作品紹介『水無月リサイクル商会』 | なかのたいとうの『童話的私生活』

作品紹介『水無月リサイクル商会』

水無月リサイクル商会完成

 
この世界に生きる
すべての子どもたちのために

 
『水無月リサイクル商会』は、2012年10月31日〆切の第21回小川未明文学賞に応募するために書いた、書き下ろしの中編児童小説です。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、小川未明は現在ある児童文学というカテゴリの創設に大きく貢献された童話作家です。

代表作は『赤い蝋燭と人魚』。

小川未明文学賞に作品を応募するだけでも、ぼくにとっては光栄なことです。

この物語は明日の世界のために未来を信じ、未来をその手で築いていこうとする1人の科学者の物語です。

サイエンス・フィクションであるよりはメルヘン。

そしてサイエンティフィックである以上に、ヒューマニスティックなドラマとなっています。

対象は小学4年生から。

最高に面白いお話しができあがりました。

 
あらすじ
 東京湾に浮かぶ人工の浮島彼岸島でリサイクル工場を営む天才科学者の水無月さつき。さつきには、ある秘密があった。家電をはじめ、携帯電話にパソコン、おもちゃや機械など、電子部品の組み込まれた電化製品となら何とでも話しができたのだ。そうしたさつきのいる水無月リサイクル商会には世界中からリサイクル資材が集まってくる。中でも一番多いのは、おもちゃだ。それは子どもたちが、ある噂を信じて、大切にしていたおもちゃの行く末をさつきに託すためだった。

『ここに送れば、ぼくのシェンが天国に行けるって聞きました。ぼくの大切なシェンをおねがいします』

 さつきは自ら発明したシンクロトロナイザーを使って役目を終えた数多くの電化製品たちを余すところなく再生資源化していく。明日の世界のために。未来の地球のために。
 そんなある日、さつきのもとに元奥さんが幼い女の子を連れて戻ってくる。さつきは戸惑いを隠せない。女の子は、さつきの子だというのだ。その事実を受け入れられないさつきは電化製品たちと話す能力を失ってしまう。人と関わるのが大の苦手で電化製品たちこそが唯一、友だちだったさつきは、孤独の中、工場の操作を誤って東京中を停電させてしまう。さつきは責任を問われることになる。

 工場を稼働し続けることこそが自らに課せられた責任を果たすことだと考えたさつきは、嵐の中、風力発電機の修理を試みる。ところが発電機の塔のてっぺんに登ってみると、そこには何故か女の子がいた。さつきしか知らないはずの秘密さえ知る女の子。風に飛ばされそうになった女の子を引っぱりあげたとき、さつきは女の子にも自分と同じ能力が備わっていることを知る。そして女の子は間違いなく自分の子だと確信した瞬間、さつきにも再び、電化製品と話せる能力が戻ることになる。

