~1868)

   



JR横須賀駅から程近い、ヴェルニー公園にその胸像があります。


小栗は開国派と攘夷派が対立する混乱した情勢のなかで、

製鉄所の必要性を説いた。

幕府財政が逼迫しているなか、数多くの反対を受けながらも

強力に、その計画を推し進めて行く・・・。


明治という時代に向け現れるリーダー

勝海舟西郷隆盛坂本竜馬・・・


彼らと同じ時代を生きた小栗。

フランスから多額の借金をし

「国を売るようなものだ」となじられても、

製鉄所を作り上げた。


「たとえ(幕府が)売り家になっても蔵つきになります」

 小栗上野介の有名な言葉である。~

 

ワイド版 街道をゆく〈42〉三浦半島記/司馬 遼太郎
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Amazon.co.jp      より)

彼にはすでに、

幕府が倒れた先の日本が見えていたのかもしれない。


そんな、「オグリン」の話が、マンガになってます。


■ リイド社ホームページ http://www.leed.co.jp


天涯の武士~幕臣小栗上野介 1 (1)/木村 直巳
天涯の武士~幕臣小栗上野介 2 (2)/木村 直巳

本屋で見つからず、久々にネットで購入しちゃいました。


マンガはいいやね。読みやすくて。

日本史の教科書にうんざりしている学生さん、

ぜひ気分転換に読んでみてくださいね。

楽しみながら歴史の勉強ができますよ。



※着ぐるみの「オグリン」「ぺリリン」の姿をご覧になりたい方は

   こちらから・・・


   →横須賀ゆるキャラ大集合!!パート1