おはようございます
昨日の「梅核気の食養生」 に続いて、今日は手当てに使うツボをまとめておきますね。「のどの異物感、梅核気の解消法」 にも載せてはいるんですが、追加もありますので、あらためて。
梅核気そのものへの手当てとしてよく使われるツボは、↑図の青字で書かれているものです。
天突(てんとつ)
胸骨上端のくぼみ(頸窩)中央にあるツボ。経脈 には、正経十二経脈 のほかに、からだの正中線上を通るものが2本あるんですが、天突は、おなか側を通る任脈に属しています。「風邪や喘息の咳に」 でもご紹介しているように、咳やのどのイガイガにも使います。
だん中(だんちゅう)
乳頭を結ぶ線と正中線との交点にあるツボ。天突と同じく、任脈のツボです。詳しくは「呼吸器や精神神経症状を楽にするツボ」 にあります。
期門(きもん)
乳頭の真下、第6肋間にあります。足厥陰肝経 の募穴 であり、原穴 である太衝 や背兪穴 である肝兪 とともに、肝 をととのえるのに使われます。
内関(ないかん)
前腕の手のひら側、手首のシワから指幅3本分(2寸)上にあります。手厥陰心包経 の絡穴 であり、乗り物酔いを軽くするツボ でもありますが、合谷 や足三里 とともに、気 の流れをよくするのに使われるツボです。
豊隆(ほうりゅう)
↑図には入ってませんが、下腿にある「去痰の要穴」です。詳しくは「痰湿を取り去るツボ」 および「豊隆のみつけ方」 をごらんくださいね。
一度に全部はちょっと大変であれば、天突かだん中の反応の強いほうを中心にして、期門か内関または合谷あたりをときどき手当てしましょう。豊隆は、のどのつまり感が強く、手足のむくみもひどいときに加えるといいかな。
肩の力を抜いて、ゆったりした気分で手当てしてくださいね。ストレス解消も忘れずに。
一天一笑、今日もいい1日にしましょう。
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