 そこは東京湾。ひとりぼっちだった暮らしも、これからは家族三人です。
水無月リサイクル商会 梗概より

 
人と言葉を交わすのが大の苦手で、特に知らない人とは、ほとんど話しもできない天才科学者の水無月さつき。

その一方で、さつきは、電化製品とおしゃべりできる特殊能力を持ちあわせています。

インテリジェント冷蔵庫のタロウさんに、おんぼろパソコンのビシマルさん。

多機能テレビのマリオに、携帯音楽プレイヤーのジル。

物語の中には名前を授けられた、たくさんの電化製品が登場します。

東京湾に人工島を浮かべ、独り暮らしをしているさつきにとって、そうした家電たちこそが、真に心を許せる友だちなのです。

中でもジルは、さつきにとって幼い弟のようなものなので、いつも一緒にいる大の仲良しです。

物語の随所に登場して、もの知りのさつきに様々なことを聞いてきます。

 
 答えたのはリサイクル資材を管理するタロウさんでした。さつきは冷蔵庫にむかって話しはじめました。
「でもね、タロウさん、たとえそうだったとしても、いやなものは、いやなの。プラズマ分解炉に火が入ってしまえばさ、そりゃあ、ハエだろうがゴキブリだろうが一瞬で水素と炭素と窒素に分解されてしまうんだけど」
「お言葉ですが、さつき、そういった話しをするのは趣味が良いとは言えませんよ」
 ビシマルさんが口をはさんできました。何世代も前の古くさい旧式のパソコンのビシマルさんは、こと、さつきのマナーにかんしては、うるさく口をはさんできたのです。
「ああ、そうだね。ごめん、ビシマルさん。でもね、あまり考えたくないんだけど、そういうこともあって動植物をふくむ生ゴミにかんしては、リサイクル対象品目から除外しているんだよね。だって考えてもごらんよ。ねむってる子犬や子ねこが、まちがってプラズマ分解炉に、ほうりこまれでもしたら……」
 さつきは、ぶるるっと体をふるわせました。
「ああ、おそろしい、考えたくもない!」
「でも、さつき、もしだよ、もし、そうした子犬や子ねこがいたとしたら、どうなっちゃうの?」
 ジルは、ごくりと、つばをのみこむような音を立てて、さつきに聞きました。
「ああ、おそろしい! ぼくには答えられない! タロウさん、かわりに答えて!」
「もちろん分解されてしまいます。一瞬です。炭素と窒素、水素や酸素にです」
「心は? その子のたましいは、どうなっちゃうの?」
「それは、わたしには、わかりかねます。回答不能事項です。おそらくは、さつきにも、わからないのではないでしょうか」
「そのとおり! たしかにそのとおりなんだけど、ぼくは、すこしでも、かれらがやすらかにねむってくれることを、期待するよ」
「期待って、え? さつき……」
 すくっと、さつきは立ちあがりました。
「さて、行こう! マリオ、供給電力量と消費電力量のモニターをたのむ。蓄電庫の過放電には、じゅうぶん注意してくれよ」
「もちろんだ、さつき。あとはまかせてくれ」
『水無月リサイクル商会』 第四章 なぜか、おもちゃが集まってきます より

 
さつきは、こうした家電たちがいてくれて、はじめて、独りでも工場を操業させることができたのです。

ところがある日、そうした生活は一変します。

さつきの元奥さん、むつきが幼い娘やよいを連れて5年ぶりに島に戻ってきたのです。

 
「ひさしぶりね、さつき。元気にしてた? しばらく世話になるけど、いいわよね」
「も、もちろんさ……」
 さつきは、もごもごと口ごもりながら、小さな声で答えました。
「なに? 聞こえないわよ。もっとシャキッとなさいよ!」
 むつきは、そう言うと、バチンと、目のさめるようないきおいをつけて、さつきの背中をはたきました。そして、そのまま顔を近づけ、さつきに小声で耳うちします。
「あなたに会わせたい子がいるんだけど、会ってくれるわよね。あと、その子もしばらく世話になるから、よろしく」
 むつきは、さつきの返事など、聞く気もないようでした。かって知ったるひとの家。そのままツカツカツカ、ゴロゴロゴロとスーツケースを引いて行ってしまいました。
 ぼうぜんとしているさつきに、船長の花菱さんが言いました。
「あいかわらずだねえ、さつきもたいへんだ。それでな、さっきの話しのつづきだ。むつき嬢は、これまた、ずいぶんとやっかいな、みやげを持ってきなすった。おどろくんじゃねえぞ……」
 そのときです。
 船の上で、ふたたびガタンゴトンと音がしたかと思うと、
「ママー! ママー! ちょっと、もう、どこ行っちゃったのよ。ああ、しんどい。はじめて船に乗ったと思ったらゲロはきそうで、もう、まいったわね」
 小さな女の子が船の上に、ひょっこりあらわれました。むつきとおなじように、まっ黒なサングラスをかけて、手にはスーツケースを持っていました。
 まるで録画ビデオでも見ているかのようだったのですが、むつきとちがい、その女の子は、さつきの顔を見たとたん、ピッと口をつぐんでしまいました。
 さつきは、ひやあせがとまりません。その女の子は、ものも言わずに、ただじっと、さつきを見つめていたのです。
 そして船長の花菱さんの、つぎの言葉を聞いた瞬間でした。さつきは、その場にバタンとたおれてしまったのです。
「このお嬢ちゃん、あんたの子だってよ」
「ありえない……」
『水無月リサイクル商会』 第七章 むつきとやよい より

