大塚家具・父娘のお家騒動バトル

大塚家具の連日の”お家騒動”のニュースに関して、会社の人がこんな

感想を述べていた。「お金持ちは大変だねぇ。お父さんが一代で築い
た会社を実の娘と世間を巻き込んでの大ゲンカ。見苦しいねぇ」

ぼくは、単純にテレビで娘の大塚久美子氏(47)と、父親の勝久氏（71)を
見て、やはり親子は顔が似てるなぁ。と、関心したものだ。
大塚家には５人の子供がいるが、勝久氏は「子供の中で久美子がいち

ばん私に似ている」と語り溺愛していたといいう。　　　　　　　　　　　　　　

大塚家具の株主総会が3月27日（金）、東京の本社で開かれた。結果は、
久美子社長の「会社提案」が過半数の賛成を得て可決、勝久会長が同日

付けで取締役を退任したと発表した。

勝久会長　「今回の経営をめぐる騒動は、すべて私の不徳の致すところ

です。深くお詫びします。″クーデター″によって、1月28日、社長の座を

奪われた大塚です。社員、取引先、家族、業界、大塚家具を頼ってくださ

る人は、たくさんいる。今日はたくさんの人が来ており、ありがたい。

（中略）　私はまだ10年、20年できると思う。今度は後任（社長）を間違えな

いよう、素晴らしい会社にする。私に賛成していただけたらありがたい。」

勝久会長の「クーデター」という言葉にたいし、久美子社長は･･･
「先ほど株主提案で（クーデターという）不穏当な表現があったが、そうい
うことではない。取締役会で議論し、多数決で決まったものです。」と反論
した。

週刊文春（4月2日号）が、大塚家具の記事を掲載しており、家族の話が書

かれていた。大塚久美子氏は、中学からは良家の子女が通う白百合学園

に進学。現役で一橋大学経済学部に合格し、卒業後は富士銀行（当時）に

数少ない性管理職として入行するなど、才媛ぶりを発揮していく。同級生

からはこんな声も聞かれた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

「女性の少ない学部なのでよく覚えているんですが、とにかく気が強くて怖

い子でした（笑）。些細な議論でも非常に攻撃的になるクセがあった。重箱

の隅をつついてでも相手をやり込めようとするんです。部下へのパワハラ

疑惑なんていうニュースを見ていると、”ああ、変わってないなあ”と思う。

ただ、お父さんとは仲が良かった印象があります。大学の仲間何人かで
自宅に招かれた事があるんですが、お父さんがわざわざ僕らのところに顔

を出して挨拶してくれて、久美子さんもニコニコしていました」

親子対決は、結果的に父親が負けてしまったのだが、このような周りや
本人の話を聞いたり読んだりしていると、応援したくなるのは娘より大塚
勝久氏の方だ。

今週号の週刊文春（4月9日号）では、株主総会の二日後に、大塚家具の
社内ネットワークに、部門長クラスの人事異動情報がアップされたことが
掲載されていて、ほとんどが、大きな降格との事。久美子社長による勝久
元会長陣営に対する報復が始まったという。『２つに分かれた社員をどう

修復するのか。』　今後はこの点にかかってくるのであろう。