フレッシュな日常用から重厚な辛口、そして貴腐ワインやアイスワインなど高貴な甘口にまで至る多彩な味わい。

しかも驚くほど長い年月をかけて熟成という名の美しい変貌を遂げていく(そうじゃないのもあるけれど)。

だが何よりもその見事に研ぎ澄まされた酸と煌めくようなミネラル、そして葡萄本来の果実味との究極の調和。

加えて 生まれ育った地所のテロワールを克明に描出するという点に於いてもこの葡萄の右に出るモノはない。

飲めば飲むほどに リースリングこそ世界最高の葡萄である という思いは確信へと変わっていくのである。

この拙い記録をきっかけに、リースリングという類まれなる葡萄から造られるワインを少しでも知っていただければ幸いである。


2009年9月・醸造所訪問&旅行記

  モーゼル : アンスガー・クリュッセラート     特級畑 トリッテンハイマー・アポテーケ

         エルツ城&トリアー観光       モーゼル銘醸畑巡り

  ザール : シュロス・ザールシュタイン

  ルーヴァー : マキシミン・グリュンハウス(フォン・シューベルト)

  ナーエ : エムリッヒ・シェーンレーバー


2007年5月・醸造所訪問記

  プファルツ : ミュラー・カトワールA・クリストマンゲオルグ・モスバッハビュルクリン・ヴォルフ

  ルーヴァー : カールスミューレマキシミン・グリュンハウス(フォン・シューベルト)

  ザール : シュロス・ザールシュタイン


これまでの記録 → (旧)緑家のリースリング日記

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2018年01月14日

自宅瓶熟4年で飲み頃

テーマ:独 Ahr

寒いしちょっと栄養でもつけておこうか、ということで今夜は和牛ランプ肉のステーキ。

フライパンでサッと焼き、薄切りにしたものを薬味ねぎとともにポン酢醤油とオリーブオイルでいただく。

これがサッパリしてて実に美味い。もちろん合わせるのはシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)。

今夜はマイヤー・ネーケル醸造所の2012年産ブラウシーファー。ウチのワイン庫に4年弱寝ていたボトルである。

 

 

レンガ色がかった暗い色調のルビー。ビターチョコや香木、赤い花、腐葉土、鉛筆の芯などを感じさせる香り。

口当たりは丸みを帯びたジューシーな果実味と、それを引き立てるようなコンパクトに凝縮された酸。

程好くこなれた適量のタンニン。なかなかバランスが良く、飲み頃感あり。

ほんのり舌の上に残る軽い収斂感。軽い飲み口ながらそこそこ飲み応えもあって完成度高し。


5日後はちょっと凝縮感に難があって

果実味が引っ込んだせいか、シーファー土壌のシュペートブルグンダーによくあるエグ味が前に出て今ひとつ。

充分に仕上がったワインってのは、開けたらサッサと飲み切るべきなんだなと。86/100

(過去のヴィンテージ→2011年産2010&2009年産2008年産2004年産

2012 Spaetburgunder Qualitaetswein trocken - Blauschiefer -

Weingut Meyer-Naekel (Dernau/Ahr)

A P Nr 1 792 159 013 13,Alc 13.5%vol,17.65€

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2018年01月09日

飲んでます、裾モノ

テーマ:★ Emrich-Schönleber

まぁ何だかんだでゆっくりワインを愉しんでいられる気分でもない昨今だが、一応飲むには飲んでいる。

今夜は中華春巻きなんぞをアテに、エムリッヒ・シェーンレーバー醸造所の2016年産グーツヴァインを。

裾モノにちゃんとしたコルクを使っている生産者は今ではすっかり少数派になってしまったが、ここはその1軒。

 

 

緑色がかった薄いレモンイエロー。細かい気泡がグラス底に比較的たくさん付着。

香りはマンゴーやパイナップル、軽いペトロール、そして微かに酵母のニュアンスなど。

程好く力強い酸のアタックが印象的で、果実味は中肉やや細め。

 

質感の吟味は難しいが、酸と一体感のあるミネラル味。重心は真ん中やや低めか。軽いカテキンっぽい収斂味。

いずれにしろ酸主体のバランス。液質は若干凝縮感に欠けるものの裾モノのグーツヴァインとしては充分。

但し4日後はもうちょっといただけない感じ。85/100

(過去のヴィンテージ→2015年産2014年産2013年産2011年産2010年産2009年産2008年産

 

2016 Riesling Qualitaetswein trocken

Weingut Emrich-Schoenleber (Monzingen/Nahe)