 
さつきは自分に娘がいたという事実を受け入れられず、家電たちと話す能力を失ってしまいます。

そして、それと同時に、それまで問題なく操業させてきたリサイクル工場を、うまく操業できなくなるのです。

さつきは家電たちに、まかせっきりでした。

パソコンさえ満足に扱えなくなったさつきは、工場の操業を誤り、東京湾一帯全域を停電させてしまいます。

 
 つぎの日の朝です。
 事務所では電話が、ひっきりなしに鳴っていました。メールボックスをあければ、見たこともないくらい大量のメールが、あふれるように、どんどん送られてきます。そのすべてが苦情のメールでした。
 さつきがビシマルさんの前で、こまりはてていると、むつきがツカツカツカとやってきて、ボンと音を立てて机の上に新聞を置いていきました。

  お台場ニコニコ新聞(こども版)
 きのうの夜、東京近郊全域で起こった大停電の原因が発覚。原因は東京湾に浮かぶ謎の浮島、彼岸島でのリサイクル工場稼働だったもよう。本日未明、日本国政府と東京都、東京消防庁、警視庁の合同調査本部が設置されました。合同調査本部は、すでに電力会社からの事情聴取を終えており、いくつかの重要な資料も押収したと関係筋は伝えています。リサイクル工場を所有する水無月リサイクル商会への事情聴取はまもなく行われる見こみで、場合によっては逮捕者が出ることもありえると関係筋は伝えています……

  たた、逮捕っ! このぼくが?

 さつきは、あわてました。
 ですが、けっきょく、やっぱり、何をしていいのか、わからずに、あちらとこちらを行ったりきたりするばかりなのです。
 どうしよう! ああ、どうしよう!
 もう、ひやあせが出るどころのさわぎではありません。ノドから心臓が、とびでてしまいそうでした。

 やがて警察船がやってきました。サイレンを鳴らして。目につきささるような赤い光を、ぐるぐる、ぐるぐると、まわして。

 けれども、警察署には連行されたものの、さつきは逮捕されることはありませんでした。そのかわりに、事情聴取につぐ事情聴取。うんと、きつくしぼられ、もう二度と大停電は起こしませんという誓約書にサインさせられ、電力会社に支払わなければならない賠償金の請求書にも、サインさせられただけでした。
『水無月リサイクル商会』 第十章 逮捕、さらに嵐ふたたび より

 
さつきは多くの人たちの手によって助けられます。

そして自分がしなければならないことを見つめ直し、リサイクル工場をきちんと稼働させるべく手を打っていきます。

 
「そうだ電気だ! もっと電気を!」

 さつきは、彼岸島にひときわ高くそびえる、おじいさんの風力発電機の修理を、ふたたび、こころみることにしました。天気予報によれば、まもなく台風がくるというのです。しかも、今度のは超大型。
 リサイクル資材のコンテナを、くずれないよう鋼鉄のロープで固定し、さらには全面にシートをかけました。事務所も自宅も雨戸をしめて、風でとびそうなものは、すべて倉庫の中に、ほうりこみました。
「よし!」
 両手両足に、ヤモリもびっくりの、バイオミメティクス・ナノテクノロジーによる吸盤のついたグローブとブーツをはめ、さつきは、ひとり、高くそびえる風力発電機の塔を登っていきました。
 今度もまた、まわらなくなってしまった風力発電機の風車を台風の力を使って、むりやりまわそうというのです。
「今やらなくてどうする。ぼくがやらなくてどうするんだ!」
 高く登るにつれて風も強まります。びゅううう、びょおおおと、ふきつける風は、どうにかして、さつきをふきとばしてしまおうと、ときおりリズムをかえながら、突風となっておそいかかってきました。
「ぼくらのこの世界! この世界に、この地球に、ぼくらは住みつづけなきゃならない。この先、何が起こったとしても。何百年も、何千年も、何万年も」
 さつきは、さらに、さらに、塔を登っていきました。
「かぎられた資源は有効に使わなきゃだめなんだ。リサイクルを! そして環境破壊と環境汚染を少しでも減らすために、ぼくらには今やらなければならないことが、きっとあるはずなんだ!」
『水無月リサイクル商会』 第十章 逮捕、さらに嵐ふたたび より

