小生は何度も同じ新聞記事を読み返した。
どうやら確かな情報らしい。
小生はその事実に驚愕した。
小惑星から帰還した「はやぶさ2」に関する報道である。
その惑星から持ち帰った砂や石にアミノ酸が含まれている。
アミノ酸はタンパク質を構成する物質である。
生命にタンパク質は不可欠である。
遠く離れた小惑星にもタンパク質のタネとなる物質が存在することが判明したのだ。
小生はなぜ地球に生命が誕生したのかについて強い関心を寄せている。
有力な学説では水中でタンパク質が生じ、それが生命誕生に繋がったとされている。
しかし、そのタンパク質はどのようにして誕生したのかという疑問を拭えない。
先日の発見により、生命のタネとなるアミノ酸が小惑星に存在することが明らかとなった。
地球が形成される前からアミノ酸は存在していたようだ。
46億年前に地球が誕生し、岩石に包含されていたアミノ酸がタンパク質となり、生命誕生に繋がったと考えられる。
ということは生命のタネは最初から存在していたのだろう。
そのアミノ酸はいつどこで誕生したのか?
地球以外でも生命体は存在しうるのか?
新たな疑問が次々と生じる。