足が教えてくれること No.12 足の冷え | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます ニコニコ


連休で、山形にいる姪っ子が帰ってきました。一昨日は元気にしていたのですが、昨日の朝はぐったり。食欲もなく、気持ち悪いと言い出しました。ちょっと鼻声になってるし、カゼかな?という状態だけど…。


足に触れると、冷た~~~い。芯から冷えてる感じでした。背中は、胃の裏あたりがカチカチ。くびと肩もこってるし、肩甲骨の間に痛みもあると言います。そりゃ、気持ち悪くもなるよね。もともと肩こりしやすいタイプではあるけれど、いつもの感じとはちょっと違う。


「最近、何かしなかった?」からスタートして、生活の状態を聞きつつ、不調の原因をさがします。肩甲骨の痛みの出ているところをさすりながら、「なんか、腕力使って、力仕事しなかった?」とか、足の冷え具合を確認しながら、「からだ冷やさなかった?」とか。


足の冷えは、指や土踏まずでも確認しますが、「かかとを温めて腰痛予防?」 にも書いたように、かかとを手でくるむようにして、かかとの奥から感じる冷えをチェックします。もうひとつは、片足の施術が終わった時点で、まだやってないほうの足の状態をみます。


姪っ子は、足をもめば、いつもなら片方終わるころには、まだやってないもう片方も温まってしまうのに、今回は終わったほうもヒンヤリしたまま。これは、足どころか、からだの芯まで冷えてるじゃ~ん。


そうなんです。冷えがひどいときは、足の血液が心臓へ戻されて、肺をめぐって足へ再び送られても、足が温まらない。もちろん心臓は温かいので、心臓を出てすぐの血液は温かいはず。じゃ、どこで冷やされるのか?おなかを通って足へ下りてくる途中でしょ?それだけ下半身全体が冷えてるってことよね?


話を聞けば、先週、雨の中3日間、稲刈りをしたんだとか。機械じゃなく、手で。しかも、お風呂で温まることもしなかったとか。あ~あ、そりゃ、冷えるよねぇ。稲刈りのあとで、ひどい下痢もしたんだとか。当然でしょ。若さにかまけて、そんなことするなんて、からだがかわいそう。無謀ってもんです。


足にはお灸もして、からだ全体をほぐしましたよ。それでようやく顔色もよくなったので、温かいお茶を飲ませ、マッサージクッションでおなかの冷え解消 させたら、食欲も戻りました。


追いだき機能がついていないため、どうしてもお風呂タイムが短めになってしまう姪っ子。でも、さすが温泉地の山形、無料の足湯が近所にある言うので、そこへ「1週間は毎日通え」と言い渡しました。もちろん冷たいものは、飲み物も食べ物も禁止。


さらに、腹巻とレッグウォーマーの装着と、寝っ転がっての自転車こぎ運動も指示。股関節を動かすと、「股関節運動で下腹部の冷え予防」 にあるように、下腹部の血流改善になりますし、「手っ取り早く温まるには…太い筋肉」 でお伝えしたように、からだが温まりますからね。


みなさんも、冷えには十分注意してくださいね。一天一笑、今日もいい1日にしましょう。


春月の『ちょこっと健康術』-イチジク


東洋医学講座の目次→満月
ツボの目次→やや欠け月
リフレクソロジーの目次→半月
妊娠・産後・授乳・子どものケアの目次→三日月
アロマセラピーの目次→新月
『養生訓』の目次→星空
体操とストレッチの目次→夜の街
からだのしくみ・食・栄養の目次→打ち上げ花火
からだの不調と対処法の目次→お月見
養生法・漢方薬・薬草・ハーブの目次→桜
ブログの目的・利用法・楽しみ方の目次は観覧車をクリック→観覧車