今日も昨日の記事の続きを書きますカナヘイハート
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浸潤癌になると 癌細胞を取り残さないように
子宮の周りの組織まで広く切除する
広汎子宮全摘手術が行われるのが一般的です。

また、この手術をされた患者さんの中には
放射線治療を併用して受ける方々も
少なくありません。

子宮の周りには、排尿に関係する
様々な神経が張り巡らされています。

手術が広範囲になればなるほど、
それらの神経を傷つけてしまうことも
珍しくありません。

私の場合も、先生方は万全の注意を払い、
手術をしてくださったのですが、
排尿に関係する神経に
どうも触れてしまったか
切断されてしまったようでした。

その結果ー
私は「トイレに行きたい」という信号を
脳に送る神経が麻痺してしまったのです。

膀胱がいっぱいですよ、、、と、
サインがきてトイレに行く。

それは自然の営みで、普段の私達は
ごく自然なことなので意識していません。

排尿障害になってしまうと、
その当たり前の感覚が完全になくなってしまいます。

尿意を感じないということがどう言うことか、、、
簡単に言えば、赤ちゃんに逆戻りです。

赤ちゃんはオシッコもウンチも
自分で出そうとは思いません。

それは、排尿や排便を伝える神経回路が
まだ出来上がっていないからだそうです。

だから、赤ちゃんはオシッコが溜まれば
お漏らしをしてしまうのです。

突然、そんな状態に自分が
放り出されてしまったのです。

女性として言葉に尽くせないほど切なく
悲しい現実を暫くは受け止めることが
出来ませんでした。

夜も不安で熟睡出来ず、ベットに入っても
神経が休まらない。

熟睡することが怖くなってしまいました。

排尿障害を抱えている方々はとても多いと聞きます。

皆、定期的にトイレに行くように
注意していると思います。

私は、約1時間から2時間を目安に
行くことが習慣になっています。

今では腹筋を上手に使い慣れて来ましたが、
術後や退院直後は、メスを入れたお腹に
力いっぱい力を入れ、下腹部を押しながら
絞るようにしなければならない作業は
本当に顔が歪むほど辛くて、
トイレから出てくるとフラフラでした。

今でもまだ麻痺した神経は、
残念ながら改善されずにいます。

尿意を知らせるセンサーが壊れてしまった
身体とどう付き合っていけば良いのか、
先の見えない不安、情けなさ、悔しさなどが
こみ上げ、家族に隠れて一人布団をかぶって
涙をこぼしていたこともたくさんあります。

そうした生活パターンは
多分死ぬまで一生続くのです。

こうした辛い切ない後遺症と
一生付き合っていかなければならないことを
お伝えしなければ!
そして1人でも多くの方に検診へ
行ってもらわなければならないと思っています。

この辛い後遺症も今では私自身
前向きにとらえられるようになりました。
更年期のような症状も、
普通でやってくるのと違って皆より
早く終わる事が出来る。
定期的にトイレに行けばいいだけ。
いのちが助かったんだからそれが一番‼️
こんな風に思えるようになりました。

これからも出来る限り、子宮頚がんの
検診などのことを発信する事をして
行きたいと思っています。
皆さんが自分自身の身体を愛してくださるように!



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化粧品開発プロデューサーの第一歩として日本化粧品協会 化粧品プランナーを取得しました!
詳しくはこちらから⇒http://cosme-ac.org/


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癌の闘病記録を書いています。何かの参考にしていただければ幸いです。
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