A P Nr 7 748 066 05 17,Alc 11.5%vol,9.66€

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2018年01月06日

恐れ入ったこの変わり様

テーマ:独 Franken

年末年始の休みをちょっと長めに取ると、休み明けの皺寄せが大変。

何とか雑務まですべてやり終え帰宅したものの、かねてよりの心配事も重なって身も心もグッタリ。

連休前だが気合の入ったリースリングを開けるだけの余力は既に無く、軽めのフランケンワインに手が伸びる。

 

今夜は過去に1度だけ飲んだ事のある造り手、マックス・ミュラー・アインス醸造所のジルヴァーナーを。

2016年産フォルカッハー・ラーツヘア・ジルヴァーナー・カビネット・トロッケン。

畑は貝殻石灰と粘土質から成る土壌とのこと。

 

 

スクリューキャップ。緑色がかった明るいレモンイエロー。グラスに注ぐと細かい気泡がシュワッと...

その後、泡の様な気泡が液面に漂ってちょっとビール的。香りは洋梨や青いバナナ、ほんのりと燻製香。

スワーリングすると少し硫黄っぽい鉱物や酵母の香りが前に出て来る。

ひと口飲んでみると、ジルヴァーナーにしては予想外に細身の果実味とシャープな酸に驚く。極辛口仕立て。

アンモニアを思わせるキナ臭さと、果実の青臭さを湛えたミネラル感。かなりストイックな味筋。

 

ところが翌々日になると果実味が肉付きを増してバランス好転。

先だってのワイン会で「少し残糖多め?」なんて感じたのはこれだな。

それにしても「初日の取っ付き難さはいったい何だったの?」と言うほどの変わり様。

尤も実際のデータは残糖1.2g/l、酸量5.7g/lって事だから

正確には「翌々日の変わり様はいったい何なんだ?」と言うべきか。我ながらエエ加減な味覚ではある。84/100

 

2016 Volkacher Ratsherr Silvaner Kabinett trocken

Weingut Max MuellerⅠ(Volkach/Franken)

A P Nr 4016-008-17,Alc 12%vol,輸入元「シュピーレン・ヴォルケ」,購入先「マリーエンベルク」,2700円

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2018年01月04日

久しぶりにツィリケン

テーマ:★ Geltz Zilliken

今夜は久しぶりの「豚と白菜のミルフィーユ蒸し」に合わせて、これまた久しぶりのゲルツ・ツィリケン

2016年産のオルツヴァイン、ザールブルク・リースリング・トロッケン。

昔よくお世話になったし、何よりも実際に訪問した事のあるお馴染みの造り手なのだが

これがなかなか入手し辛くて、この秋に新規ルートを開拓したおかげでやっとまともな時期に届いたという次第。

 

 

外観は黄金色がかった薄い麦わら色。梨系の淡い果実香に少しフローラルなニュアンス。

飲むと細身の果実味に若干の蜂蜜感。

酸は予想外に穏やかで、キリッとしたところには欠けるものの上品に伸びて、余韻はアッサリ。

ミネラル味は冷たい金属的な触感だが総じて地味。若干緩くて厳しさに物足りなさあり。残糖9.0g/l、酸量7.4g/l。

 

翌日は酸が引っ込んだのか果実味が前に出たのか、マッタリとした味わいで若干多めの残糖感。

やっぱり酸が引っ込むとザール・リースリング至福のバランスに少なからずズレが出るなぁ。85/100

(過去のヴィンテージ→2012年産2009年産

 

2016 Saarburg Riesling Qualitaetswein trocken

Weingut Forstmeister Geltz Zilliken (Saarburg/Saar)

A P Nr 3 551 083-12-17,Alc 11%vol,13.00€

2018年01月03日

例年よりアッサリ

テーマ:★ Rudolf May

実は先月の9日、お馴染みフランケンワイン専門店「マリーエンベルク」さんのワイン会があったのだが

途中で帰る羽目になりちゃんと吟味出来なかったので、改めてそのワイン達とじっくり向き合うことに。

まずはルドルフ・マイの2016年産レッツシュタット・リースリング・トロッケンから。

 


 

スクリューキャップ。外観は微かに緑色がかったレモンイエロー。

香りはリンゴやバナナにパイナップル、これに土臭い鉱物のニュアンスが加わる。

フワッと緩い小ぶりな果実味と穏やかな酸。舌をピリッと刺す苦汁系のホロ苦いミネラル味。

総じてスッキリした透明感のある造りだが、終盤に若干の引っ掛かりが感じられるのは雑味かミネラル味か。

 

