おはようございます
一昨日、昨日とニュースになっていますので、みなさまお気づきと思いますが、ブタインフルエンザ、大変です。
メキシコに始まった今回のブタインフルエンザは、H1N1型といって、毎年のように冬になると流行るAソ連型のヒトインフルエンザと同じ型。人から人へも感染する新型インフルエンザになっている可能性が高いのです。
ニュース速報によると、27日現在、メキシコでの感染者は1300人以上で死者は103人、感染あるいは感染の疑いがある人はアメリカで20人、カナダで6人、スペインで8人、ニュージーランドで10人とのこと。まさにパンデミックの様相を呈してきています。アメリカでは緊急事態宣言が出ましたね。
日本でも緊急対応策が取られています。厚生労働省からも発表がありました→「ブタインフルエンザに対する対応について」 。各地域の対応に関しては、地元の保健所に問い合わせましょう。
桝添厚労相からワクチン製造の指示がでましたけれど、できあがるまでに半年かかり、医師や看護師などの医療従事者から優先的に接種が行われるはずです。
今のところ、死者が出ているのはメキシコだけですし、むやみにあわてる必要はありません。でも、準備はしておいたほうがよさそうです。
☆マスクを用意して、手洗いとうがいをこまめに
☆睡眠不足・ストレス過多・冷えに注意して免疫力維持
さて話変わって、東洋医学では臓器を五臓六腑と言いますが、臓腑の違いはどこにあるのか、ここでちょっと確認しておきましょう。
臓は、肉月に蔵と書くことからもわかるように、内側がなにがしかで埋められていて、この状態を「蔵す」と言います。たとえば、肝臓は「血を蔵す」と言われるように、血液を貯蔵しています。
腑のほうは、飲食物や水を通して一時的にはためているけれども、ふだんは中に何も蔵していません。これを「伝化して蔵さず」と言います。たとえば、胃には食事をすれば飲食物が入りますが、消化されれば空になりますね。
こうしてみると、解剖学的に見ても、臓と腑はそのとおりですよね。ということは、古代中国でも解剖は行われていたということになりますね。実は、解剖図のようなものもあるんです。ちょっと形は違ってたりしますけど。
五臓は、すでにお話ししてきたように、肝、心、脾、肺、腎です。臨床においては、これに心包を加えて、六臓として扱います。心包は心を守る役目を持つとして、心に対する治療をするときには、心包へアプローチします。
六腑は、胆、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦です。六腑の働きについては、次回お話しますね。
今日もいい1日になりますように。
昨日お届けしたのは金魚草。これはオダマキです。一度植えただけなのに、毎年芽を出して花を咲かせてくれます。しかも株が増えてます。種が飛ぶんでしょうね。