フォルストのオルツヴァイン

今夜はプファルツ。ビュルクリン・ヴォルフ醸造所のオルツヴァイン、2013年産フォルスター・リースリング。

これまでこの醸造所の手掛けるオルツヴァイン（村名クラス）としては
ヴァッヘンハイム（Wachenheim）とルッパーツベルク（Ruppertsberg）が個人的には馴染み深いが
フォルスト（Forst）のオルツリースリングまでリリースしていたとは知らなかった。
weingauさんのお手を煩わせてしまったが、レアアイテムの醸造所直買いはマニアックな醍醐味である。

このヴィンテージからビュルクリン・ヴォルフも村名までの下位クラスはスクリューキャップになった模様。
微かに緑がかったレモンイエロー。
トップノーズは熟した黄色い果実だが、然程開いて来ず控えめで、意外にも微かにペトロールのニュアンス。

口当たりはシャープで舌に攻撃的な酸。
中盤からアフターにかけてもグーンと伸びて、リンゴ酸・酒石酸ともに量感たっぷりな様子。
これに対して果実味は香りに違わず細身で、ミネラル味も砂っぽい土壌を感じさせるサッパリさ。
フォルストってこんなに土壌軽かったっけ？酸がかなり突出したバランスで、酸っぱい酸っぱい。

翌日。相変わらず香りは閉じ気味だが、少しミルキーに変化し、やっぱり黄昏た雰囲気も。
酸の突出がなくなりバランスは若干良くなっているが、やや酸化したニュアンスは否めない。
翌々日も凡庸。リリースが早かっただけに、開けるタイミングがちょっと遅かったかなぁ。少々期待外れ。85/100

2013 Forster Riesling Qualitaetswein trocken
Weingut Dr. Buerklin-Wolf （Wachenheim/Pfalz）
A P Nr 5 142 043 14 14，Alc 12.5%vol，15.00€