翌日になると果実味も酸もグッと引き締まり、初日よりもホロ苦さとの均整がとれて来る。

残糖5.9g/l、酸量7.2g/l。例年よりややアッサリ気味だが、メリハリの効いたなかなか秀逸な食事ワイン。85/100

(過去のヴィンテージ→2015年産2014年産2013年産

 

2016 Retzstadt Riesling Qualitaetswein trocken

Weingut Rudolf May (Retzstadt/Franken)

A P Nr 2152-008-17,Alc 12%vol,輸入・販売元「マリーエンベルク」,\3280

2018年01月01日

適当に開けたら飲み頃

テーマ:★ Horst Sauer

元日は東京から久しぶりに帰省した長弟を交えて、両親・家族・次弟夫婦とともに昼過ぎから新年会。

おっさん連中は日本酒、若いモンはビール。

とにかくひと頃に比べて酒量が減ったなぁ...こういう時に歳とった事をつくづく実感する。

 

黒龍大吟醸「龍」 (黒龍酒造/福井県永平寺町),Alc 15%vol 

 

 

お馴染みの洋風お節や刺身なんぞを食べながら、日本酒をチビチビ飲んでたらそのまま...(。´-д-)zzZZ

 

で、「お酒無くなったからワイン何か開けてや」と起こされ、寝ぼけ眼で適当にワイン庫から取って来たのがコレ。

ホルスト・ザウアーの2013年産エッシェルンドルファー・ルンプ・ジルヴァーナー「S」トロッケン。

ふらふら脚立に乗って、手前に積み上げてあった一番上の箱を開けて1本引っ張り出したらたまたまコレで

「あ、ジルヴァーナーか。2013年やったらちょうどエエんちゃうか」てな感じ。

 

 

寝ぼけて手足に力が入り難い際に開けるのはスクリューキャップに限る。キュッと捻れば楽々。

微かに緑色のニュアンスの感じられる明るいゴールド。非常に細かい気泡がパラパラと。

マンゴー系の熟した果実とナッツの入り混じった香り。

 

口に含むとマッタリとした果実味と程好い酸の見事なバランスに加えて

口の中に拡がる絶えず青いバナナを感じさせる爽やかで青々とした風味。

そして残糖のしっかり抑えられている、香りとは裏腹な食中酒向きな味わいが見事。おー結構イケてるがな~♪

おまけに舌の上に残るホロ苦いミネラリッシュな余韻。

 

実は開栓したものの自分ではひと口味見しただけで、専ら翌日、翌々日と残りを少しずつ味わってみたのだが

バランスと言い酒質の安定感と言い、まさに今が飲み頃ドンピシャな感じ。

3年ちょっと前に開けた際の印象とはガラッと変わって見事な変貌。87/100

 

適当に開けたらそれが飲み頃。うーん、狙ってもなかなかこう上手くは行きません。

足りない脳ミソであれこれ悩むより適当に開けた方がヒット率高かったりして...下手の考え休むに似たり。

今年はこれで行きますか。年明けからいきなり良い教訓を突き付けられてしまったみたいなもの。

 

2013 Escherndorfer Lump Silvaner S. trocken

Weingut Horst Sauer (Escherndorf/Franken)

A P Nr 4397-037-14,Alc 13%vol,12.00€

2017年12月31日

年越しのお節とワイン達

テーマ:家飲み&宴会

少し寂しい年越しになってしまったけれど、そのぶん各人が賑やかに食べて飲んで喋って笑って...

恒例の嫁さんの実家での年越し忘年ワイン会。

 

 

乾杯はアンスガー・クリュッセラートの2016年産辛口リースリング「シュタインライヒ」。

ヴィンテージの特徴なのか、果実味豊かなぶんミネラル感がマスクされてて殊の外優しい味わい。

香りもどことなくミルキーで、時間が経過してようやく土臭いシーファー風味が顔を覗かせる。

 

2016 Riesling Qualitaetswein trocken - Steinreich - (Ansgar Cluesserath,Trittenheim/Mosel) 

A P Nr 3 607 269 07 17,Alc 11%vol 

 

 

フライング気味に大晦日に開けてしまうのは、これまたお馴染みの「ル・コントワール・デュ・グー」のフレンチお節。

お品書きと照らし合わせながら食べるのだが、これがなかなか難しい。どれがどれだか....。σ(^_^;)

