筧千佐子

先週のサンデージャポンで、『女性が結婚したい芸能人』の1位と2位の
男性が結婚してしまったと、紹介していた。
1位の向井理と2位の西島秀俊。


その後に、「いちばん結婚したくない女性」と爆笑問題の太田が紹介
したのが、今、話題の女性・筧千佐子(かけひちさこ)、67歳。
写真だけ見ると、個人的な印象なのだが、ごくごく普通の人のいいおばさ
んに見える。週刊誌が例えて書いている「毒蜘蛛女」や「カマキリ女」な
どにはみえないのが困りもの。


社会部記者は、筧千佐子の事をこう語る。
「この約十年で千佐子が相続した不動産や預貯金などの統計は、十億円
相当といわれている。千佐子と関わって死亡した夫や交際相手は最低で
も七人。”未遂”も含めれば軽く十人を超える。

うち二人の血液から青酸化合物が検出されたが、事件性を疑われずに

処理された過去のケースで真相を解明するのは、もはや不可能でしょう」


彼女は、結婚相談書を使って、獲物を物色していたという。
大阪市内で結婚相談書を営む男性が振り返る。


「彼女の希望は『年収1千万円以上』、『子どもや親族が近くにいないこ
と』などでした。そして持家があり、年金も貯えもそこそこある、要は
孤独な高齢者です」


千佐子は述べ十ヵ所以上の結婚相談書に登録し、プロフィール欄に『趣味
はガーデニング』『家庭料理が得意』などと記入していたという。結婚歴
は94年に死別した最初の夫、一人だけだと偽っていた。


「狙った相手には『もうあなたしかいない』などと積極的に甘えて近づく。
男性を籠絡してからは、一緒に暮らすのではなく、堺市の別宅から”通い
妻”状態になるのが常套手段。肉体関係もあったようだ。焦らしのテクが
抜群で、携帯で絵文字を駆使したメールを多用し、会いたがる相手を翻弄
していた」(捜査関係者)


千佐子とはいったい何者なのか。


千佐子は1946年、福岡県北九州市に生まれた。父は製鉄会社勤務、母は
専業主婦という一般的な家庭に育ち、県内屈指の名門高校で、故・高倉
健さん(享年83)の母校でもある東筑高校に入学する。

当時の彼女の印象を、同級生だった男性が語る。


「手芸部に所属していましたが、校内でも有名な美人でしたよ。落ち着い
た印象で、成績も優秀とあって、ファンの男子生徒も多かったです。本人
は大学に進学したかったんですが、家庭の事情で断念して、地元の都市
銀行に就職しました」


数年後、友人と訪れた鹿児島県桜島で最初の夫と出会い、結婚。大阪府
貝塚市に引っ越し、2人の子供にも恵まれる。夫はここで従業員10名ほど
の小さな印刷会社を興すが、1994年に死亡した。


「“胃がんで亡くなった”って千佐子さんは言っていましたが、本当の
ところはわからんです。その後、会社は彼女が継いだんですが、経営が
うまくいかなくてね…。」


「よっぽど会社の資金繰りが苦しかったのか、北九州市に帰郷して、
近所を1軒1軒回って、数万円ずつお金を借りて戻っていったこともあっ
た」


「子供2人を育てなきゃいけないし、従業員も食わせていかなきゃいうて、
知人から何度も借金を重ねていたけど、結局は倒産してしまった。
10年ほど前には自宅も差し押さえられて、それで、出て行ってしまったん
よ。旦那さん死んでから、えらい金で苦労しとった人ですわ」(近隣住人)


この時の経験が、資産のある男性への執着につながったのだろうか。

千佐子は相談所で知り合った農家の男性(75)と3度目の結婚をして
いた。2008年2月から暮らした大阪府松原市では、近隣からこんな声が聞
こえてくる。


「当時の旦那さんは、70才過ぎての初婚やった。彼には先祖代々の広大な
田んぼや土地があって、家も持っていて、1人で暮らしていたから、財産
はたくさんあってね。そこで、急に千佐子さんと一緒に暮らし始めて、
“結婚した”なんて言うんでビックリしたよ。腹上死すんなよって茶化し
たら、“それもええかもな”って、幸せそうやったね。


それに、あの人が、彼をよう支えてたんですわ。毎日畑仕事して、稲刈り
もやってなぁ…」(近隣住人)


しかし、そんな幸せな結婚生活はわずか半年で、夫の死によって終わる。
一緒にいた千佐子が119番し、生前に公正証書を取っていた。
千佐子容疑者は、周囲に「心筋梗塞」と伝えていたが、今となっては、
正確な死因はわからないとのこと。


ぼくの母親の父親、つまり祖父にあたる人が、先妻が亡くなった後に60
代近い年齢だったと思うが、再婚した。
詳しい事情はもう、記憶に薄いのだが、祖父の死後、家と土地をその再婚
した女性とその親族に取り上げられてしまったのだ。


もう訪ねていく事もないが、その家には幼い頃に、正月に近所で集まって
餅つきをした楽しい記憶もまだ残っていて、思い返すたびに残念でならな
い。まさしく、この事件は他人事とは思えない。
関連ニュースにしばらく注目していきたい。


また、タイミングが抜群に良く、渦中の今年の8月、1冊の犯罪小説が出版
された。直木賞作家・黒川博行氏の「後妻業」。

舞台は関西。結婚相談所で知り合った高齢男性を遺産目当てに次々と
殺害していく老女はまさに千佐子を彷彿とさせた。


黒川氏曰く「よく今回の事件を元にしたのかと聞かれますが、ベースに
なったのは知人の実体験です。聞かされたのは四年前。『後妻業』という
言葉を知ったのも、その時でした」


実在する千佐子の同業者とも言えるだろう。
この小説も読んでから、感想を書きたいものだ。


参照:京都夫毒殺事件容疑者はファンもいる校内で有名な美人だった


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