まずは皆さんに、
お知らせを☆
6月15日(土)、
横浜で開催される、
新時代『令和』初の、
ビッグイベント☆
【運命の天岩戸が開く時
~八百万の神喜劇&荒川祐二、すみれちゃん講演会~】は、
招待者席や関係者席も、
一般解放する形で、
限界まで、
増席に増席を、
重ねてきましたが、
本日一般・子ども席、【完全ソールドアウト】となりました☆
参加される方は、
今から楽しみに、
その日をお待ちください☆
↓↓↓↓↓
☆『運命の天岩戸が開く時』ドリームシートのお申し込みはこちらをクリック☆
↑↑↑↑↑
そして今日は、
『スサノオとタケミナカタの真実を巡る旅』。
4話目.タケミナカタが呼んでいる
5話目.タケミナカタの叫び
6話目.神は人の敬によりて…
7話目.最強の武神再び…
8話目.伝説の星の神
10話目.タケミナカタとは何者か?
11話目.日本史上初の王、再び…
タケミナカタさんの父であり、
国譲りの伝説の主役、
オオクニヌシさんに会いに、
この日僕は、
出雲大社へとやってきた。
オオクニヌシさんの奥さん、
スセリ姫さんにご挨拶をし、
オオクニヌシさんの居場所を伺う。
あ「いつも突然すみません。
オオクニヌシさんは、
どちらへいらっしゃいますでしょうか?」
スセリ姫「遣いの子に、
案内させるね。
きっと稲佐の浜だと思うけど。
お~い!」
カエル「こっちでげす。
ゲコゲコ…」
…そうして眷属のカエルさんに、
案内された、
稲佐の浜。
海は荒れていた。
国譲りを迫った時も、
こんな荒れた天気だったのだろうか。
そのことを思いながら、
僕は裸足になり、
この稲佐の浜の地を、
ゆっくりと踏みしめた。
その時だった。
オオクニヌシ「………」
オオクニヌシさんが、
僕らの前に姿を現した。
あ「オオクニヌシさん、こんにちは…」
オオクニヌシ「………」
オオクニヌシさんの、
いつもの無口さは変わらないはずなのだけど、
ただこの日の、
オオクニヌシさんは、
いつもより少し雰囲気が違っていた。
どこかその表情に、
悲しみの色が見えるのだ。
オオクニヌシ「………。
…風が…泣いている…」
オオクニヌシ「貴方が…、
タケミナカタの真実を、
知ろうとしていることは知っている」
あ「…はい…。
古事記に描かれている国譲りの物語…、
その物語の真実を、
確かめたくて…」
そう言った僕に、
オオクニヌシさんは突如、
いつもの優しい目とは違い、
僕を強く見つめながら言った。
オオクニヌシ「…貴方たちは、
何も知らない…」
あ「…ど…どういうことでしょうか…?」
オオクニヌシ「なぜ彼らだけが、
護国の責務を一身に負い、
知られもせぬまま、
国の礎と、
あり続けねばならぬのか?
なぜ父である私が、
未だに表の世界で、
のうのうと人々の崇敬を集める神として、
存在しているのか?
…そんなもの、
すべて彼らの犠牲の上に、
成り立っていることではないか…」
あ「…彼ら…?」
オオクニヌシ「私は…、私は…、
父として彼らに…、
何もしてやれることが出来ないのか…?」
辺り一面を雲が覆い、
急速に風が吹き、
海がさらに荒れ始めた。
オオクニヌシ「コトシロヌシ…。
タケミナカタ…」
あ「…コトシロヌシ…?」
不意をつくようにオオクニヌシさんの、
口から出たその名前を、
僕は知っている。
オオクニヌシさんがタケミカヅチさんに、
国譲りを迫られた際、
オオクニヌシさんは言った。
「私はもはや国の統治を、
息子に任せて隠居した身。
息子のコトシロヌシと、
交渉してほしい」と。
その言葉に対して、
タケミカヅチさんは、
即座にコトシロヌシのもとへと赴き、
同様に国譲りを迫った。
その時、
コトシロヌシは、
タケミカヅチさんに恐れをなして、
即座に国譲りを承諾すると共に、
『天の逆手』と言われる、
手の甲を逆にして柏手を打ち、
その身を海の中へ、
投じたという。
どこか情けない神として描かれた、
このコトシロヌシの伝説は、
一体何を意味しているのか?
そして、
オオクニヌシさんの言う、
『犠牲』。
その言葉を、
思い浮かべたその瞬間、
足もとに海の冷たさを感じると共に、
鮮明に浮かんできた。
それは津波が、
街を破壊し尽くす、
光景だった。
コトシロヌシさんを思い浮かべた時に、
この津波のビジョンが浮かぶことは、
どういうことなのか?
この『平成』の時代の終わりに、
隠された二柱の神の、
叫びが聴こえる。
スサノオと行く生と死の女神、菊理媛(ククリヒメ)を巡る旅 1,836円 Amazon |
スサノオと行く瀬織津姫、謎解きの旅 1,728円 Amazon |
神さまと友達になる旅 1,836円 Amazon |
―――――――――――――