◇再アップ記事です
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こんにちは!
のんたんです。
さて…。
以前「これって何調?」で
その曲が何調か判別する方法を書きました。
しかしこれは初級編…。
最後の音や和音で分かればいいほうで、
だいたいは
曲の途中だったりして
最後の音さえも分からないときもあります。
今回はそんなときの
【上級編】のおはなしです。
最後の音が曖昧で
でも何調か知りたい時の方法
それは…
属七の和音を
見つけること!!!
属七の和音というのは…
スケールで下から5番目の属音にお団子を作った和音です。
ソからファまでが7度なので
属七の和音
といいます。
属七の和音は
属七の和音→その調のⅠ度の和音となることが多いです。
なので
属七の和音→Ⅰ度の和音から
その場面が何調なのか判別ができます。
Ⅰ度の和音とは…
主音の上にお団子のせた和音
簡単に言えばシファソのあとドミソにいくよってことです。
→
を見つけよう〜〜〜。
どうやって
属七の和音を見つけるかというと
属七の和音の場合
お団子の下から二つ目は導音といって
高確率で半音上に上がります。
この導音を見つけたい!!!!
あと短調の場合は
導音に♯や♮(ナチュラル)がつくので
♯や♮があったら
属七の和音ではないかと
疑えます。
(しかしそうじゃない場合もあるので注意)
例えば…
ブルグミュラーの「スティリアの女」
という曲で見てみましょう
この曲は♯1つで
最後の和音もソシレの和音で終わってるので
(和音は下から読みますよ!)
ト長調だということが分かります。
でもこの部分ちょっと雰囲気が変わります。
(Youtube0:22)
ここは「シ♯ファラ→ミソ
」というカデンツがあって
(属七の和音→Ⅰ度の和音
)
レ♯が導音になっています。
なので
ここはホ短調になってるのでした。
分からなくなったら
スケールカデンツを見て
照らし合わせると良いです。
↓
ちょっとこの例は簡単でしたね(><)
とはいえ
まあ大体の人はこんなごちゃごちゃ言われなくても
なんとな〜く体感で分かってることが多いのです…。
なんで
こういうのが必要か
というと
曲を理解するため
ですね。
クラシック音楽は
亡くなった作曲家の書いた楽譜を扱うことがほとんどです。
なので
もう会話できない作曲家たちの
意思を受け継ぐために
曲の理解が必要です。
曲を理解するためには
何調か分かると便利😍
というわけで
これって何調?【上級編】でした〜〜〜。
〜まとめ〜
属七の和音を
見つける!!!
〜〜〜〜〜〜
(補足)
私は高校生のころ音大受験のために
この問題集で調判定(何調か当てる)をしていました。
これはね…
だいぶ難しい!!!
なのでここまでやる必要はなですが
音大受験をしなくても
なんとな〜く何調か分かるようになると
ピアノを弾いているときも
やりやすいのです
なぜなら
調が分かる=譜読みが早くなる!
ですからね!!!!!
ピアノ練習で調が大切な理由はこちら
これって何調シリーズはこちら
こういう勉強を「楽典」って言うんですね〜
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