2022年も厳しいピノ・ブラン
今夜はマキシミン・グリュンハウスの2022年産ピノ・ブラン・トロッケン。
暑い時期なんかにもっと早く飲みたかったのだが、諸般の事情で今頃開けることになってしまった。
グリュンハウスでは、ピノ・ブラン(ヴァィスブルグンダー)はヘレンベルクにのみ植えられている。
スクリューキャップ。少し緑色がかったライムイエロー。注ぐとグラス壁下半に細かい気泡が疎に付着。
トップは蜜蝋や蜂蜜の香りで、スワーリングしてやると青いバナナや洋梨、青リンゴの果実香が顔を覗かせる。
口に含むと果実味ではなく、いきなり舌の上に乗っかかって来る塊のような苦味は
品種特有の収斂味なのかミネラル感なのか、はたまたカテキン類なのか。
それがそのまま余韻となって持続する。果実味は適度で酸も程好く凝縮されている。
とにかく土壌を反映しているのかミネラリッシュで厳しい味筋。残糖7.5g/l、酸量6.0g/l。
開栓4日目。果実味が若干肉付きを増したぶん厳しさが和らぎ、やっぱりそれでも苦渋いアフター。
開栓5日目。相変わらずミネラル感以上に苦味のある味わいで、開栓以来この日が最も濃く感じられる。85/100
(過去のヴィンテージ→2021、2020、2019、2018、2017、2016、2015、2014、2013)
2022 Pinot Blanc Qualitaetswein trocken
Weingut Maximin Gruenhaus (Mertesdorf/Ruwer)
A P Nr 3 536 014 19 23,Alc 12.5%vol