おはようございます
ブログネタ:寝る直前にやること
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寝る直前は、寝床の中で本を読みます。店での仕事は肉体労働ですから、本を読んで頭脳労働しておきます。たいてい10~30分程度ですけど、たまに夢中になっちゃうと1~2時間読みふけってしまって、いいのか悪いのか、わからない(笑)。
もっとも今では、店を閉めて、夕飯食べて、TVをぼうっとみて、ブログ記事書いて、お風呂入って…というパターンが多いので、寝床に入るとすぐ眠くなっちゃって、本を読むヒマもなく撃沈してますけど。ブログが本の代わりになってます。
からだを使うことは活動的なことですから、陰陽論からみれば「陽」です。一方、読書は脳を使う静的なことなので「陰」。1日のうち、こうして陰陽取り交ぜておくと、からだの陰陽バランスも取りやすくなるんです。
なので、学校へ教えに行った日は、昼間は頭脳労働中心になるので、夜に軽くストレッチとかして、からだを動かすようにします。からだと頭、どちらも適度に使っておくと、よく眠れます。
宇宙にあるものすべてを陰陽に分けて考えるのが、中国古代思想の陰陽論であり、その陰陽論に東洋医学の理論体系の基盤があって、陰陽をどんなふうに使っているかは、東洋医学講座のNo.2 ・No.3 や「あらためて陰陽って何?」 でお伝えしたとおり。
陰陽の代表は、月と太陽です。月が陰で、太陽が陽。で、月の出る夜は陰となり、太陽の出る昼は陽です。夜の静けさ、暗さ、涼しさ(寒さ)は陰となり、昼のにぎやかさ、明るさ、温かさ(暑さ)は陽となります。
季節は、日の短い秋・冬が陰で、日の長い春・夏が陽。その昼夜の長さの違いをグラフ化して現わしたのが、↓この太極図の上から下へ流れる逆S字曲線なんです。
黒が陰、白が陽で、この太極図ひとつで、1年の季節変化をも示しております。黒の中の小さな白○と、白の中の小さな黒●は、「陰中陽あり、陽中陰あり」という、陰陽の関係を指しています。
中医学では、陰陽の文字を↓こんなふうに表現します。
まさに月と日(太陽)でしょ? この夜と昼のイメージから、暗い→冷たい→水→下降する・潤す・収斂する、明るい→熱い→炎→上昇する・乾かす・発散する…なんていう具合に派生して、分類されていきます。
人のからだも同じように分類されて、からだの内部・下部は陰、外部・上部は陽となります。また、四つん這いになったときに日のあたる背中側が陽で、日陰となるおなか側が陰です。気 が陽で、血・津液 が陰。五臓六腑 では、臓が陰で、腑が陽になります。
自然界で陰陽が常に変化しているように、私たちのからだの中でも、陰陽は変化しています。変化しながらバランスを取っている動的平衡の状態。西洋医学的に言えば、ホメオスタシス (生体の恒常性)ね。それがくずれたときに、病気になると考えます。
で、じっとして頭を使う状態は陰で、からだを動かす状態は陽ですから、陰陽のバランスを取るには、先に述べたようにするといいってことです。そう、静と動のバランスによる陰陽バランス。
ちなみに、女性が陰で、男性は陽です。古代、女性たちは月のパワーを取りこんで、女性的な魅力を引き出そうとしました。満月は昨夜でしたけど、まだ間に合います。女性のみなさま、月光浴してみてはいかが?
一天一笑、今日もいい1日にしましょう。
椿
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