今まで
一生懸命に
頑張った。

でも、
当初の目標に
なかなか達しない。

精魂尽き果ててきた。

だから、
もうこのへんで
やめよう。

潔く、あきらめよう。

こんなときも
目的をもって
思考しています。



今まで
取り組んできたものを
やめることで
引き起こせることが
あります。

今までは
制限されてた
時間と労力が
解放されます。

疲れているなら
その分、休むのも
方法のひとつです。

疲労していると
楽になりたいことを
目的にしてしまうかも
しれませんからね。

単に疲れただけなら
一度離れて休んでから
また戻ってくると
同じものを見ても
違って見えたりしますから。



諦める、とは
未来に向けて
進む、ということです。

井戸を作ろうとして
ある程度掘って
水が出なければ
違う場所を掘ります。

「掘る」ではなく
「水」が目的だからです。

水が出るまでココを掘る、
という選択肢も
ありますが、
とっとと場所を変えるのも
選択肢のひとつです。

気持ちが
倦んでくるほど掘ったのなら
場所を変えると
気持ちも変わりますね。

諦める、とは
そこの先の
可能性を手放すことで、
全部の可能性を
放棄することでは
ありません。



私は
元配偶者と婚姻関係に
あった頃、

「日常が平和」が
目的でした。

「日常が平和」だと
いろいろと都合が良いですから。

でも当時は
DV・虐待する元配偶者がいるため
すぐには実現しません。

5年くらい
元配偶者が暴力しなくて済むように
いろんなケアをしたりして
本当に死力を尽くしました。

それでも暴力はなくならず
反撃がこないからか
暴力の強度と頻度は高まるばかり。

これ以上は
誰かが死なないと
止まらない、と思い
離婚こそお互いのためだと
思い当たりました。

婚姻関係がある状態での
「日常が平和」を
諦めました。

その時の
私の目的は
同じ「日常が平和」でしたが
その実現方法として
離婚することを
選びました。

選ぶ選択肢が
変わりました。



諦める、とは
選ぶことです。

選択肢のひとつを選ぶと
自動的に他の選択肢は
諦めています。

人事を尽くして
天命を待つ、のように
もう十分やったと
本気で思えたなら
次の選択に進むときです。

諦めることで
目標を新たにできます。

諦めるのは悪いこと、と
扱ってしまうと
動けなくなったりしがちですが、
約束や契約でもない限り
何も悪いことはありません。

目的を実現する方法が
変わっただけです。



何かを
諦める気持ちになったら
その先に見ている目的は何かを
ちゃんと承認したいですね。





お読みいただき、
ありがとうございます。

プロコーチ8年目、常楽でした。


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