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荒川祐二&Teamスサノオです☆

 

 

 

 

 

 



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そして、

 

今日から始まる、



新たなる旅シリーズ、

 

『スサノオと嘆きの巨神を巡る旅』。

先日開催した、

 

『出雲&宮島 神在月大型ツアー』を、

 

終えた後のこと。

僕は帰り道スサノオさんと、

このツアーのことを、

 




振り返りながら、

 

ゆっくりと話をしていた。

 

 

 

 



あ「いやぁそれにしてもやっぱり、

 

『神在月の出雲』は、

 

壮観でしたね」

 

 

 

 

 

 

ス「そやろ?

 

まぁ一年のこの時期の出雲だけしか、

 

見られへん光景やからな。

 

 

『神在月』の始まりは、

 

 

元々はこの国を築いた王、

 

オオクニヌシが、

 

 

天上界の神々に国を譲って、

 

一線を退いたその時に、

 

 

最高神 アマテラスから、

 

『私の子孫に国を譲る代わりに、

 

あなたには天をも貫く、

 

大神殿を授けましょう。

 


そして、


幽(かく)れたる世界(目には見えない世界)の、

 

神々の事を治めなさい』という、

 


言葉を授かったことから、

 

始まった。

 

 

以来この時期(旧暦の10月)の出雲には、

 

全国から八百万の神々が集まって、

 

 

人の目には見えない世界である、

 

来年の『縁結び』の話をするっていうな」

あ「いやぁ、本当に。

 

オオクニヌシさんを中心に、

 

 

あそこまで八百万の神さまたちが、

 

ズラッと並ぶ光景を、

 


拝むことが出来たのは、

 

本当に財産です」

あ「何だかこの光景を、

 

思い出すだけで、

 

来年の一年が楽しみになりますね」

 

 

 

 

 

 

ス「それはええこっちゃ」

 

 

 

 

 

 

 

 

あ「でも…」

 

 

 

 

 

 

 

ス「……?」

 

 

 

 

 

 

 

あ「…いや、僕の気のせいだったら、

 

すいません…。

 


何でしょう…。

 

もちろん全員を迎え入れるホスト役、

 

ということもあるのでしょうが…。

 

 

オオクニヌシさん…、

 

何だか元気がなかったような…

ス「………」

 

 

 

 

 

 

あ「いや…もし、

 

間違っていて、

 

失礼だったらすいません…。

 

 

確かにオオクニヌシさんも、

 

嬉しそうだったんですよ。

 


たくさんの神さまも人も、

 

この出雲の地に、


集まっている光景を見て

あ「でも、何て言うんでしょう…。

 

 

ふとした時の表情が、

 

どこか寂し気だったと言うか…」

ス「………。

 

…お前も気付いたか…

 

 

 

 

 

 

あ「…え…?」

 

 

 

 

 

 

ス「あいつがな、

 

オオクニヌシがな、

 

神在月にそんな表情を見せるのは、

 

今に始まった話じゃない。

 

 

何ならこうして、

 

八百万の神々がこの出雲の地に、

 

集結することが始まったその時から、

 

 

ずっとあいつは、

 

ふとした時に、

 

その表情をする。

 

 

そしてその理由を、

 

俺たち神も全員が、

 

分かっている」

 

 

 

 

 

 

あ「…ど、どういうことでしょう…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「お前もさっきな、

 

 

『八百万の神さまたちが、

 

ズラッと並ぶ光景を、

 

拝むことが出来たのは、

 

本当に財産』やと、

 

言ったやろ?

 

 

あの場にいてない神がいることに、

 

気が付かんかったか?

 

 

『お前も知っている神』や

 

 

 

 

 

 

 

 

あ「…あの場にいない神…?

 

で、僕も知っている神さま…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

…そうして僕は、

 

少しおぼろげながらも、

 

記憶を頼りに、

 


当時の光景を、

 

思い返してみた。



そしてそこに確かに、

 

その場にいない神が、

 

いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…その名は、

 

『封印されし強すぎた神』、

 

タケミナカタ。

…そう。






 

確かに僕の記憶では、

 

タケミナカタさんは、

 


あの神在月の出雲の地には、

 

いなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

…しかし、

 

一体なぜ…?

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「古事記の『国譲り』の時の物語を、

 

よぉく思い出してみ」

あ「古事記の…、

 

『国譲り』の時の物語…」

 

 

 

 

 

 

ス「…かつてオオクニヌシは、

 

『史上初の王』として、

 

この国を築いた。

 

 

しかしその後、

 

天上界の神々から、

 

この国を譲ることを求められ、

 

 

『後に』オオクニヌシは、

 

それを承諾し、

 

『幽(かく)れたる世界(目には見えない世界)の王』となった。

 

 

しかしこれは、

 

言葉にすると簡単やけど、

 


この『後に』という言葉の間に、

 

一体何があった?

