諸々が身に沁みる
居るのが当たり前の人が居なくなるってのは本当に辛いもんです。
まぁちょっと身辺いろいろあって、ワイン会を中座したりノンアルコールな日々を過ごしたりしていて
自宅でゆっくりとワインを開けるのは久しぶりのこと。
今夜の相棒はマキシミン・グリュンハウス醸造所の2016年産マキシミン・グリュンホイザー・ピノブラン。
スクリューキャップ。外観は緑がかったレモンイエロー。注ぐと泡のように細かい気泡が比較的たくさん付着。
少し蜂蜜がかった青リンゴやアプリコット、黄桃などの心地良い果実香。
飲むとふっくらとした肉付きの良い果実味と、意外にシャープで量感のある酸。舌に軽い微炭酸の刺激。
ほんのり甘苦い後味は品種の特性かミネラル味か。シンプルだが透明感があって、よくある野暮ったい雰囲気が
無くなっている。先日飲んだリースリングのグーツヴァインがパッとしなかったせいか余計に好印象。
翌々日。相変わらずフレッシュで仄甘い感じが妙に良くて、酸も悪くない。
平板で単調だが、これを飲んでると「あ~これって葡萄だなぁ~」って感じがする。
そんな沁み渡るような自然な感覚があって、改めて日頃口にするリースリングの方が実は特殊なんだなと実感。
85/100 (過去のヴィンテージ→2015年産、2014年産、2013年産)
2016 Maximin Gruenhaeuser Pinot Blanc Qualitaetswein
Weingut Maximin Gruenhaus (Mertesdorf/Ruwer)
A P Nr 3 536 014 20 17,Alc 11.5%vol,10.90€