 
そうした中、おじいさんの携帯電話に導かれるようにして、さつきは娘やよいと和解し、さらにはジルたち家電と会話できる能力が再び戻るのです。

最後は家族3人そろって写真を撮るシーンで終わります。

東京湾に浮かぶさつきの島。

そこで再生されるのは、なにも家電たちばかりではないということです。

 
第21回小川未明文学賞応募作
『水無月リサイクル商会』
著者 なかのたいとう
2012年10月31日 脱稿
A4判縦書き59ページ[35字×30行]
約4,0000字/11章構成/400字詰原稿用紙換算120枚
(C)2012 NAKANO TAITO

 



じつは本当のことを言うと『水無月リサイクル商会』は小川未明文学賞に応募するために構想されたお話しではありません。

もともとは、ちゅうでん児童文学賞に応募するために考えられたお話しであり、しかも着想は2008年と古く、4年も前になります。
 
『水無月リサイクル商会』構想ノート(DSC00384)
創作ノート『夏の草 #4』より 『水無月リサイクル商会』構想メモ (2008年2月12日)
 
お話しの世界観と概要は、着想日である、この2008年2月12日、1日で考えられています。

けれども、すぐに書きはじめられることはなく、その後の約1ヶ月をかけて猛烈な勉強がはじまります。

工学に科学、最新のテクノロジーからオーソドックスな旧来のテクノロジーまで。

調べ始めると、なぜか止まりません。

それは、ものすごく楽しい時間でしたが、結局は執筆は先送りになってしまいました。


そして、それを再度見直して執筆に着手しようと思い立ったのが2010年。

ただ、このときは、なんと、iPadにデータを整理しただけで終わってしまいます。
 
『水無月リサイクル商会』アイデアノート
『水無月リサイクル商会』アイデアノート(2010年6月19日版)
 

さらにその後、2011年にも執筆に着手しようとして断念しています。

ただ、このときの考察によって舞台設定の具体的なイメージが、ほぼ固まります。
 
『水無月リサイクル商会』構想ノート(DSC00385)
創作ノート『夏の草 #5』より 『水無月リサイクル商会』構想メモ (2011年8月19日)
 

そして今回、2012年10月になって、ようやく、執筆開始、完成となったのです。

以前のぼくからすれば、考えられないくらいのスピードで、『水無月リサイクル商会』は書かれています。

10月13日に、ほぼ一瞬でプランが見直され、すぐに執筆を開始して原稿用紙120枚におよぶ草稿の完成が10月20日。

その後、第1稿へ向けての推敲がはじまり、他人に見せられる形の第2稿が出来上がったのが10月29日。

そして最後の最後、小川未明文学賞の締め切り当日の10月31日になって完成です。

なお、今回は特にノートを取っていません。

それどころか創作ノートはまったく見ずに書いています。
 
リーディングテストの風景
左上より麻衣子ちゃん、あくびちゃん、トミヤマさん
彼女たちにはリーディングテストにご協力いただきました
 
ちゅうでん児童文学賞と小川未明文学賞では規定の最大枚数に原稿用紙にして40~50枚の開きがあります。

構想段階で考えていた、ちゅうでん児童文学賞のほうが1/3も長いのです。

そのギャップをどう埋めたのか。

今回は、もともと書こうと思っていた事柄を、すべて先送りさせていただきました。

『水無月リサイクル商会』は終わりのないお話しです。

おそらく、どこまでも、どこまでも書いていけるはずです。

続編を、ぼくがまた書けばいいという話しです。

この『水無月リサイクル商会』に加筆することはありません。

かつては未完成作を応募したこともありますが、今はそれは絶対にしません。

賞を取った作品は出版されます。

本屋に並べられている、どの本と比べても、面白いと思えるものしか、ぼくは出したくないのです。




 
  水
秋 無
空 月
を リ
見 サ
上 イ
げ ク
て ル
今 商
日 会
も 冒
時 頭
は 句
過  
ぎ  
ゆ  
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