足が教えてくれること No.16 腰痛 | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます ニコニコ


腰痛のお客様がいらっしゃいました。ぎっくり腰に近い痛みがあるとのこと。もともと腰痛持ちさんで、それは腰椎にゆがみがあるためだとわかり、ゆがみをとるためのリハビリを受けている最中。


若いときに傷めた腰椎。若いうちは筋力もありますから、治ったようにみえてたのが、筋力の衰えとともに徐々にゆがみとなって、筋肉に負担をかけるうちに腰痛持ちになったという次第のようです。


ゆがんで狭くなっている側の筋肉が凝り固まっているので、それをほぐすようにストレッチをかける運動を、整形外科医から指示されているそうです。


痛いのが続くのはいやだから、早く治したい一心で、がんばりすぎちゃったんですねぇ。反対側の筋肉に痛みが走って、まるでぎっくり腰のような状態になっちゃった。


ストレッチは、痛みを感じる手前の、「こんなんで伸びてるのかしら?」という程度で十分。なぜなら、筋肉は、伸ばされたとき、痛みを感じたとたんに、逆に縮もうとするしくみになっているからです。


鍼灸師としては、鍼による鎮痛をはかり、おなかを温めることで血行改善(その理由はこちら→ぎっくり腰はおなかの冷えのせい?) 。 もちろん、ストレッチするときの注意もお伝えして、腹巻の着用もおススメしましたよ。


こんなとき、リフレクソロジストとしては、足の反射区チェックも忘れません。脊椎両側の筋肉の反射区は、背中のコリと痛みに足ツボ にありますが、添付した図がちょっとわかりにく~い。


ってことで、↓図をごらんください。母指外転筋が、脊柱起立筋の反射区に相当します。第1中足骨の下側にあって、足のアーチに沿ったところにある筋肉です。


春月の『ちょこっと健康術』-足底筋 ←図はクリックすると大きくなります。


腰痛があると、母指外転筋の足首寄りのところ、足のアーチが一番高くなっているあたりが硬くなっていて、もみほぐすと痛みを感じるものなんですが、お客さまも例外ではありませんでした。


背中から腰にかけて凝り固まってる場合は、足のアーチをつくっている筋肉も凝り固まってるものなんです。自分で背中はもみほぐせませんが、足ならできるでしょ? もし、こってるようなら、試してみてくださいね。


今回使った図は、↓こちらの本から拝借しました。医道の日本社から出ている『クリニカル・マッサージ』。人体の写真の上に骨やら筋肉やらが描きこまれているので、とってもわかりやすいんです。


春月の『ちょこっと健康術』-110219_012243.jpg


最新版は、CD-ROM付き。私が持っているのは古いバージョンなので、医道の日本社のバーゲンセールで、買い換えようと思ってます。からだに触れる仕事をされている方にはおススメの1冊です。


一天一笑、今日もいい1日にしましょう。


春月の『ちょこっと健康術』

紅梅


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