子どものうちの骨づくりが大切 | 春月の『ちょこっと健康術』

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中高はバスケットボール部でした。身長が高くなるかな~と思って入ったんだけど、遺伝子には逆らえなかった(笑)。その昔、ジャンプ系のスポーツは背が伸びるって、まことしやかに言われてたもんで、期待しちゃったんですよね。


でも、骨は丈夫になったみたい。その後スキーでどんなにひどい転びかたしても、一度も骨折したことがありませんから。実際、骨粗鬆症予防の研究で、成長期に運動したかどうかで、骨粗しょう症になりやすいかどうか、違ってくるという研究結果が出ているようです。


骨粗しょう症の予防には二通りあって、ひとつは骨量を減らさないこと、もうひとつは若いうちにできるだけ骨量を高めておくこと。人の骨量は、18歳をピークに、どうしたって老化によって減ってしまうもの。なので、子どものうちから骨量をたくわえておくのが、もっとも有効であると考えられるようになりました。


遺伝学的に体質の同じ一卵性双生児でも、食習慣や運動習慣によって骨量は異なってきます。思春期に骨量が増えるスピードは、老化で骨量が減るスピードの3倍。ということは、この時期に食事や運動によって骨量を増やしておくと、あとあと助かることになるんです。


それだけじゃありません。近年、子どもの骨折も増えてきているといいます。骨折しやすい子どもの将来は、推して知るべし。骨量を増やす努力が必要です。それには、食事と運動が大切。カルシウム摂取を増やすだけじゃだめなんですね。


骨量増加に必要なものは、

① 成長ホルモン、甲状腺ホルモン、男性ホルモン、女性ホルモンなどの分泌

② 運動による骨に対する負荷

③ 栄養バランスのとれた食事

④ 精神的な安定


骨をつくるには、カルシウムのほかにも、タンパク質、ビタミンD、適度な量のリンなどが必要と言われます。リンの摂取が不足することはまずありません。反対に摂取過剰にならないように気をつける必要があります。脂肪も、摂取が少なすぎると、胆汁分泌が減って結果的にカルシウムの吸収が悪くなるようですし、ホルモンやビタミンDの材料となるコレステロール不足を招きます(→コレステロールが不足すると )。


なので、とくに思春期に、やせたいから食事を制限するなんていうのは、骨をスカスカにしてしまうことになるんです。骨はカルシウムの貯蔵庫であって、必要に応じてカルシウムイオンとして血液中に放出されるようになっています。カルシウム不足は、骨折しやすくなるだけでなく、神経の連絡や心臓の拍動にまで影響する。やせたいと思うなら、運動するのが一番ですね。


次回は、骨づくりに重要なカルシウムについて、もう少し詳しくお話しましょう。参考とさせていただいたのは、「成長とカルシウム」  「成長期の骨量と運動」  「食品とカルシウム吸収について」  「骨粗しょう症ホームページ」 でした。


一天一笑、今日もいい1日にしましょう。


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