【帚木205-1】「思ひやる」という語のとらえ方☆
夏休みですねー!通知票どぉでしたか(;゚;∀;゚;)?
昨日更新したつもりが、なんか時間帯を間違えてておかしくなってましたぁ^^;
スミマセン><。
このブログは、難関大学受験から初歩の初歩まで、
古文を勉強していく方ならどなたでも、
「ふ~ん!」って思ってもらえる箇所があるように、
読み応えのある記事を心がけています
まずは、今回出てきた古文単語を押さえていきましょう!
(o^-')b
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
■【さすがに】…そうはいっても、やはり
■【わが】…自分が、私が
■【見捨つ】…見捨てる
■【てむ】…きっと~てしまうような(確述用法)
※【て】…強意の助動詞「つ」の未然形
※【む】…婉曲の助動詞「む」の連体形
■【さへ】…~までもが(添加)
■【なむ】…強調の係助詞
■【思ひやる】…思いやる、気を配る
■【後見る(うしろみる)】…世話をする
■【たり】…完了の助動詞「たり」の連用形
■【し】…過去の助動詞「き」の連体形
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今日の古語詳解は、「思ひやる」について☆
では行ってみよ~♪
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「思ひやる」という古語☆
今回はフツーに、「思いやる」という訳出で自然に意味がつながっていきますが、
古語辞典には、けっこう重要古語として出ています。
【思ひ遣る(おもいやる)】
①思いを晴らす、悲しみや憂いの気持ちを晴らす
②遠くへ思いをやる、思いを馳せる
③思いを遠方にいる相手のもとにやる、遠くの人を思いやる
(※『全訳古語例解辞典』小学館 より)
(((( ;°Д°))))
なんだか、つまりは、言葉通りの「思ひ」「遣る」から、
どんな「思ひ」を「遣る」のか、に焦点を絞るとこうなりますよね!
(;゚;∀;゚;)
①(悲しみ恨みなどの)思いを遣る→思いを晴らす
②(遠方、過去などへ)思いを遣る→思いを馳せる
③(遠方の人、相手に)思いを遣る→思いやる
古文単語は、
まずは、語源となる言葉の知識☆
次に、そこから肉付けして得られる古文常識☆
これって、古文の基本姿勢なんですよ♪
(o^-')b
● 本日の「源氏物語」まとめ
■帚木205(原文)
「…さすがにわが見捨ててむ後をさへなむ、思ひやり後見たりし。…」
自力での現代語訳が難しい場合は、
下のリンクも復習してね♪
● 本日の古語~過去記事リンク~
■さすがに
■てむ
■後見る
(※その他重要古語一覧はこちら )
あいでした