黒い看護婦

森功氏著作の「黒い看護婦-福岡四人組保険金連続殺人」というノンフィ

クションがドラマ化された。ドラマは本のタイトルと同じで、『黒い看護婦』。
看護婦というと、『白衣の天使』とたとえられるところからしても、白のイメー

ジが強いので、『黒い看護婦』とは、なかなか印象的なタイトルの付けかただ。


主演は大竹しのぶを筆頭に、寺島しのぶ、坂井真紀、木村多江というそう

そうたるメンバーをそろえている。
同番組の宣伝では「犯罪史上前代未聞の連続殺人事件をドラマ化!」と、

謳っていた。しかし、このドラマに関して違和感を露にする声は少なくなかっ

たという。

その事を週刊文春ではこのように説明している。


放送されたドラマは、たしかに実力派の役者ぞろいで演技は秀逸だった。しか

し、話の運びが全般的に”駆け足”で、特に中盤以降はそれが加速する。

説明不足で、”唐突感”が否めないシーンが増えるのだ。さらに、エンドロール

では、通常なら制作スタッフのクレジットがずらりと連なるはずが、プロデュー

サーや脚本家などごく一部を除き、まったく出てこなかった。


ツイッター上でも、<コンパクトにし過ぎ><撮っていたけど丸々カットしたの

かな?>
<れっきとしたテレビドラマで演出者名、監督名が全く表記されないことがこれ

まであったろうか> など違和感を露にする声は少なくなかった。


このドラマに関わった関係者が内情を明かしたところによると、ドラマは昨年

3月に撮影され、六月に発注どおりの92分間で制作会社に納品されていた。
あとはオンエアを待つだけの状態だった。


このドラマの監督を務めたのは平山秀幸氏だった。『学校の怪談』の大ヒット

で知られ、『愛を乞うひと」『OUT』などで国内外数々の受賞歴を持つ日本を

代表する監督の一人。


平山監督は、今回の経緯について重い口を開いてくれた。
「去年の暮れに『七十四分に削って欲しい』と制作会社から連絡がはいった

んです。『とんでもない!』というのが第1声でした。

『それは出来ない。深夜枠になっても全編を放送してほしい』と訴えましたが、

『枠は動かせない』と交渉の予知はなかった。このため、『縮めるならそちら

でやってくれ』 と。


ただし、僕の作品ではなくなるから僕のクレジットは外すように話し、他の
スタッフは自由意思に任せると伝えた。
異例の事態でも名を残す権利は全員にあるからです」


テレビの力というのは、すごいものがあるので、そこから自分の名前をあえて

消してもらうというのは、勇気ある選択だ。逆に、ぼくは彼が監督した作品を

見たいと思うようになった。

ぼくのような人も多いかもしれないが、しかし、結果的に自分の名前を外す

という選択は損であろう。


平山秀幸監督に、そのような選択をさせてしまったというフジテレビは、どの

ような事情があったかわからないが、これはまた骨のないふやけた前例を作っ

てしまったものだ。
再放送にて、完全版を流すような選択はできないものなのだろうか・・・・。


参照:黒い看護婦 - フジテレビ
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