因みに北海道や東北では大晦日にお節を食べる習慣があるそうなので、後ろめたい気持ちになる必要は無し。

 

 

泡は意表を衝いての英国産、ハンブルドン・クラシック・キュヴェ。

比率は分からないがシャンパーニュと同じく、シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエが使われているとのこと。

英国でこんな本格的なスパークリングが造られているなんて知らなんだ。石灰を感じさせる引き締まった味わい。

 

NV Hambledon Classic Cuvee Brut (Hambledon Vineyard,Hampshire/England),Alc 12%vol 

 

 

シェーンレーバー好きの義弟夫婦にちょっと教育的な1本を...と言うか

若いリースリングだとお節に合わせ辛い場面もあろうかと、保険の意味で年季の入ってそうなボトルを選んだら

それがたまたまコレだったというだけの話。樹脂コルクのお蔭で酸化が進んでちょっとシェリーっぽい熟成具合。

ヘタるどころか8年前に開けた時より何だか妙に良い感じで、ナーエ産ワインのポテンシャルには驚かされる。

 

2002 Monzinger Fruehlingsplaetzchen Riesling Kabinett trocken (Emrich-Schoenleber,Monzingen/Nahe) 

A P Nr 7 748 066 14 03,Alc 11.5%vol 

 

 

次いで、鴨に合わせてピノ・ノワールを。ベルナール・マルタン=ノブレの2006年産ヴォーヌ・ロマネ。

これまたヴィンテージの特徴か、果実味豊かでふんわりと柔らかく

そのぶんスパイシーさは感じられないが、総じてチャーミングな味わい。

 

2006 Vosne-Romanee (B. Martin-Noblet,Vosne-Romanee/Bourgogne),Alc 12.5%vol 

 

 

この日のメインはちょっとサプライズの1本をブラインドで。

2016年産の例に漏れずふんわり果実に埋没して酸が穏やかなせいで、よもやこれがザール産とは判るまい。

それでも時間が経つにつれて、ここの特徴である研ぎ澄まされた強靭な酸が本領を発揮してそれらしくなる。

いやー実に久しぶり、懐かしのシュロス・ザールシュタイン。でもGGにしてはちょっとシンプルだなぁ。

 

2016 Serriger Schloss Saarsteiner Riesling trocken Grosses Gewaechs (Schloss Saarstein,Serrig/Saar) 

A P Nr 3 555 014 01 17,Alc 13%vol 

 

 

〆シャンならぬ〆泡はスプマンテ。コンタディ・カスタルディのフランチャコルタ・ブリュット。

セパージュはシャルドネ80%、ピノ・ネロ10%、ピノ・ビアンコ10%とのこと。ちょっとヒネた苦味が印象的。

 

NV Franciacorta Brut (Contadi Castaldi,Lombardia/Franciacorta),Alc 13%vol 

 

 

そうこうしているうちに2017年は呆気なく往き、気付けば2018年がやって来ていた。

今年の年越しは寝落ちせずに済んだものの、時間の経つのは年々早くなっているように感じられる。

一瞬一瞬を大切に生きなければと思いつつ、飲めば時間は加速度的に進む。これって永遠のジレンマだよなぁ。

とにかく新しい年が少しでも良い年でありますように。

 

2017年12月29日

ポトフでカルトホイザー

テーマ:★ Karthäuserhof

仕事納めは昨日だったが、1年の疲れがドッと来たのか急にしんどくなって夕食もそこそこに就寝。

復活した今日は細々とした雑用を片付けつつ年の瀬の1日を過ごし、茶碗蒸しとポトフを食べながらの晩酌。

んー、今年も月日の経つのが早かったなぁ....ホンマ碌でもない1年だった。

実際ここ数年、人生のドン底を這うような日々が続いているが

来年は少しでも浮上するきっかけが掴めたら良いのだが...そんな事をボーッと考えながら飲んだ1本。

 

カルトホイザーホーフ醸造所の2009年産アイテルスバッハー・カルトホイザーホーフベルク・リースリングGG。

そう言えばカルトホイザーのGG(グローセス・ゲヴェクス)を開けるのなんて初めてだったよな。

確かこのヴィンテージからケラーマイスターがブライリングさんから代わったんだっけ。( ´ー`).。oO

(カルトホイザーホーフの2009年産→カビネット辛口シュペートレーゼ辛口

 

 

僅かに緑色がかった明るいゴールド。湿った木や熟したリンゴ、蜂蜜を思わせる香りで

スワーリングするとパーッとペトロールが現れて、その後ろからナッティーなニュアンスが覗く。

口当たりは極めて濃厚な果実味。そのせいで酸は後ろに控えて目立たないが、舌の上にはそこそこの刺激感。

リッチな果実味に負けない量感のミネラル味は苦汁系で、ホロ苦い余韻が舌の上にいつまでも残る。

 

フッとマヨネーズを感じさせる一瞬があるが、錯覚だろうか?