 

 

それぐらい、

 

お前も分かるやろ?

 

 

 

 

 

 

あ「………。

 

天上界の神々に、

 

抵抗した地上界の神が…いました…」

 

 

 

 

 

 

ス「…そう。

 

それが、タケミナカタ。

 

 

オオクニヌシの息子であり、

 

かつての、


『地上界最強の神』…」

ス「しかし天上界の神々が派遣した、

 

『高天原最強の武神』、

 

 

タケミカヅチとの争いに敗れた、

 

タケミナカタは出雲から、

 

諏訪(長野)の地まで逃亡し、

 

 

そこである言葉を言い放って、

 

命乞いをしたと、

 

言われている。

 

 

その言葉とは…

 

 

 

 

 

 

あ「………」

 

 

 

 

 

 

ス「『故、追ひ往きて、

 

科野国の州羽の海に迫め到りて、

 

殺さむとしたまひし時、

 


建御名方神白しけらく、

 

『恐し。我をな殺したまひそ。

 

此の地を除きては、他処に行かじ』」

 




あ「…はい…」





ス「これを現代の言葉にするならば、

 

『敗北を悟って逃げ去ったタケミナカタを、

 

タケミカヅチは追いかけた。

科野国(=信濃国)の州羽(=諏訪)の海まで逃げた、

 

タケミナカタを追い詰めて、

 

殺そうとしたとき
 

タケミナカタが言った。
 


『参りました。
 

どうか殺さないでください。
 

もう私は金輪際、

 

この諏訪の土地からは出て行きません』と…」

 

 

 

 

 

 

あ「………」

 

 

 

 

 

 

ス「そうしてタケミナカタは、

 

その時以来、

 

諏訪の地を出ることが叶わず、

 

 

この神在月の全国から、

 

神々が集うこの時期でも、

 

諏訪の地を離れられていない…」

 

 

 

 

 

 

あ「…そ、そのことを分かっているから…、

 

オオクニヌシさんは、

 

ふとした時に、

 

あんな悲しげな表情をする、

 

ということなのでしょうか…?」

 

 

 

 

 

 

ス「…あいつ(オオクニヌシ)なりに、

 

心を痛めてるんやろう…。

 

 

『自分がタケミナカタを頼らずに、

 

国譲りの決断を早めていたならば、

 

辛い思いをさせなくて、

 

済んだのかもしれない』と…。

 

 

何と言っても、

 

大切な、大切な、


自分の息子やからな…

あ「………。

 

…どうしたら、

 

タケミナカタさんが、

 

この神在月のこの時に、

 

他の神さまたちと同じように、

 

 

この出雲の地に来ることが、

 

出来るのでしょうか…?」

 

 

 

 

 

 

ス「…さぁな。

 

その道筋を見つけることが出来るのも、

 

解決の糸口を手繰り寄せるのも、

 

 

それは『今』を生きている、

 

人間しか出来ないことや。

 

 

ただ今まで、

 

俺とお前がやって来たように、

 

 

正しき歴史を知り、

 

正しき形でそれを、

 

伝えることが出来たのなら、

 

 

きっとそこには、

 

新しい未来への足掛かりがあるはず…。

 

 

それをオオクニヌシも、


タケミナカタも、

 

今、必要としてるんやろ」

 

 

 

 

 

 

 

 

…。

……。

………。

…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

…神さまの鼓動と、

 

嘆きが聴こえる…。

 

 

 

 

 

 

 

 

…遠い諏訪の地で今、

 

『封印されし強すぎた神』、

 

タケミナカタは何を思うのか…?

…そしてこの新たなる旅の先には、

 

一体どんな未来が待っているのか…?

 

 

 

 

 

 

 

『スサノオと嘆きの巨神を巡る旅』は、

 

日本史上初の王であり、

 

 

タケミナカタの父 オオクニヌシの、

 

遠く諏訪の地を見据える、

 

悲しみの目とともに、

 

 

ゆっくりとその幕を開ける。

【お知らせ】

通常旅シリーズは、

 

旅に出るだけではなく、

 

 

その前段階と、

 

間、間での、

 


膨大な資料の読み込みと理解を以て、

 

始まって参ります。

 

 

まだ菊理媛を巡る旅が、

 

先月終わったばかりで、

 

日が浅いため、

 

 

旅のスケジュールも、

 

固められておりません。

 

 

温かい目で、末永く、

 

この新しい旅シリーズ、

 

 

『スサノオと嘆きの巨神を巡る旅』を、

 

見守って頂けましたら幸いです。


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