骨質を良くする方法とは? | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます ニコニコ


「骨粗しょう症予防には骨質も大切」「骨質を悪くする原因物質とは?」 に続く「骨質シリーズ」最終回は、骨質を良くする方法です。


キーワードは抗酸化。ということは、お肌の若さを保つ秘訣と同じ。だって、骨質を劣化させるのはコラーゲンの酸化だったでしょ?骨も皮膚も、その弾力性を保つのはコラーゲンの働きですもの。


骨質改善に必要なのは↓


1 抗酸化ビタミン(ビタミンB6、C、葉酸、E)でコラーゲンのサビを防ぐ

詳しくは、ビタミンB6・C・葉酸については「水溶性ビタミンの働き」 を、ビタミンEについては「脂溶性ビタミンの働き」 をみていただくとして、いずれも抗酸化ビタミンとしての働きを持っています。

ビタミンB6はカツオやマグロの赤身、サケ、トリ胸肉、牛レバー、豚モモ肉、ブロッコリ、アボカドなどに、

葉酸は菜の花、なばな、ホウレンソウ、枝豆、モロヘイヤ、ブロッコリ、芽キャベツ、シュンギクなどに、

ビタミンEはウナギ、ブリ、ツナ缶、カボチャ、ダイコン葉、アボカド、小麦胚芽、ナッツ類などに含まれます。

ビタミンCは「ビタミンCの正しい摂りかた」 をご参考に。


2 カルシウムでアパタイトを補強する

「カルシウムは脳にも必要?」 にも書いたように、体内にあるカルシウムの99%は骨に貯蔵されています。骨粗しょう症は、骨量が少ない、すなわちカルシウム貯蔵量が少ないってこと。カルシウム補給については、「カルシウムを摂るには?」 をご参考にどうぞ。


3 タンパク質でコラーゲンを増やす

「コラーゲンも酵素も、からだをつくるタンパク質」 ですからね。良質なタンパク質摂取は、骨質改善にも重要です。


4 禁煙する/やめられない人はビタミンCを多めに摂る

喫煙はビタミンCの消費を促して、細胞の酸化を進めてしまいます。10月から値上げされたこともありますし、この際ですから禁煙しましょう。どうしても無理…という方は、禁煙ストレスが強すぎても酸化を進めてしまうので、ビタミンCを多めに摂ってくださいね。


5 適度な運動をして、コラーゲンの善玉架橋を増やす

「子どものうちの骨づくりが大切」 でお伝えしたように、骨量を増やすために、成長期の運動は重要でしたよね?適度な運動による刺激は、コラーゲンの善玉架橋を増やすのに効果的と言われてます。ということは、おとなになってからは、骨質を良くするために、やっぱり運動は大切ってことです。


6 生活習慣病を改善する

糖尿病、高血圧、高脂血症、慢性腎臓病(CKD)、慢性肺疾患(COPD)などの生活習慣病は、酸化ストレスを発生させます。実際に、生活習慣病のある人のほうが、骨質の劣化が早いようです。まずは、生活習慣病にかからないようにすることが一番ですが、すでにかかっている場合は、抗酸化ビタミンの補給を忘れずに。


7 ストレスを解消する

ビタミンCは、ストレスによっても消費が増えますからね。


「こころを安定させる脳にいい食べ方」 と似たり寄ったりな印象です。バランスの良い食事、適度な運動、ストレス解消。摂り入れた栄養を効率よく使うには、睡眠による疲労回復も大切。健康の基本って、どれもそう変わらないのよね、やっぱり。


一天一笑、今日もいい1日にしましょう。


春月の『ちょこっと健康術』-ほおずき


↑これが、やがて↓こうなる。


春月の『ちょこっと健康術』-ほおずき


ほおずきは「鬼灯」と書きますけど、納得!ですね。


東洋医学講座の目次→満月
ツボの目次→やや欠け月
リフレクソロジーの目次→半月
妊娠・産後・授乳・子どものケアの目次→三日月
アロマセラピーの目次→新月
『養生訓』の目次→星空
体操とストレッチの目次→夜の街
からだのしくみ・食・栄養の目次→打ち上げ花火
からだの不調と対処法の目次→お月見
養生法・漢方薬・薬草・ハーブの目次→桜
ブログの目的・利用法・楽しみ方の目次は観覧車をクリック→観覧車