今日は今年最後のいのち煌めいての更新させて頂こうと思っています(^^)
年末お忙しいとは思いますが、皆様ぜひお付き合い下さい爆笑ラブラブラブラブ

日曜日の克基の運動会は
先生のご指示通りに週末を自宅のベットの上で過ごし、また日曜日の夜に病室に戻った。

克基の元気な姿を見られなくて、
とても残念だったけれど、ここで無理をしたら
退院が伸びてしまうかもしれないので、
我慢しておとなしくしていた✌️✌️

それに克基も頑張ってくれたし。

翌日、いつものように外泊の後の検査を受けて
午後に先生がおっしゃる結果を病室で伺う時、

先生はいつもに増す笑顔で、
「この1週間運動会も我慢して
おとなしくしていた甲斐がありましたね!
結果はとても  良いですね。
この分だと、もう退院してもOKだね。」

9月になって1カ月、、、一度微熱が出てしまい
外泊もその週はできなかったし、
もしかしたら少し退院伸びたかな、、、と
ドキドキしていたのだけど、
それ以外は順調に頑張って この日まできていたので、もう退院は近いはず!と、思っていた。

以前、
「このままいけば10月上旬には退院できそうだね、、、。」と、告げられていたので、
私はその時を指折り数えて待っていた。

「えっ、先生!いつなんですか?
退院出来る日は、いつなんですか?」
私は期待でドキドキしながら先生のお顔を見た。

先生はゆったりとした口調で、
「10月2日に予定しましょう。」

2日と言えばあと3日後のこと!
「本当ですか?本当なんですよね!!
そんなに早く。嬉しい‼️」

私は 思わず先生に抱きついてしまいたいほどだった。

先生は更に表情をほころばせながら続けた。

「本当によく頑張りましたね。その頑張りのお陰ですね。僕達が考えていたよりもずっと早い退院になりましたね。良かった!」

そのお言葉を聞いた途端.私は嬉しさで
目頭がジーンと熱くなり、
先生や師長さんや皆さんがいらっしゃるにも
かかわらず思わず目が潤んでしまった。

そして先生が病室を出られた後も暫く、
ベット端に座り手を握りしめ動けないでいた。

ふと気がついて、すぐさま子供達や、
実家の両親や妹たちに連絡を入れた。

母は電話の向こうで声を震わせ静かに一言。
「おめでとう。よく頑張ったね。」と、、、。

克基と仁美は、
「ホントに!本当に!?やった〜〜!」と、  
大きな声で叫んで喜んでいた。

その日の夜から私はもうジッとしていられない。

いただいた沢山の「イヌ」と「カエル」の
ぬいぐるみや枕元に飾った子供達の写真、
殺風景な病室を明るくしようと
手縫いでチクチクと縫ったテーブルかけや
小物入れのカバー、クッション、、、

長い入院生活で増えた細々したものを
少しずつ片付け始めた。

イヌとカエルのぬいぐるみは意味があって
関西では居なくなることを  「イヌ、、、」
と言うのと、
カエルは勿論、早くお家に帰るという意味で、
沢山いただきました(笑)

迅る気持ちを抑えてとにかくその日の夜は
早めにベットに入ったのですが、
やはり嬉しすぎてなかなか寝付けなかった。


いのち煌めいて【第13章】退院②に続きます……




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