いや、錯覚ではなくルーヴァー産らしい土臭さと共に確かに時々マヨネーズが香るし、おまけに青草まで香る。

翌日。エキゾチックな果実の香味と軽くナッティーな余韻。若干残糖多めなのが玉に瑕ってところかな。88/100

 

 

2009 Eitelsbacher Karthaeuserhofberg Riesling trocken Grosses Gewaechs

Weingut Karthaeuserhof (Trier-Eitelsbach/Ruwer)

A P Nr 3 561 303 027 10,Alc 12.5%vol,29.00€

2017年12月24日

グラーハのまた別の顔

テーマ:★ R. von Kesselstatt

今夜は10月に開けたケッセルシュタット醸造所「3流域・村名シリーズ」の残りの1本。

2016年産のグラーハー・リースリング・トロッケン。

 

因みにこのオルツヴァインには、醸造所が中部モーゼルのグラーハ村に所有している2つの畑

ヨゼフスヘーファー(単独所有)とドンプロブストからの葡萄が使用されているはずだが

2016ヴィンテージは5~7月に多かった雨のせいでカビが拡がり、ヨゼフスヘーファーでは更に雹の被害もあって

最終的に収量は15hl/ha以下にまで落ち込んだのだとか。という事は、殆どドンプロブストからの葡萄なのかも。

 

 

スクリューキャップ。軽く緑色がかった明るいレモンイエロー。

リンゴやアプリコット、僅かにバナナを感じさせる果実香。果実味は中肉ながら若干多めの残糖感。

酸は丸くて主張控えめ。少々金属的な触感で、土と言うより炭っぽいイメージで重心やや低めのミネラル味。

抜けの良さとは対極にあるドッシリと重いミネラル感に、ヒンメルライヒとは異なるテロワールを感じない事もない。

総じてちょっと緩い味わい。残糖8.3g/l、酸量6.9g/l。85/100  (過去のヴィンテージ→2014年産2012年産

 

2016 Graacher Riesling Qualitaetswein trocken

Weingut Reichsgraf von Kesselstatt (Morscheid/Ruwer)

A P Nr 3 561 077 04 17,Alc 12.5%vol,9.80€

2017年12月23日

極辛口は万能食中酒

テーマ:★Ökonomierat Rebholz

畏れ多くも陛下の誕生日を口実にして、今日は久しぶりに昼間からリースリングを。

アテはいつもの鮮魚スーパーで買って来たネギトロ鉄火巻きとイカの握り。

そんでもって晩のメインはカンパチの刺身。

合わせたのはレープホルツ醸造所の極辛口キュヴェ、2016年産リースリング・トロッケン「エコノミーラート」。


 

スクリューキャップ。僅かに緑色がかった明るいレモンイエロー。注いだグラス壁に細かい気泡がポツポツと。

青リンゴや洋梨の香りに、仄かな香木のニュアンス。

口当たりはシャープな切れの良い酸が印象的で、果実味はスマート。

残糖をグッと抑えたスッキリ辛口のクリーンな造りで、サッパリとした淡白なミネラル感。

舌にピリッと来るのはやっぱり酸かな?いや、微炭酸のせいもあるかも。残糖0.2g/l、酸量8.7g/l。

 

寿司や刺身とも全然違和感が無いし、リースリングも「強い酸とバランスを取るため」なんてケチ臭い事言わずに

極力残糖を絞った造りにしてみたら魚介一般にも結構合うんじゃないかと思う。

決してジルヴァーナーに負けないぐらい相性が良いかも。

いや、そもそもジルヴァーナーが魚介と相性が良いのは、その残糖を抑えた造りのせいなのかもしれない。

翌日もフローラルな香味と強靭な酸の極辛口仕立て。これこそ日常の食事に万能な食中酒だと思う。85/100

(過去のヴィンテージ→2015年産2014年産


2016 Riesling Qualitaetswein trocken - Oekonomierat -

Weingut Oekonomierat Rebholz (Siebeldingen/Pfalz)

A P Nr 5 069 105 006 17,Alc 11.5%vol,12.30€

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