写真だけを見た感じでは、ヤンチャな少年のようなイメージだが実は
少年ではなくて、女性だ。19歳の名古屋大女子学生であり、彼女は、
名古屋市内のアパートで森外茂子(ともこ)さん(77)を自宅に招き入
れて殺害し、逮捕されている。
昨年の12月7日昼ごろ。女子学生は森さんを用意していた手おので
数回殴るなどして首をマフラーで絞めて殺した。
彼女は遺体を放置したまま、翌日、実家に帰省。事件があったその日
に、「ついにやった。」とツイートしていた。
殺害以前のツイッターでも、殺人願望を裏付けるような内容が並んで
いる。
・「殺したい」人はいないけど「殺してみたい」人はたくさんいる
(2014年5月12日)
・日常を失わずに殺人を楽しめることが理想なんだと思う
(2014年9月13日)
・名大出身死刑囚ってまだいないんだよな (2014年12月5日)
また、過去に起こった凶悪犯罪への興味をツイートしていた。
1997年に神戸連続児童殺傷事件を起こした少年(当時)など過去の
凶悪事件の犯罪者について取り上げ、「大好き」などと書いている。
さらに児童8人が亡くなった2001年6月の池田小学校事件・元死刑囚
=執行=の誕生日を祝っていたほか、長崎県佐世保市で04年に同級
生を殺害したとされる女児に関するメッセージを投稿した。
週刊新潮が、先頭を切って彼女の名前は、大内万里亜と報じた。
少年法では、未成年者の犯罪につき、身元が特定される報道を禁じて
いる。しかし、2000年2月の大阪高裁で社会の正当な関心事であり
凶悪重大な事案であれば実名報道が認められる場合がある------と
の判断が下され違法性なしの判断が確定している。
週刊新潮は今回もそれに該当するケースと判断したようだ。
大内は、森外茂子さんの殺害の動機も、女子学生は「宗教の勧誘が
煩わしかった」と供述する一方で「殺害相手は誰でもよかった」という
説明もしている。
そして、この手の殺人者にありがちな、経緯をたどっており、動物への
虐待から始まっている。そして中学のころから薬物で”動物実験”まで
やっていた。
大内による犯行かは定かではないが、実家周辺では、猫の変死が相
次いでいた。
近隣住民がふりかえる。
「路上で猫が二匹死んでいたことがありました。頭が潰れているような
死に方でしたが、車に轢かれたようには見えませんでした」
飼い猫が不可解な死を遂げた別の住民もいる。
「白っぽい液体をかけられ、背中が焼けただれて帰ってきたんです。
その傷を舐めたからだと思うのですが、激しく嘔吐を繰り返して半月も
しないうちに亡くなってしまいました」
大内は「高校の同級生に薬物を盛った」とも供述している。
2012年、同じクラスの男子学生が視力の低下や歩行困難に陥り、
後に「タリウム中毒」と鑑定されている。
この生徒は特別支援学校に転出しているが、彼のSNSには<とに
かく辛い。目が見えない> と痛ましい言葉が書き込まれている。
「男子生徒は控えめで目立たない子でした。A子さんが、普段から薬物
を持っていたのは有名で、この事件のあとに彼女が関わっているので
はと噂になった。ある生徒が先生に報告しましたが、結局、解決しませ
んでした」(高校関係者)
大内は取り調べでは「森さんには申し訳ないことをした。誰でもよかった
が、森さんがやりやすかった」と言いながら、「事件を起こしたことは悪い
と思っていない」と供述している。
週刊新潮がこの事件の記事の最後に「不作為の三重奏」と書いた指摘
が心に残る。
一つめ、何ひとつ不自由させずに育てたつもりが大誤算だった家庭
二つめ、事を荒立てぬよう淡々とした学校
三つめ、踏み込めなかった警察
参照:殺害容疑の女子学生か「ついにやった」ツイート 名古屋
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