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箭内さんのコラムを読むといつも、
どうしてこうもドンピシャリな表現ができるのか
少し嫉妬してしまうくらい、この人の言葉が好きだ。



私の大好きだった広告のひとつ、
大学時代に見たフジフイルムのCMも、彼の作品。


  PHOTO IS

  PHOTO IS LOVE. 写真は愛。

  PHOTO IS YOU. 写真はあなた。

  PHOTO IS MESSAGE. 写真はメッセージ。

  PHOTO IS MEMORY. 写真は思い出。

  PHOTO IS SMILE. 写真は笑顔。

  PHOTO IS PEACE. 写真は平和。

  PHOTO IS 

起用されたキャストは 、亡きJohn LennonとOno Yoko
BGMは、初めて原曲で使用されたJohn Lennonの"Imagine"

今は亡き愛する人との大切な想い出を、蘇らせることのできる
写真という存在のもつ底力を、完璧なまでに引き出したCMだった。



  写真は、きっと撮り手の素敵な視点であり、
  一瞬を永遠にする魔法でもある。

  僕は明日が来ないかもしれないから撮るだけ。
  目の前の大好きな人たちを。下手くそなんて関係ない。

  僕は焦っている。  

  みんな明日が来るって思い過ぎなんだ。

  私にとって写真とは、 家族の記憶を留めるもの。

  写真はすべての人のもの。

  PHOTO IS いまを生きること

  PHOTO Is  advertising

  写真は、愛を広告する。

箭内さんのつくるメッセージは
その商品の価値を世の中へと広く深く告げていく、まさに「広告」だ。



久しぶりこの人の言葉に触れて
これまで書き貯めた言葉、撮り貯めた写真、考え貯めた企画、
そういうものは大切に自己満足の作品としてしまっておくよりも
もっと発信して自分を曝け出していくのも、30代の楽しみかもしれないなぁと思う。


言葉を書くことも、写真を撮ることも、企画をつくることも
基本的には自己満足がベースとなる、世の中を味わい深くするための行為だと思う。
でも、人の目に触れて、共感されたり批判されたり評価されることで
初めてそこに”価値”や”チカラ”というものが加わってくるような気がするから。