Married Life
昔は「いつか王子様が」とか言ってディズニープリンセスに憧れていた私も来ない王子様、振り向かない王子様、煮え切らない王子様にだんだん痺れをきらしっていうか、王子様に幸せにしてもらうっていう発想が間違えでは?と気づくのです。そして20代半ばから徐々にパートナーとの人生を歩み出す友人たちを傍目に結婚は幸せの”ゴール”ではなく、新たな人生の”スタート”ということを教わりその新たな人生が”幸せになるか不幸になるかは、あなた次第!”というを現実を知る。裕福な家庭に嫁ぎ、経営者の夫をひたすら縁の下で支える妻も夫の転勤生活に合わせて、様々な国や環境で新しい経験を積む妻も対等な関係のパートナーと、共働きで家事や育児を助け合っていく妻も家族の大黒柱として仕事に励み、家庭を守ってくれる夫に感謝する妻もそれはそれでみんな幸せがあり、反面で悩みや葛藤もあるという現実を。どういうパートナーを選ぶか、どういう人生かを選ぶということの前に自分にとって何が幸せなのか、何がストレスかを考える必要があるということを周りのリアルな結婚生活から学ばせていただいたのです。(先陣の皆様、ありがとう)「ひとりで生きていけるふたりが、 それでも一緒にいるのが夫婦だと思う」 -眞木準 -そうして行き着いた理想の形が、これ!いつぞやのTiffany&Coのコピーがまさに私の気持ちにピッタリ。一人でもある程度生きていけるような精神的にも生活力的にももう柔ではなくなってしまった私。妥協して誰でもいいからなんて言うほど、結婚の必要性がない私。正直、今まで他人だった二人が一緒になるなんてその時点で快適なことより面倒なことの方が多いと思うし何か大きな決断をするにしても相談→合意というプロセスが増え結婚生活ってそんな綺麗ごとばかりではないと思うんです。それを踏まえても、山あり谷ありの結婚後の人生をこの人とだった生きてみたいと思えるくらいの気概がないと無理。それくらい苦労しがいのある尊敬できる相手だったりそれくらい心から大好きっていう気持ちがないと結婚なんて無理。そんなこというと、よっぽど夫が素敵な人なように聞こえるけどお互いに不完全な人間同士、もちろん毎日ずっと幸せなんてことはない。この人は鬼か、これは結婚詐欺かとか思ったりすることもたまにあるけどでもそういう喧嘩や衝突はあっても、結果的に結婚を後悔してるかと言われれば間違いなく2人(今は3人)になって、自分1人の時とは違う種類の幸せが増えている。それは、「おかえり」って迎える相手がいることとか食後に「ごちそうさま」って言ってくれる相手がいることとかテレビや映画を観ながら一緒に笑いあったり、お菓子を取り合ったりとか子どもの一挙一動をみて一緒に喜んだり、心配したり、未来のことを話し合ったり普段は優しいどころか結構厳しいけど、誕生日や母の日にはお花や手紙をくれたり。ほんと些細な瞬間ばかりなんだけど、積み重なって日々の幸せを作ってくれている。私の居場所をつくってくれている。だから、やっぱり結婚してよかったんだろうな。いつか「離婚だー」と叫ぶくらいに仲違いした時にこの文章を読んで、また頑張ろうと思えますように。