今日はいのち煌めいてを更新させて頂きますカナヘイ花
前回、15章でお話した私に襲いかかった
様々な後遺症…。
第16章では私が一番耐え難かった後遺症について
書いていきたいと思います
皆様、お付き合いお願いします(^_-)☆



退院して直ぐに仁美の小学校の運動会だった。

一年生の仁美にとっては入学して初めての運動会。
なんとか応援に行きたかった。
主治医からは克基の時と同じく
「今はとにかくゆっくり身体を休ませる事が
何より大切です。」と、論された。

周囲からも反対されたけれど、
どうしても行きたかったので、
妹にSOSをして京都まで来てくれるように
頼みこんだ。

日曜日だったのでご主人と一緒来てくれて
私はなんとか開会式だけ見る事ができた。

私は保護者席に座りニコニコと大きく
手を前後に降って元気に行進する
仁美の姿に目を細め、拍手をし続けた!

ほんの15分ほどしか見られなかったけれど、
それでも嬉しくて胸が高鳴っているのがわかった。

妹夫婦がビデオを撮影してくれるというので、
後ろ髪を引かれる思いで引き上げた。

家に帰って、仁美達が帰ってくるのを
今か今かと待ちわびていた。

夕方、頭を校庭の砂を被ったかのように
元気いっぱいの砂だらけの仁美が
妹夫婦と帰ってきた。

「チャーちゃん、綱引き赤組勝ったよ!」と、
自慢気に大きな目を益々大きくして話していた。

克基も帰って来たので、
皆でビデオ鑑賞会が始まった。

玉入れ、かけっこ、綱引き、ダンス、、、
どれも仁美が元気に頑張っているのを
見ていたら思わず
「仁美、しっかり!頑張れ!」と、
大きな声で声援を送ってしまっていた。

その声に皆が大きな声で笑って、
仁美は一段と輝くようなキラキラした笑顔で
「チャーちゃん、これ ビデオだよー。
もう終わっちゃっているから頑張れないよ^_^」
と、言っていた。

この夜は遅くまで我が家には
笑い声が絶える事がなかった。

それは、私にとって4ヶ月ぶりの本当の
家族団欒だった。

私は無事に退院してこれた事の喜びを
改めて噛みしめていた。
妹によれば、
「お母さんの来てくれたの!!!」と、
先生やお友達に何回も話していたとのこと。

ほんの僅かな時間だったけれど、
頑張って見に行けて良かったと思ったのでした。

でも、そんな 幸せの中にも、
後遺症は容赦無く襲いかかる。

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長かった髪をサマースクールのために切った仁美。
運動会にて。
サマースクールで男の子みたいと言われたらしく、
その時以来ショートカットにした事は
一度もありません(笑)
貴重な写真です✨✨

いのち煌めいて   【第16章】耐えがたい後遺症②
に続きます…照れ

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化粧品開発プロデューサーの第一歩として日本化粧品協会 化粧品プランナーを取得しました!
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癌の闘病記録を書いています。何かの参考にしていただければ幸いです。
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