のどの異物感、梅核気のツボ | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます ニコニコ


昨日の「梅核気の食養生」 に続いて、今日は手当てに使うツボをまとめておきますね。「のどの異物感、梅核気の解消法」 にも載せてはいるんですが、追加もありますので、あらためて。


春月の『ちょこっと健康術』-梅核気ツボ ←クリックすると大きくなります。


梅核気そのものへの手当てとしてよく使われるツボは、↑図の青字で書かれているものです。


1 天突(てんとつ)

胸骨上端のくぼみ(頸窩)中央にあるツボ。経脈 には、正経十二経脈 のほかに、からだの正中線上を通るものが2本あるんですが、天突は、おなか側を通る任脈に属しています。「風邪や喘息の咳に」 でもご紹介しているように、咳やのどのイガイガにも使います。


2  だん中(だんちゅう)

乳頭を結ぶ線と正中線との交点にあるツボ。天突と同じく、任脈のツボです。詳しくは「呼吸器や精神神経症状を楽にするツボ」 にあります。


3 期門(きもん) 

乳頭の真下、第6肋間にあります。足厥陰肝経募穴 であり、原穴 である太衝背兪穴 である肝兪 とともに、 をととのえるのに使われます。


4 内関(ないかん)

前腕の手のひら側、手首のシワから指幅3本分(2寸)上にあります。手厥陰心包経絡穴 であり、乗り物酔いを軽くするツボ でもありますが、合谷足三里 とともに、 の流れをよくするのに使われるツボです。


5 豊隆(ほうりゅう)

↑図には入ってませんが、下腿にある「去痰の要穴」です。詳しくは「痰湿を取り去るツボ」 および「豊隆のみつけ方」 をごらんくださいね。


一度に全部はちょっと大変であれば、天突だん中の反応の強いほうを中心にして、期門内関または合谷あたりをときどき手当てしましょう。豊隆は、のどのつまり感が強く、手足のむくみもひどいときに加えるといいかな。


肩の力を抜いて、ゆったりした気分で手当てしてくださいね。ストレス解消も忘れずに。


一天一笑、今日もいい1日にしましょう。


春月の『ちょこっと健康術』


東洋医学講座の目次→満月
ツボの目次→やや欠け月
リフレクソロジーの目次→半月
妊娠・産後・授乳・子どものケアの目次→三日月
アロマセラピーの目次→新月
『養生訓』の目次→星空
体操とストレッチの目次→夜の街
からだのしくみ・食・栄養の目次→打ち上げ花火
からだの不調と対処法の目次→お月見
養生法・漢方薬・薬草・ハーブの目次→桜
ブログの目的・利用法・楽しみ方の目次は観覧車をクリック→観覧車